最初の一歩はどこから?初心者におすすめのWebライターの始め方

最初の一歩はどこから?初心者におすすめのWebライターの始め方

Webライターになろうと考えている方は、まずは仕事を開始する手順や副業から専業に移行するタイミングの事例を把握しておくと役立ちます。

一般的な始め方は、以下のようなパターンに分かれます。

  • Webライターを始めるタイミングの選択肢
    ●今の仕事を辞めて、すぐにライティングの仕事を始める
    ●一度仕事を辞めて、スクールや講座で基礎を学んでから始める
    ●本業を続けながら、並行してスクールや講座を受講する



  • 専業・副業としての取り組み方
    最初から専業Webライターとしてスタートする
    ●副業から始め、軌道に乗ったら専業に切り替える
    あくまで副業として継続し、専業化は目指さない


それぞれの方法にはメリット・デメリットがあります。

たとえば、スクールや講座を受講すれば基礎力がしっかり身につきますが、受講料が必要です。逆に、独学であれば費用はかかりませんが、正しいスキルが身についているか自己判断が難しい面もあります。

自分の経済状況や生活スタイル、将来的な目標をふまえて、無理のない始め方を選びましょう。

「文章力がある=Webライターに向いている」は大きな勘違いだった

「文章力がある=Webライターに向いている」は大きな勘違いだった

私がWebライターを開始する前にやってしまった勘違いは、「自分には文章力があるから、Webライターが向いている」という思い込みです。

Webライティングを始めようと思う人のなかには、私のように「文章を書くのが好き」「自分の文章力に自信がある人」という人も少なくないでしょう。

その逆で、在宅でできる仕事としてWebライティングに興味がありながらも「昔から作文とか書くの苦手だから」という理由で、Webライティングを避ける人もいます。

しかし、Webライティングにおいては私のようなタイプが失敗しやすく、文章を書くのが苦手な人ほど向いているのかもしれません。

私のように「文章が好き」「得意」と思っていたタイプの人が陥りがちな誤解を、以下にまとめました。

  • 昔から文章を書くのが好きだった
  • 学生時代、国語、作文が得意だった
  • ブログなどで文章を書くのに慣れている
  • ネットに発表した文章を面白いと高評価をもらうことが多い


上記のようなタイプは、文章を書くのに慣れているので、それで報酬がもらえるWebライティングは自分に向いている仕事と思い込んでしまいます。

しかし、Webライティングの世界において、従来の文章スキルは役に立つとは限りません。

Webライティングで要求されるポイントは、簡潔で読みやすい文章で情報を伝えることです。また、多くのユーザーを獲得する拡散力も必要とされています。

ユーザーが希望していることは、自分が希望している情報を手間をかけずに入手することです。しかし、ユーザーが検索をして見つかったサイトに、妙に気取った文章、難解な言葉が羅列した文章が載っていたら、それだけですぐに別のサイトに移動するでしょう。

それに対して文章を書くのが苦手な人は、最初から自分の文章力に頼っていないためWebライティングという業務の客観視が可能です。「WebライティングおよびWebライターとはどういった業務なのか」「何を求められているのか」といったことからスタートするため、論理的にライティングを進められます。

下手に文章力があると、Webライティングの基礎などを考えずに「自分の文章力で読ませる記事が書ける」とかつての私のように勘違いするパターンが少なくありません。

実際に私は、「文章力だけでやっていける→いきなり専業になる→仕事が受注できない→収入が途絶えてしまう」という悪循環に陥ってしまいました。

Webライターを目指すなら、「文章力」よりも「ユーザー目線の情報整理力」と「基本の型を守る力」が必要です。自信がある人ほど、一度立ち止まって見直してみることをおすすめします。

適切なWebライター開始のタイミング

適切なWebライター開始のタイミング

Webライティング初心者が、ライティングを開始するのは、どのようなタイミングが適切なのでしょうか。

最もおすすめなのは「スクール・講座に通って基礎をしっかりと学び、そのあとに開始する」ことです。スクール・講座であればその道のエキスパートから丁寧でわかりやすい指導を受けることが可能です。修了後のアフターフォロー、仕事の紹介なども受けられます。

また、スクール・講座によっては受講者同士の交流も活発なところもあるため、横のつながり、人脈が構築できるのもメリットです。それが後になって、仕事の紹介などにつながる可能性もあります。

スクール・講座を受講する際のパターンは「仕事を続けながら受講する」「退職して受講だけに専念する」があります。しかし人によってはスクール・講座を受ける経済的な余裕がない人もいるでしょう。

そんな人は副業としてとりあえず開始してみるという手段もあります。副業であれば本業でしっかりと収入を得ているため、生活の心配をする必要がありません。

副業で開始する場合の注意点は、次の章で説明します。

Webライティングを開始する際の注意点

Webライティングを開始する際の注意点

Webライティングを開始する際の注意点について説明します。

単価の低すぎる案件はなるべく避ける

副業・専業どちらにもあてはまる注意点ですが、単価の安すぎる案件を引き受けるのはやめましょう。Webライティング開始時は実績がないために、案件の受注がなかなか実現しません。そのため、初心者でも取りやすい単価が低い案件を引き受けがちです。

初心者は経験がないために単価の相場がわかりません。「自分は初心者だからこのくらいが相場か」と思い込んでしまう傾向があります。その結果、低単価ばかりの受注が当たり前になってしまいます。

低単価案件と呼ばれるものは、1文字0.1〜0.2円です。副業として小遣い程度にWebライティングをやっていければいいと思っている人、あるいは報酬は度外視してWebライティングを経験してみたいという人であれば、低単価でも問題ないでしょう。

しかし、副業でもしっかりと稼ぎたい人、副業から専業へと移行しようと計画している人は、仕事が受注しづらくでもなるべく最低でも1文字0.4〜0.5円の案件を狙うようにクセを付けておきましょう。

0.1円などの低すぎる案件の場合、苦労の割に報酬が少なすぎるため達成感が得られません。それが続くと、Webライターは労力かかるだけでぜんぜんお金にならないと思い込んでしまい、Webライターの道を諦めてしまう例もあります。

少しでも達成感、手応えを感じるためにもなるべく1円に近い単価の案件を狙いましょう。

フィードバックのあるクライアントを探す

低単価の案件でありがちなのが、フィードバックがないことです。ただ納品を済ませればそれで終了というパターンもあるため、間違っていても指摘してくれません。

これが続くとライティングにおけるNG項目をNGと気づかず、ずっと継続していく危険性があります。

フィードバックがない場合は、自分から「修正があれば対応します」と言うように心がけましょう。

おわりに

Webライターを始めるとき、多くの人が「早く稼ぎたい」「早く軌道に乗せたい」と焦りがちです。しかし焦ってしまうと、基礎を覚えない状態で間違った仕事を続け、クオリティの低い記事を量産するという失敗をしてしまいます。

質の低い仕事を続けていると、その結果待っているのが案件がまったく受注できなくなる状態です。

自分にとってWebライティングを開始するのはどのタイミングが最良なのか、開始前にどんな手順を踏んで準備をすればいいのか、よく考えることが大事です。

この記事を書いたライター

執筆者

GAWA_K

2015年ごろから副業でライティングを開始、2018年ごろから専業にしています。ライティングの得意分野は、健康・美容・金融・恋愛など。その他の分野も含めて、これまでに数百件の記事作成をしてきました。趣味は音楽・格闘技鑑賞なので、その手...

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