ステップ①スキルアップから着手する

ステップ①スキルアップから着手する

ライターは、特別な資格は不要で未経験でもチャレンジできる仕事です。しかし、一時的に収入アップを見込める案件を受注しても、必ずしも継続できるとは限りません。

ライターとして長期的にキャリアを築きたいのであれば、高単価案件の受注を視野にいれたステップアップが不可欠です。

初心者ライターが収入を増やすためには、以下のポイントを押さえて着実にスキルアップを図りましょう。

  • Webライティングの基礎を身につける
  • SEOを学ぶ
  • ブログ運営を始める


それぞれ詳しく見ていきましょう。

Webライティングの基礎を身につける

初心者ライターが高単価案件を獲得するためには、Webライティングの基礎が不可欠です

例えば、Webライティングには、簡潔な文章構成、適切な見出し、読者を惹きつけるリード文の作成など情報を正しく、わかりやすく伝えるスキルが必須です。

日頃から、良質な文章に触れる機会を作るように心がけていきましょう。相手に伝わる文章の基礎を本や新聞、文章講座などで学ぶのも良い方法です。

SEOを学ぶ

SEOとは、Search Engine Optimizationの略語で、「検索エンジン最適化」を意味する概念です。重要なポイントは、検索する読者にとって有益な情報を含むこと、また、誤った情報を読者に提供しないように心がけることです。

これらによって、検索エンジンの評価が高くなると記事は上位表示され、読者に読んでもらう機会が増えます。つまり、SEOの知識はサイト運営に関わる際には必要なスキルといえます。

ブログ運営をする

初心者ライターが高単価案件を獲得するためには、ブログ運営を通じた実践的なスキルアップが効果的です。徐々にクオリティを上げていくことで、あなたのライティングスキルは確実に向上するでしょう。

定期的な更新によって、ブログ自体がポートフォリオとして機能し、ライティングやサイト構築のスキルの証明になります。さらに自己PRに活用することで、受注できる案件の幅も広がります。

ステップ②実績を積み専門性を磨く

ステップ②実績を積み専門性を磨く

初心者ライターが高単価案件を獲得するための第一歩として、クラウドソーシングの活用が効果的です。

クラウドソーシングは、企業や個人がクラウドソーシングサービスを介して特定の業務を外部に委託するシステムです。システム手数料はかかりますが、案件が集まるプラットフォームとして、初心者ライターにとっては、実績を積める貴重な場となります

クラウドソーシングで低単価案件から始めて実績を積む

実績を積むための戦略としては、

  • 1つのクラウドソーシングサイトを集中的に利用して評価を上げる
  • 単発案件から始め、徐々に継続案件を探す
  • 低単価案件から始め、スキルアップと共に単価を上げていく


順にトライしていきましょう。

初心者ライターが応募する際、基礎スキルを身につけられるマニュアル完備の案件がおすすめです。例えば、WordPressの詳しい使い方のマニュアルがある案件なら、自身のブログを開設する際や後々の仕事にも役立つ知識を得られます。

筆者が一番最初にクラウドソーシングで受注し、継続した案件が「WordPressマニュアル付き」でした。記事構成、書き方、改行ルールなどのレギュレーションや外部リンクの使い方、商用フリー素材サイト、画像加工ソフトの紹介もあり、基本的なWordPressの使い方を働きながら覚えられました。

低単価であっても、自分の成長につながる案件だと判断したら、期限を決めて受注するのは良いと考えます。

なぜなら、クラウドソーシングで受注して執筆した記事がメディアに掲載されたのち、クライアントの了承を得たうえで自己PRに活用すれば、より高単価の案件獲得にもつながるからです。

