直接案件の獲得を目指してXを開設&目標とするママライターとの出会い

ライターになった当初から、クラウドソーシングを経由しての案件は手数料が高く、手元に残る報酬は少ないと感じていました。そこで、もっと収入を伸ばすために、直接案件の獲得を目指すようになりました。
直接案件の募集が多いXに目をつけ、30歳にして初めてXのアカウント開設。気になるポストばかりで追いかけていると、あっという間に時間が溶けていったのを覚えています。
いざXの運用を始めると「投稿ムズイ!直接案件はムリだ……」と感じ、運用を早々にあきらめ、「見る専門」に路線変更してしまいました。
そんな中「私の理想だ!」と感じる憧れのママライターをXで見つけ、それが大きな転機となります。
彼女の発信や行動力に刺激を受け、自分に活かせる部分を見つける度、必死にライター活動に取り入れていました。
見る専門になってしまったX、それでもやり続けたこと

「見る専門」になってから、Xへの投稿をぱたりとやめてしまいましたが、やり続けたことが3つあります。
どれも家事育児の合間にできる簡単なことです。
Xへの投稿が苦手で継続できていない方は、意味のある「見る専門」になって、もう一度Xをのぞいてみてはいかがでしょうか。直接案件ゲットの手がかりになるでしょう。
憧れのライターを8人以下に絞る
第一に、フォローする憧れのライターを8人以下に絞りました。人数を絞ることで、目にする有益なポストは減りますが、迷いなく行動できるようになります。多くの情報に戸惑ってしまい行動するまでに時間がかかる筆者には、とても有効な方法でした。
さらに、案件募集の投稿を見逃すことなく、募集が出た瞬間にスタートダッシュを決められるようになりました。また、その憧れのライターが案件を募集している背景や状況を把握しやすく、それらの情報を踏まえたDMを送れます。これがチャンスをつかむための重要なポイントとなったように思います。
ちなみに、私は以下4つの基準をもとに、憧れのライターを探しフォローしました。
- ライター界で有名
- フォロワー数がだいたい5,000人以上いる
- 現在の私の稼働環境と似ている
- 私の得意ジャンルで活躍している
いいねやコメントは積極的に残す
共感できる投稿には、積極的にいいねやコメントを残すように心がけました。勉強になったり、自分にとって有益だと感じたりした内容には、感謝の気持ちを込めて丁寧なコメントを送り、少しでも自分の存在を認識してもらうことを目指しました。
「あざとい」「こびている」とも言えるでしょう。しかし、「いいね」と心から思った投稿へ贈る自分の言葉で綴ったコメントは、相手の心にズキューンと響くのではないでしょうか。
スペースへの参加で自己アピール
憧れのライターが開催するスペース(X上で音声を使ったリアルタイムの会話ができる機能)には、積極的に参加しました。たった数分しか参加できない場合でもです。
生の声を聞ける、その場の温度感が感じられるなどモチベーションが上がるという理由もありますが、短時間でも相手に印象を残せる可能性が高いと判断し、自己アピールの場として非常に有効だと思ったからです。
ただ参加するだけでなく、必ず質問を投げかけていました。一瞬でも「大多数の中の私」に注目を集めるという狙いもあります。「参加と質問のセット」が最重要ポイントです。
「見る専門」で投稿も少ないですが、よかったら私のXを覗いてみてください。
幸運だけじゃない!直接案件の獲得につながった理由を深ぼり

筆者目線の結果論的な考察を並べてきましたが、ここでは、採用側の憧れのママライターに聞いた「私を選んだ理由」も交えながら、案件獲得につながった理由を深ぼりします。
「人は見た目が9割」との言葉を信じてXの顔を整える
採用理由の1つに「Xのプロフィールが、一定レベルで整っていたこと」が挙げられる、と教えていただきました。
具体的には以下の通りです。
・アイコン
実写もしくは人のイラスト(イラストレーターが描いたもの)が設定されている
・プロフィール
得意なジャンルや持っている資格など、どんなライターかわかるようにまとめられている
・ヘッダー画像
写真でも良いが、X用に作成された画像が設定されている
・ポートフォリオへのリンク
リンク切れがなく、ポートフォリオも手入れされている
ライターとしてのスキルも大切ですが、「人は見た目が9割」の言葉通り、Xの顔を整えて手入れを怠らないことも大切だと心に刻みました。
一度選考に落ちても、あきらめず追いかける
私は一度、憧れのママライターの案件の選考から落ちています。しかし、どうしてもあきらめきれなかったため、数か月後に募集された別の案件で2度目の選考に挑み、採用にこぎつけました。
再挑戦したことで「確かな熱意のある人だ」と評価していただいたのです。
案件が欲しいという姿勢以上に「一緒に仕事をしたい」という熱い想いをしっかりと示すことで、結果的に採用側に好印象を与え、チャンスが広がったと考えられます。
「ネガティブ」や「攻撃的」なポストをしない
Xでの発信は、常にポジティブで有益な内容を心がけ、ライター業と無関係な発信をしないことも徹底しました。
ライター選考時には「ネガティブなポスト」や「攻撃的なポスト」が見当たらないかもチェックする、と採用側のママライターに教えていただきました。
私の場合は、投稿を断念しポスト数も少ないという状況でしたが、発信内容には気をつけていたのが良かったようです。
固定ポストで人柄を示す
得意ジャンルや特別なスキルもなかった開業時の私は、Xを眺めていたところ「自分の人柄を固定ポストで紹介しているライターが多く、その固定ポストは閲覧数が多い」と気づきました。
プロフィールの補足となる情報がはっきりとわかることで、採用側にも選考がスムーズになるメリットがあるのではと思い、すぐに取り入れました。
実際に、固定ポストの人柄情報も採用条件との照らし合わせに使用したそうです。
「Xの運用方法は十人十色」継続が成功へのカギ

Xの活用理由は、ライターの人数と同じだけあるでしょう。使い方は人それぞれですが、重要なのは「自分に合った運用方法を見つけ、それを継続すること」ではないでしょうか。
今回ご紹介した「見る専門でXを使う」も、数あるXの活用方法のうちの1つに入れてみてください。継続はどの方法よりも簡単です。
また、Xでさらなる直接案件の獲得を目指すのであれば、採用された後、なぜ自分が選ばれたのか、X上での採用基準や重視された点、評価された点をクライアントに聞いてみることをおすすめします。
採用側の視点を知ることで、営業スキルが向上し、次のチャンスをつかむための最強の土台が完成するでしょう。
この記事を書いたライター

いまふじ しか
広島県在住の2児ママライター。子育て以外にも自分の価値を見つけたい!と家事育児のスキマ時間を、ブログ運営やインスタ運用に全投入。失敗も成功も経験しながら、文章を書くのが苦ではない!と気づきWebライターへ。「読者ファースト」をモッ...