人見知りでもインタビューはできる

まず知っておいてほしいのが、「人見知りでもインタビューは可能」ということ。むしろ、人見知りだからこその特徴がインタビューに活きる場合もあります。
人見知りな人は慎重で、相手を気遣う気持ちがあるから話す時に緊張してしまうのではないでしょうか。そのような人は聞き上手だったり、相手の気持ちに敏感だったりという強みがあります。
これはインタビューをするうえで重要な長所といえます。なぜなら、インタビューライターは相手の話をしっかり聞き、その内容を記事に反映させることが求められるからです。必ずしも話上手である必要はないと思いませんか?
緊張を乗り越えるための準備方法

インタビューの緊張を乗り越えるためには、事前準備が一番大事といっても過言ではありません。「うまくいかないかも」という不安をかき消すためにも、準備はしっかりと行いましょう。
質問は多めに用意しよう
インタビューの長さによって質問の数は変わりますが、想定よりも多めに用意しておくと安心です。さらに、相手の回答を予測しながら追加質問も考えておくと、スムーズにインタビューが進められます。
私の場合、最初に「話すのがあまり得意ではないので、メモを見ながら質問してもいいですか?」と相手に伝えるようにしています。この一言があるだけで、相手も理解してくれて気が楽になりますよ。
イメージトレーニングをしよう
インタビューの最初に言う挨拶や、相づちのレパートリーをあらかじめ考えておくと安心です。例えば「なるほどですね」や「それは面白いですね」といった反応をいくつか用意しておくと、会話がスムーズに進みます。
ちなみに私は一人でイメージトレーニングをするのが苦手なので、ChatGPTにインタビュイー役をお願いして練習しています。実際のインタビューを想定しながらイメージトレーニングをすると、何を聞けばいいかなどのポイントがおのずとわかってくるでしょう。
相手の情報はしっかり調べよう
事前に相手の情報をしっかり調べることで、インタビューはスムーズに進められます。相手がこれまでにどのような活動をしてきたのか、どんな考え方や価値観を持っているのかを事前に理解しておくと、当日の会話の流れをイメージしやすくなるでしょう。
また、初対面の相手と話すと緊張する方は、相手がどのような顔なのかを見ておくと緊張を回避できるかもしれません。
私はWebサイトや過去のインタビュー記事だけでなく、SNSで発信されている方であれば内容をチェックします。SNSからは最新の情報や、相手の人となりがわかる投稿などがあるので、目を通しておくといいでしょう。
事前準備をしっかりすることで、自信を持って質問ができるようになり、自然な会話の流れを生み出せるようになります。
実際のインタビューで気をつけたいこと

事前準備ができたら、次は実際のインタビューで気をつけたいことを確認しましょう。
録音を活用する
インタビューの際は会話中にメモをとるやり方もありますが、人見知りで緊張しがちな方はボイスレコーダーを使って録音しておくといいでしょう。なぜかというと、やることが多いほど段取りが悪くなり、それが焦りや失敗につながるためです。
また、録音は後から聞き返すと「もっとこうしておけばよかった」などの反省点が見えてきます。緊張していると、実際の自分を客観視するのは難しいです。反省点は次につなげましょう!
反省は次につなげましょう!
うまくやらなければと気負いすぎない
気負ってしまうと、かえって緊張してしまう要因になります。インタビューは完璧である必要はなく、むしろ一生懸命さで熱意が伝わることも。また、インタビュイーの話が詰まったり一瞬考え込んでしまっても、話すことを考えている時間なので自分のインタビューが悪いのかと焦る必要はありません。
インタビューは双方がコミュニケーションを楽しむ場だと考えましょう。「失敗しても学べばいい」という気持ちで臨むと、肩の力が抜けて本来の力を発揮しやすくなります。自分を過度に追い詰めず、一歩ずつ経験を積んでいくことで、徐々に自信がついてくるはずです。
追加質問を恐れない
インタビュー後に「もっとここを聞いておけばよかった」と思うことがあると思います。事前準備をしっかりしておいても、いざインタビューの流れになるとうまく話を引き出せなかったり、理解しきれなかったりするものです。
その場合は、相手に後日連絡して追加質問をするといいでしょう。なんだか引け目を感じてしまう方もいるかもしれませんが、失礼にならないようなメッセージを送れば、むしろ誠実さが伝わります。
私は時間が押してしまったインタビューを早めに切り上げようと急いだことがあり、案の定聞き忘れが発生してしまいました。ですが、後日メールにて追加質問を送ったところ、丁寧に答えていただき無事に記事を仕上げられたんです。
当日はうまくいかなかったとしても後からリカバリー可能だと思えば、安心してインタビューにのぞめるのではないでしょうか。
まとめ
人見知りだからこそできる気配りや工夫が、インタビューをより深みのあるものにしてくれます。最初は緊張するかもしれませんが、経験を積めば少しずつ自信がついてきます。
「人見知りだけどやってみたい!」と思ったその気持ちを大切に。一歩ずつ挑戦して、自分のペースで成長していきましょう!
この記事を書いたライター

清水華那
占い師の顔も併せ持つフリーライター。エンタメに関する記事を多く執筆。SEO、現地取材、シナリオ作成などが得意。会社員から副業期間を経てフリーランスへ転身。今後はフットワークの軽さを武器にさまざまなことに挑戦したい。わかりやすく、読...