ポイント①常に能動的に考え行動する

上述した継続依頼をいただいているクライアントですが、実はなくなりそうになった時があります。契約は続いているものの依頼がこない、自然消滅しかけのようなイメージです。そんな中学生のカップルみたいなことがあるのかと笑っちゃいそうですが、本当にあります。
実際には、当時クライアントが多忙を極めており、依頼をまとめる時間もなかったそうで、後日また依頼の数は戻りました。
ただクライアントの事情を知らない私は、依頼が減少したので、もしかしたらスキル不足でいらなくなったのかも、優秀なライターさんを雇ったのかも、と不安になり、違う案件を無我夢中で探し始めました。
クライアントが1つしかないということは、仕事的にも、気持ち的にもダメだなということがわかり、クラウドソーシングなどで常に募集を確認。応募やテストライティングに再度積極的にチャレンジするようになりました。
応募に際し、改めて自己分析や自己アピールをしていると、やがて変化が表れます。能動的な思考になり、案件が減少していたクライアントに、「こういったキーワードが検索順位に上がっているので、こういう記事どうですか?」と提案してみようと思ったのです。
もし断られても、マイナスな行動ではないはずと言い聞かせながら内心ドキドキしていましたが、「いいですね!提案ありがとうございます!」と執筆につながりました。
今でもクライアントからの依頼+自分からの提案で記事を執筆しています。もちろん闇雲に「案件ください!」といったことはしません。次のポイントにも記載していますが、先方としっかりコミュニケーションをとり、何を求めているのかを知ることが大前提です。
ポイント②相手を知るためのコミュニケーションをとる

Webライターの業務委託は基本的に非対面式で進んでいきます。対面しないからこそ、文章の表現やこまめな連絡がとても大切になります。
ただそれは当たり前のことで、継続案件を得たい場合は、相手が求めるプラスアルファな行動が必要です。
筆者の経験をご紹介します。最初は記事だけを納品し、クライアントがその記事に見合う写真を用意していました。しかしクライアントのWebサイトの記事を見ると、数年前まで挿絵が入った記事が多くありましたが、現在はそれがほとんどない状態です。
読みやすさを考え、挿絵をこちらで作成して良いか提案しました。
作成した画像を確認してもらうと、イメージと合致したとのことでそのまま記事の挿絵に採用。それ以降、他の記事のリライトと挿絵追加、インスタグラムの画像作成も依頼されるようになりました。
ここで重要なのは、日頃からクライアントとコミュニケーションがとれていたからプラスアルファな提案ができたということです。コミュニケーション不足な状態で改善や提案を出しても、クライアントを不愉快にさせてしまうだけの可能性もあります。
また、クライアントに提案する際のスタンスにも気をつけなければいけません。内容によっては失礼に当たりますし、その会社の社員ではないので「差し出がましくなければ、見てもらえませんか?」という姿勢が大切です。
継続案件では、今何が求められているのか、どう動けばいいのかを知るためにアンテナを張ることが大事であり、それは日頃のコミュニケーションから得られるものだということを、頭の片隅に置いておいてください。
ポイント③常に丁寧なやり取りを心がける

この丁寧なやり取りというのは、敬語や綺麗な言葉を使うということとはまた少し違います。
例えば、修正依頼を受けて再度納品する場合。
「先日依頼いただいた修正分です。お手数をおかけしますが、添付ファイルのご確認をよろしくお願いいたします。」
とメッセージを入れるのと、
「○月○日(曜日)にご連絡いただいた、〇〇記事の修正が完了しました。お手数をおかけしますが、添付ファイルのご確認をよろしくお願いします。」
というメッセージ。どちらが丁寧かは、わかりますよね。
数時間前にやり取りした内容だったとしても、もしかするとクライアントはたくさんのライターさんとのやり取りで、あなたがどのことを言っているのかわからない可能性があります。
ただ、あまりにも細かくしつこい内容だと、かえって読みづらいものになってしまいます。イメージでいうと「クライアントに探させない」内容です。
該当するGoogleドキュメントやスプレッドシートのURLを毎回貼ったり、チャットワークやスラックだと関連するメッセージのリンクを貼ったりすると、どういった内容だったかをクライアントが探さなくてもすむので、すぐに確認してもらえます。
これは筆者がクライアントからお褒めいただき、新しい仕事が依頼しやすいと言っていただいたことなので、ぜひあなたも実践してみてください。
まとめ
継続案件のクライアントワークで大切にしているポイントは3つ。
①常に能動的に考え行動する
②相手を知るためのコミュニケーションをとる
③常に丁寧なやり取りを心がける
単価が安ければ安いほど手を抜きがちになりますが、単価が安いからこそ、より能動的に、より丁寧で、思いやりのあるコミュニケーションを心がけてください。
必ず、後から結果はついてきます。
共に楽しく成長しながら、素敵なWebライターになりましょう!
この記事を書いたライター

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マリンスポーツをメインとしたWebライター。海とお酒と旅行が大好物です。長年培ってきた接客マインドを武器に、文章の先にある「ありがとう」を求めて日々楽しみながら執筆してます。