「名刺がない=名乗れない」プレッシャー

取材ライターとして初めての現場が決まったとき、最初に悩んだのが「名刺どうしよう問題」でした。
取材先での名刺交換は当たり前。わかってはいましたが、いざネットで名刺の作り方を調べても、なんだか難しそうで思わず手が止まります。
しかし、迫り来る取材の日に間に合わせなければいけないため、悩んでいる時間はありません。とりあえずの応急処置として、コンビニでプリントできる名刺作成サービスを利用しました。
ただ、取材の機会が増えるにつれ、取材相手の方にペラペラの即席名刺を渡すのも申し訳なくなってきたのです。また、ひとつの現場で何枚も名刺を渡すような場面も出てきたため「もっとちゃんとした名刺を持ちたい」と思うようになりました。
そこで「今すぐ・簡単に・それっぽく見える名刺を作りたい!」と探して、たどり着いたのがCanvaです。
Canvaってどんなサービス?

Canvaとは、誰でも簡単におしゃれなデザインが作れるオンラインツールです。名刺やチラシ・SNS画像・プレゼン資料など、あらゆる用途のテンプレートが揃っています。
無料プランでもかなり充実していて、使える素材も多いのが特徴です。有料素材が使用できるプレミアム機能は、初回のみ30日間無料で使えます。
また、初心者でも直感的に操作できるのが魅力です。特別なソフトもいらず、ブラウザやアプリで完結できるため、ライター業の合間にもサクッと作業ができます。
私は、名刺のデザインをスマホのみで仕上げました。場所を選ばずに名刺が作れるって、フリーランスには本当にありがたいっ!
取材ライターにふさわしいデザインって?

名刺のデザインって、実は「その人の仕事スタイル」がにじみ出る部分だと思います。
取材ライターの場合は、特に「丁寧なコミュニケーション」「誠実さ」「信頼感」といった印象を持ってもらえることが大切なのではないでしょうか。
そのため、派手すぎるデザインよりも、清潔感のあるレイアウトや読みやすいフォント選びがポイントです。加えて、肩書きや連絡先がすぐに伝わるようなシンプルなデザインの方が良いかもしれません。
私は、シンプルなテンプレートをベースに、パッと見て「この人はライターなんだな」と意識してもらえるよう、ワンポイントのマークを入れてカスタマイズしました。
名刺作りの流れを紹介!

私が実際にCanvaで名刺を作った流れをご紹介します。
テンプレートを選ぶ
まずは「名刺」と検索して、気に入ったテンプレートを選びます。
シンプル系やカラフル系・ビジネス系・クリエイティブ系など、種類が豊富にあって迷ってしまいました。今回はビジネス感が強すぎない、落ち着きと柔らかさを意識したくすみカラーのシンプルなデザインをチョイスっ!
テキストを自分仕様に
テンプレートのテキストを編集して、自分の情報を入力します。
私は以下の情報を名刺に組み込みました。
- 名前
- 肩書き(Freelance Writer)
- 電話番号
- メールアドレス
- HPのURL
- SNSアカウント
肩書きはちょっと悩みましたが「この仕事をやっていくと決めたなら、堂々と書くべき!」と自分を奮い立たせ記載しました。
フォント・色の調整
自分らしさを出すために、フォントや色味を微調整しましょう。Canvaなら、フォントも色もワンクリックで変えられるため気軽にいろいろ試せます。
私は少し丸みのあるフォントにして、柔らかい印象にしてみました。
保存&印刷へ
完成したデザインは、Canvaからそのまま印刷発注が可能です。紙質や名刺の印刷枚数などを選択し、発注しましょう。
名刺を持つと、心構えが変わる
Canvaを利用し完成した名刺を手にした瞬間「私はライターなんだ」と不思議な自信が湧いてきました。
初めての取材現場でも、名刺を差し出すことで会話がスムーズになったり、相手に安心してもらえたり。Canvaのおかげでライターとしてのスタートに弾みがついたのです。
そのほかにも「作っておいて本当によかった!」と思う瞬間が何度もありました。
取材デビューを控えた方、これからライターとして活動していきたい方は、プロに頼らずとも手軽に名刺が作れるCanvaで名刺作りに挑戦してみてください。きっと小さな名刺が、あなたの背中を押してくれるはずです。
この記事を書いたライター

清水華那
占い師の顔も併せ持つフリーライター。エンタメに関する記事を多く執筆。SEO、現地取材、シナリオ作成などが得意。会社員から副業期間を経てフリーランスへ転身。今後はフットワークの軽さを武器にさまざまなことに挑戦したい。わかりやすく、読...