「ライター」といっても仕事の種類はさまざま

私は誰かに「どんなお仕事をされているんですか?」と尋ねられた時は、「フリーランスでライターをしています」と答えます。
さらに詳しく尋ねられた時は、「コピーライターとWebライターと編集の仕事をしています」と答えています。たいてい「そうなんだ…(???)」という反応になります。
物書きの仕事だとは漠然とわかるものの、普段ライターと仕事をする機会がない方からすると、いまいち何をしているのかイメージがつきにくい職業なのかもしれません。
ライターの仕事は、Webライター、コピーライター、取材ライター、シナリオライター…さまざまな仕事の種類があります。編集者もWeb媒体、紙媒体によっていろんな仕事がありますよね。
それぞれの詳細については、Mojiギルドの記事に任せることにして、今回は私が今、ライターとしてどのような仕事をしているかを紹介します。
コピーライターとして文字周りいろいろしています

私のコピーライター暦は、会社員時代を含めて4年ほどです。広告や宣伝のためのさまざまなコピー(広告文)を書いています。
キャッチコピーを書くのは仕事の一部(私の場合)
自分がコピーライターという仕事をするまで、コピーライターとは「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫。」のような、心に残るキャッチコピーを考える人、というイメージがありました。
(ちなみに、「イナバ物置」のキャッチコピーが大好きです!)
ところが、コピーライターになって驚いたことは、広告や宣伝の文字周りに関することは何でもします、というのがコピーライターの仕事だということです。そのため、私の仕事も多岐に渡っています。
見える部分の仕事も見えない部分の仕事もある
コーポレートサイトや採用サイト、ランディングページなどのWebサイト、パンフレットやチラシなどの紙媒体のいわゆる“見える部分”のコピーを書きます。
具体的には、クライアント企業へヒアリングや取材を行って、企業の想いやサービス内容、強み、事例紹介などを文章にします。これはWebサイトやパンフレットを見る・読む人を対象にした文章ですね。
それに加えて行っているのが、広告制作物の前工程である、情報整理や構成案作成です。
Webサイトであれば、どの内容をどのページにどのぐらい掲載するのか、見る人の導線に合わせて構成を考えます。パンフレットであれば「台割」という、誌面内容やページの順番など冊子の構成を考えます。
例えば、あるキャンペーンのランディングページの構成案作成あれば、
・最初に見える部分をどのような内容にすれば、見る人の心を掴めるか
・どのような内容にすれば、見る人にキャンペーンの魅力や詳細を伝えられるか
・どのような順番で内容を展開すればキャンペーンに申し込んでもらえるか
をWebディレクターやデザイナーと連携しながら考えて設計図にする、そのようなイメージです。
見える部分のコピーを書くにしても、見えない部分である設計図、構成案作成をするにしても、すべては見る人に行動してもらう(「キャンペーンに申し込む」ボタンをポチっとしてもらうなど)ための仕事です。
その他にも、サービス名やキャンペーン名を考えて書く、CMキャラクターの設定やプロフィールを考えて書く、プレゼンテーション資料の文章を書く、とにかく文字にする仕事は何でもしています。
Webライターとして原稿を書いています

Webライターとしての仕事としては、MojiギルドをはじめとするWebメディアの記事を書いています。ゴルフ、転職などのジャンルの記事も書きます。
リサーチして書く記事よりも、インタビュー記事、取材記事の方が多いですね。これは、私がもともと旅行ガイドブックの編集プロダクションで仕事をしていたので、現場に出向いてインタビューや取材したことを文章にする経験が多かったからです。
最近は、経営者向けの情報メディアにスタートアップ企業の経営者インタビュー記事を書いたり、ゴルフメディアで「やってみた」系の取材記事を取材して書いたりしています。
インタビューや取材は、書くこと以上に大好きです。なぜなら、新しい出会いがあるから。これまで知らなかった人からじっくりお話を聞ける、知らなかったことを体験できる喜びがあります!
仕事だから喜んでいるだけではダメなので、そのお話を、体験を、メディアが伝えたいことを見る人に伝わるように文章にします。
インタビューであれば、インタビュー当日はごちゃごちゃ考えず、インタビューする人に意識を向けて集中してお話を聞きますが、その前後には、
・メディアがなぜこの人をインタビューしたいのか
・メディアがこの人から聞きたいことは何か
・インタビューしたこの人が伝えたいことは何か
・メディアを見る人がこの人から聞きたいことは何か
こんなことをぐるぐると頭で考えながら事前準備をしたり、原稿を書いたりします。難しいですが、ライターとしてとってもやりがいのある仕事です。
ほかにも、Webライターとして、Webサイトなどでリサーチして原稿を書く仕事もしています。これはリサーチ力、情報収集力、構成力が必要な仕事で、まだまだですね。
MojiギルドライターさんのなかにはSEOライティングの経験豊富な方が多いので、これからのMojiギルドの記事を読んだり、勉強したりして、経験を積みたいですね。
編集者としてWebメディアを育てています

編集者としては、このMojiギルドやゴルフメディアなどWebメデイア編集の仕事をしています。
編集の仕事は、メディアのコンテンツを企画し、ライター、カメラマン、デザイナーと連携しながらコンテンツを作り、掲載をし、メディアを育てていく仕事ですね。
Mojiギルドは2023年10月に公開した生まれたてのメディアなので、これからライターのためのメディアとしてどんな方向性で進んでいくのか、編集部みんなで話合ってMojiギルドのビジョンを考えています。
それと同時に、日々記事を公開してメディアとして充実させることを継続的に行います。編集部では、ライターに役立つコンテンツは何かテーマを決め、記事公開予定を立て、Mojiギルドライターさんへ執筆依頼〜原稿確認〜校了〜入稿〜公開までの進行をしています。
編集部でいつも大切にしているのは、どうしたらメディアを訪れたライターさんのためになるメディアにできるのか、登録してくれたMojiギルドライターさんたちに気持ちよく仕事をしてもらえるのか、です。
その過程を経るなかで、将来的には、ライター・編集業界隈を盛り上げることができるメディアになることを目指しています。
「Webメディアの編集長」は、私の新しい挑戦です。Mojiギルドをひっぱっていけるような存在になるべく、日々奮闘します!
大切にしていることは、見てもらって伝わって動かすこと!

ダイジェストではありますが、今私がライターとしてしている仕事のご紹介でした。
最後に、ライターとしてすべての仕事に共通して大切にしているのは、誰かに見てもらって、それが伝わり、見た人の心や体を動かすこと。
そのために、文章を書いたり、構成したり、企画したり、編集したり、校正したりしています。
自分の仕事の全体と概要をわかりやすく説明するって、難しいですね。この仕事はこういう仕事で、こういうことが大切で、こんなやりがいがあって…!と、ついつい、細部を語りたくなってしまいます…。
この記事は脱線が酷くて、何度も何度も書き直しました。そんなことを赤裸々に書いてまとめにすることができるのが「日記」のいいところですね。
ライターって文章を書くだけではない、さまざまな仕事があることをお伝えすることができたら、今回は花丸にしましょう!
この記事を書いたライター

坂本 緑
旅行ガイドブックの編集・ライター、コピーライターを経て、フリーライターに。現在は、Webメディアの編集・記事執筆のほか、コピーライターとしてWeb・紙媒体問わず広告制作に携わる。一番好きなのは出会いがある取材とインタビュー。Mojiギル...