ライターがブログを書いたきっかけとは?

ライターがブログを書いたきっかけとは?

私がブログを書いたきっかけは「自分のポートフォリオ」が欲しかったからです。ポートフォリオとは、自分の文章を見てもらえる作品のことを指します。

ライターを始めたてのころは、誰しも実績が全くない状態で営業をかけなくてはいけません。ライティングスキルが誰にも負けないと思っていたとしても、どんな文章を書くのかわからない人にライティングを任せてくれる会社はなかなかないでしょう。

私自身そのことに気がつかず、「なぜ採用してもらえないんだ」と悩んでいたことを覚えています。

今考えてみれば、自分のライティングスキルを提示するというのは最低限のビジネスマナーだったと感じます。「私はこんな文章が書けるから、あなたのお役に立てます」という提示をしないと、見ず知らずの人を採用したいなんて思いませんよね。

そんなライター駆け出しの私にとって、「ブログこそが私の文章をみてもらう唯一の手段」として書き始めたのがきっかけでした。

ブログには何を書いていたの?

ブログには何を書いていたの?

私がブログに書いていたのは、主に「金融系の記事」でした。私自身が金融に関する知識があったことと、金融系のライターになりたいと思っていたからです。

ブログを作って早速書いたのが、つみたてNISAに関する記事でした。つみたてNISAを検索する際に出てくるサジェストキーワードが何かを調べ、上位に出てくるサイト20記事ほどを参考にしながら、記事の執筆をとにかく続けていました。

つみたてNISAの記事を10本ほど書いたら、次にiDeCoや仮想通貨、消費者金融といった金融系の記事をとにかく何本も書き続けました。50本以上はブログに書いていたと思います

私がブログの記事でとにかく意識したのが「読者にわかりやすく伝えること」でした。繰り返し自分の文章を読むことで文章に読みづらい部分はないか、誤字脱字はないかを確認していました。クライアントに自分の文章を見てもらう絶好の機会となるため、絶対に妥協しないと決めて執筆を進めていました。

基本的に金融系の記事を書いていましたが、さらに多くのジャンルを執筆してみたいと思い、美容系の記事や転職系の記事もブログに執筆していきました。

金融一本と考えているのであれば、金融系の記事のみでいいかもしれません。しかし今思うと、多ジャンルの執筆をブログで書いてみることで、知らないことでも一から執筆できるスキルを少しづつ身につけることができた気がしています。

ブログを書いてよかったこと

ブログを書いてよかったこと

ブログを書いてよかったことは、何より「ライターとして採用されるようになったこと」です。自分のライティングスキルが提示できるようになり、クライアントが私の文章能力を把握できるようになったことが大きな要因だと思っています。

ブログを作成する前は文字単価0.1円や0.3円といった案件しか採用されませんでしたが、ブログを作成してからは文字単価1円以上を獲得できました。ブログは自分のライティングスキルを高める練習の場になること以外にも、自分の作品として提示できる、まさに一石二鳥のツールなのではないかと感じています。

ブログを書いて苦労したこと

ブログを書いて苦労したこと

ブログを書いて苦労したことは、「お金にならないこと」が一番大きかったです。ブログを書いている間はもちろんですが、無給です。ブログを書いている時間を他のライティング案件に取り組めたら少しでも稼げるのに、と思ったことは山ほどありました。

しかし低単価のまま続けているよりも、ライティングを誰よりも練習して、自分が書ける最高の文章をクライアントに提示したい、という想い一心でブログの執筆に取り組みました

ブログで自分のライティング能力を向上させることに集中した結果、文字単価1円以上獲得できるようになりました。無給という悔しい思いをしつつも、私にとってはクライアントの案件を受けるのではなく、ブログに集中するという選択は間違っていなかったのではないかと思います。

ライターがブログを作成するとメリットが大きい!ブログを作った経験をライター活動に生かそう!

ライターがブログを作成するとメリットが大きい!ブログを作った経験をライター活動に生かそう!

駆け出しライターだった当時の私にとって、ブログは自分のライティングを見てもらえる作品であり、文章を書く練習になる場所でもありました。お金を稼げるわけではないため、疲弊してしまうこともありましたが、今ではブログを作成して本当に良かったと思っています。


ライターを始めたばかりの方は、なかなか自分の文章力を提示できる場所がありません。クライアントに自分の文章力を見てもらうためにも、ブログ作成はとてもおすすめです。ブログはきっと自分のライティングの作品という財産になるはずです。またブログを自分の作品にするのであれば、妥協することなく自分にとって最高の文章を書くようにしていきましょう。

この記事を書いたライター

執筆者

せんゆき

専業Webライター。旅行とキャンプとスイーツをこよなく愛す自由人。金融機関に7年ほど勤めていたものの、より自分らしい生き方を目指すべく退職。現在は自分の好きな場所・好きな時間でライター活動を行っている。読者さんがわくわくするような...

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