ライターの運動量低下は、記事の質の低下につながる

ライターに限らず「デスクワーク」をしている方は、運動量が低下すると仕事の質も低下します。
机の前にじっと座ったままのときよりも、何かしら体を動かしているときのほうが意欲的になりアイデアが浮かんでくる…という経験をした人は多いでしょう。
参考記事からも、運動によってノルアドレナリン・ドーパミン・セロトニンなどの脳内物質が増え、活動的になったり考え方が前向きになったりするので、停滞しているときこそ「運動」がおすすめとのこと。
さらに、定期的な運動を行うようにすれば、神経伝達物質を受け取る受容体も増え脳が活性化するそうなので、良質な記事を生み出すことも可能になりそうです。
※参考:運動する人は、なぜ頭の回転がいいのか(ITmedia ビジネスオンライン)
筆者も、自転車などで軽くサイクリングをしたり気分転換に掃除をしたりして体を動かすと、アイデアが浮かんできたりするので、少し行き詰ったときなどにおすすめです。
腰痛時にやってはいけないストレッチ方法

座ったままで仕事をすることが多いライターにとって、腰痛はもはや職業病です。
「長時間の座位」や「猫背」のほか、「椅子と机が体に合ってない」状態も腰痛を進行させる原因になっており、体が資本であるライターにとっては死活問題ともいえるでしょう。
ここからは、腰痛のときに「やってはいけない」ストレッチと筆者の経験についてご紹介します。
ついついやりがちな行動なので、これを機会にストレッチ方法を見直してみてください。
※以下参考:腰痛のときにやってはいけない運動!注意点も解説(くまのみ整骨院・整体院グループ)
腰を後ろに反らすストレッチ
腰を後ろに反らすと、腰の骨に強い負担がかかります。
そのため、腰痛でない方が軽くやる程度には問題ありませんが、慢性的な腰痛持ちの方にとっては「腰を反らす」動作が腰周辺の筋肉を緊張させる原因になり、さらに負担をかけることになるようです。
筆者は、腰が痛いときや長時間の座位のあとは、立ち上がってしばらく歩いたり、腕を上に上げて背伸びをしたりして解消しています。
腰を前に曲げるストレッチ
腰を前に曲げるストレッチも、腰痛を悪化させる可能性があるので、避けたほうが無難でしょう。
腹筋が弱い方だと、腹筋運動をおこなったときに足のつけ根あたりに力が入ってしまい、それが腰を傷める原因に…。
こういうとき、膝を曲げたり伸ばしたりする屈伸運動で楽になった経験があるので、試してみてください。
腰を左右にねじるストレッチ
上記のストレッチのほかにも、「腰を左右にねじるストレッチ」も、腰にかかる負荷が大きいそうなので、おすすめしません。
特に、長時間のデスクワークや車での長距離走行のときは、筋肉や関節の動きが悪くなり血流も滞っている状態とのこと。
そのため、左右にねじるストレッチのように「関節をひねる運動」はこり固まった筋肉や関節を無理に動かすことになり、痛みの増加やぎっくり腰の原因にもなるようです。
解消法として筆者がおすすめするのは「大股歩き」です。大股でゆっくり歩くことで無理のない腰の左右のストレッチが可能で、私もとても楽になった経験があるのでぜひ試してみてください。
腱鞘炎の時にやってはいけないこと

腱鞘炎もライターにとって「ありふれた職業病」で、現時点で腱鞘炎に悩まされながら執筆している方は決して少なくありません。
腱鞘炎が悪化すると、最悪の場合は執筆時だけでなく日常生活にも影響を及ぼすことになります。
そのため、腱鞘炎にならないようにするのが最善の対策ですが、痛みが出てしまった場合の対処方法についてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
※以下参考:腱鞘炎の治療でやってはいけない3つのこと!(病院・介護ナビmilmil)
痛いところを無理に動かさない
痛みがひどい場合は、動かさずにサポーターなどでしっかり固定するのがよいでしょう。
痛みがなくなってきたら、ゆっくりと動かしてみましょう。血行がよくなると、修復成分の酵素や修復を助けるための栄養素が患部に届きやすくなるそうです。、痛みがなくなったらゆっくり動かすようにしましょう。
経験者からの注意点としては「関節の固まりを防ぐために軽く動かす」と治りが早くなったので、執筆を休止して趣味などで楽しみつつ軽く動かすようにすると効果がありました。
痛いところを冷やす
痛みのある部分を冷やすと血管が収縮して血流が低下、一時的に痛みが和らぐ感じがするため、やっている方は多いと思います。
しかし、冷やしたままだと修復成分の酵素や栄養素も患部に届きにくくなるので、患部を冷やすことはタイミングが大事なようです。
熱や炎症は本来「自然治癒を促進させる」ための自己修復機能なので、冷やし過ぎるのはかえって治癒を遅らせてしまう原因になる可能性もあります。
冷やすなら、痛みが出てから24〜48時間以内、冬場ならこたつに手を入れて温まりながらマッサージ…が気分的にも楽で、のんびりまったりしながらやっていました。
食事量の制限をすること
腱鞘炎の基本的な治療法は「保存療法」とのこと。
保存療法とは、人間が本来持っている「自然治癒力」を活かした治療方法のこと。ホルモンや免疫力を活性化させるため、ファイバープロテインなどのタンパク質やアミノ酸・ビタミン・ミネラルが必要不可欠になるようです。
そのため、食事量の制限や不規則な食生活はご法度、腱鞘炎などの「体調が悪いとき」こそ、しっかり栄養を摂るようにしましょう。
腱鞘炎のときは、執筆をすっぱりと休止して「忙しいときはできなかった」外食や仲間・友人との食事会などに参加してしっかり栄養を摂取していました。
自宅でできる運動方法3選

