PREP法はどうアレンジする?応用型3つを紹介

PREP法は、以下の4章で1つの主張を論理的に伝える構成型です。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 再結論(Point)
このPREP法は、アレンジが可能で、その応用型には3つの種類があります。
どんな応用系があるかや使い方を把握し、構成パターンの候補にしましょう。
複数の理由と具体例があるPREP法
PREP法を用いつつ、文字数を多くしたり、主張を強めるためには、理由や具体例を増やして対応するべきです。PREP法のシンプルさを軽減できます。
理由や具体例を増やす場合、同じ章に理由と具体例をまとめると整理しやすくなります。
具体的には、以下のような形です。Mojiギルドのライター募集(※2025年1月現在、募集休止中)への応募をおすすめする章構成を例に挙げます。
<構成例>
h2:WebライターがMojiギルドの登録ライターに応募すべき理由3つ
h3:いろいろなライターさんと交流できる
【理由】
Mojiギルドに登録すると、専用サイトや交流会で他のライターさんの体験や意見を聞ける
【具体例】
Mojiギルドの交流会ではクライアントとのやり取りや単価交渉の体験談を知ることもできた
h3:文字単価2円の案件に挑戦できる
【理由】
初心者ライターでも文字単価2円の案件に応募しやすい
【具体例】
スポーツや自動車ジャンルなど、文字単価2円での募集実績あり
h3:親身な対応で安心してお仕事ができる
【理由】
編集部の対応が柔軟かつ誠実で、安心して仕事ができる
【具体例】
Mojiギルドに掲載する記事について、内容やスケジュールの相談に乗ってくださり、安心して仕事ができた
この理由や具体例はいくらでも増やせますが、3つ程度に留めるとよいでしょう。全体が長くなりすぎず、結論の章の存在感を保ちやすいためです。
理由と具体例を入れ替えるPREP法

PERP法は、理由と具体例を伝える順番を反対にした構成型です。
通常のPREP法では、記事全体のトーンが論理的になります。結論に続いて、「なぜなら〜」などと理由を説明するため、議論や主張の雰囲気が強まります。
対して、PERP法は事例を先に説明するため、読者の興味を引きやすい特徴があります。結論に続き、「例えば〜」と具体例を解説するため、読者の頭に入りやすく、自然な納得を促せるのです。
PERP法は、具体例を読者に早く読んでもらいたい時にも向いています。一例に、サービスや商品の紹介を具体例の章に含める場合が挙げられます。
以下は、PERP法を用いた構成の例です。
<構成例>
タイトル:ゴミ屋敷のワンルームを片付けるには?最安35,000円で依頼できる〇〇がおすすめ
※リード文で〇〇の利用を促す結論を伝える
h2:〇〇は最安35,000円でワンルームをお片付け可能
※安価でお部屋が片付く具体例や申込み方法を掲載
h2:〇〇がオトクな理由は?
※低価格でかつクオリティが高い理由を説明
h2:ゴミ屋敷のワンルームのお掃除は〇〇にお任せ
※依頼をせずに自力で片付けた場合のデメリットを解説しつつ、〇〇の利用を促す結論を再度示す
具体例を早く伝えたいときには、PERP法で対応するのも一手です。情報の優先順位を見極め、PERP法を活用しましょう。
最後のPを変化させるPREP法

PREP法を変形させる場合、最後の結論だけを変えてアレンジする方法も考えられます。つまり、「PRE〇」の〇の部分に別の内容を加えるのです。
置き換える内容の候補の1つに、方法や詳細の解説が考えられます。
以下は、その具体例です。
<構成例>
タイトル:20代だけどスキルなし!転職エージェント△△のおすすめ理由
※リード文で△△をおすすめする結論を伝える
h2:スキルなし20代に△△がおすすめできる理由
※未経験可の求人が多く、エージェントサポートに定評がある
h2:△△を利用したらどんな転職ができる?
※公式ページからわかる転職での事例を紹介
h2:△△を上手に利用するためにはどんな準備をすべき?
※△△を利用する前の事前準備のコツを解説(選考書類やスキルシートの用意の方法など)
PREP法ベースで流れを作ったとしても、最後の説明を結論にこだわることはありません。
結論を変化させることにより、重複を防げる利点もあります。状況に応じてアレンジしましょう。
まとめ|PREP法の応用型を構成のレパートリーに加えよう
PREP法はすべての記事に使える構成型ではありません。時には、応用型を用いることにより内容を厚くしたり、見せ方を工夫するべきです。
もちろん、PREP法の応用型でもうまく構成しにくい場合があります。例えば、多くの商品を並立させて説明する場合は、列挙法が向いています。ハウツーものの記事の場合は、課題解決に必要な情報を展開する流れが妥当です。
構成を考えるうえでは、発注の背景やターゲットを考慮しなければいけません。PREP法の応用方法も選択肢に入れ、状況に合った構成作成の参考にしてください。
この記事を書いたライター

とうふねこ
現場仕事を日々がんばっている副業ライター。考える力が問われるライターの仕事が気に入っています。
とくに、構成作成であれこれと作戦を立てている時間に楽しみを感じています。執筆ジャンルはさまざまで、恋愛・金融・SEO対策など幅広く執筆...