専門性を高める

クラウドソーシングで実績を積んだ後は、専門性を高めることが次のステップとなります。

ライティングの中でも、セールスライティング、コピーライティング、取材ライティングなど付加価値の高いスキルを身につけることで、高単価案件を獲得しやすくなります

筆者は、最初はSEO記事からスタートし、徐々に取材ライティングの基礎スキルを身につけることに時間をシフトしていきました。

専門分野・得意分野でのライティングスキルがあると仕事の依頼も舞い込みやすくなります。過去に関わった職業の経験や知識、興味を活かした「あなただからこそ書ける記事」があなたの強みとなるのです。

特別な資格がなくても、自分の好きを活かしてニッチな分野で活躍できる機会もつかめるでしょう。

ステップ③地道な営業活動を行う

ステップ③地道な営業活動を行う

クラウドソーシング以外にも高単価案件の仕事を獲得する手段はあります。

ポートフォリオを作成し、SNSや直接営業で案件を探してみましょう。また、ある程度実績がたまれば、フリーランスエージェントに登録して高単価案件の紹介を受けるのも一手です。経験値を上げて働ける場所を開拓していきましょう。

ポートフォリオを作成して、自己PRに活用する

もし、過去の実績として提示できるものがなければ、noteや自分のブログに自主制作記事を作っておくのも有効です。なぜなら発注するクライアントが、ライターがどれくらい書けるのかを判断する材料になるからです。

過去の制作事例が豊富にあると、それを元に提案先に合わせたポートフォリオの提示ができます。案件を受注したら、クライアントに「実績として使用しても良いか」を必ず確認しましょう

記名記事ではなくても、実績に使用して良い場合もあります。次の提案先でポートフォリオとして提示できるように準備をしておきましょう。

SNSや直接営業で案件を探す

高単価案件を新規開拓する際には、直接営業も重要です。積極的に応募していきましょう。

SNSであれば、「#ライター募集」などで検索すると案件情報が流れてきます。また、各種企業のオウンドメディアの中にはお問い合わせフォームがあるので、ポートフォリオを準備して提案文を送ります。

新規採用が決まれば、既存で受注している案件の見直しを行い、徐々に高単価案件に切り替えていきましょう。ただし、1つの案件に依存してしまうと、メディアの閉鎖や契約打ち切りなど思わぬ事態が起こったときに、収入源が途絶えてしまう可能性があるため注意が必要です。複数の案件に応募していきましょう

新規営業が続くと、本来執筆などにあてられる時間にも影響するため、できる限り高単価案件でも長期継続できそうな案件を見極めて受注していきます。

長期継続案件の獲得のためには、クライアントとの信頼関係の構築は不可欠です。目の前の原稿に真摯に向き合い、納期厳守、丁寧な対応と素早い返信、フィードバックを受け入れ、改善に努めましょう。

フリーランスエージェントに登録して高単価案件の紹介を受ける

フリーランスと企業の間を仲介して案件をマッチングするのが、フリーランスエージェントです。ライターも登録ができ、案件の紹介から契約締結までの業務代行、営業活動、交渉、事務手続きなどサポートを行っています。

案件紹介の際、手数料が発生すること、案件によっては拘束時間が長いなどの条件はありますが、営業に割く時間が限られる方にとっては、メリットがあるといえるでしょう。未経験者では受注が難しい場合があるので、ある程度実績を積んだうえでの登録をおすすめします。

おわりに

今回は、初心者ライターが高単価案件を獲得するための3つのステップを見てきました。

まずは、ライティングのスキルアップを行い、クラウドソーシング等で実績を積み上げていったうえで、付加価値のあるライティングスキルと専門性を地道に高めていくのが王道です。

実績を積み上げられれば、着実に高単価案件を獲得できるようになっていきますので、あきらめずにできるところから始めていきましょう。

この記事を書いたライター

執筆者

澤 優歌 

三姉妹の母で元介護福祉士の専業ライター。リアルとWeb両方の活動で状況にマッチした作品を作るべく奮闘中です。介護、地域系を中心に取材・SEO記事を執筆しています。趣味はドライブと映画鑑賞、時々野球チームの応援でパワー充電!

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