ここからは、自宅で簡単にできる運動方法を紹介していきます。
あまりお金をかけたくない人のために「100均ショップで買える」アイテムも紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
また、多少のお金はかけてもいいから「時間を無駄にしたくない」方のための「ながら運動法」も紹介するので、参考になると思います。
100均アイテムの有効活用

最近の100均ショップでは、「100円とは思えない」ような品質の高いトレーニンググッズが多く販売されています。
ライティングの収入が少なく「なるべくお金をかけたくない」という方にも気軽に購入可能で、商品選びに失敗しても損害額は110円(税込)で済むので、いろいろ試してみるのがおすすめです。
例えば、ハンドグリップなどで握力を鍛え長時間のタイピングに耐えられるようトレーニングをすれば、腱鞘炎の予防につながります。
おすすめは、「握りの弱いものから強いものまで一通り買い揃える」ことです。最初は握力の弱いもの、次は強いもの…で運動をすれば、握る力に変化があって退屈しません。
エアロバイクで座ったまま足の運動

机に向かって「座ったまま」できるトレーニングとして、「エアロバイク」を使った自転車漕ぎ運動も運動不足解消にはおすすめです。
小型で低価格のものなら5,000円以下で購入可能、机の下に入れて「執筆しながら自転車漕ぎ運動」ができるので、執筆の手を止める必要がありません。
注意点として、キャスター付きの椅子では漕いでいるときに椅子が動いてしまい、姿勢が不安定になってしまうので危険です。
キャスターをロックするか「脚付き」の椅子を使用し、安定した体勢でおこなうようにしてください。
筆者は、パソコンの画面を流れる景色(動画)にして自転車漕ぎ運動をしています。
そうすることで、視覚と体をリフレッシュできるのでおすすめです。
スタンディングデスクを導入する

腰痛は長時間の座位によって起こります。
なので、「いっそのこと座らずに執筆できる」机を選べば、腰痛になる可能性を最小限にできるのでは?…と考える方は少なくないでしょう。
そこでおすすめなのが「スタンディングデスク」です。スタンディングデスクは、その名の通り「立ったままデスクワークができる」机のことで、普通の机よりも天板の位置が高くなっています。
価格は少々高いですが、天板に傾斜を付けられるものや電動で天板の高さを調整できるものがあるため、実際に店舗で触れてみて、作業スタイルや体格に合った商品を探してみてください。
しかし、長時間の立ち姿勢は「足のむくみ」や「猫背」の原因となるため、1時間に一回は休憩を取るようにしましょう。筆者は、デスクのそばに椅子を置き「座ったり立ったり」しています。
そうすることで、足や腰を定期的に動かす効果もあるので、部屋の広さに余裕があるならぜひ試してみてください。
まとめ

ライターの運動不足は、放っておくと腰痛や腱鞘炎などの原因になる可能性が高いです。
今回の記事では、腰痛や腱鞘炎の対処法、ながら運動のやり方などを紹介してきましたが、「本人が本気で運動不足を解消させる」という気がなければ意味はありません。
どんなに高価で効果のあるアイテムを用意しても、当の本人が「やる気」を出し「実行」しなければ意味も効果もないので、まずは「必ずやる!」という強い意志をもつことが大切です。
一人だとどうしてもできない場合は、家族や知人と一緒にやってみるのもいいでしょう。可能であれば、屋外で運動し定期的にリフレッシュする時間を作り、習慣化することをおすすめします。
ライターも体が資本です。
運動不足を解消し、高品質で深みのある記事を執筆していきましょう。
この記事を書いたライター

黒田哲也
イラストも描ける副業Webライターの黒田です。本業は介護職員をやっているので、介護系の記事なども得意です。そのほか、得意ジャンルは「PC関連記事」や「PC周辺機器」「イラストの描き方」「節約ノウハウ」「ポイ活」など。本業との兼ね合いも...