セルフブラックとは

セルフブラックとは

セルフブラックとは、フリーランスなどが経営者が陥る過重労働や長時間労働を、ブラック企業にたとえた言葉です。自ら仕事を詰め込んでしまい、働きすぎて適度な休憩を取らない・あるいは取れない状態のことを意味します。

フリーランスや経営者以外に、副業でWebライターをしている人もセルフブラックになりがちです。

頑張れば頑張るほど収入が上がるやりがいや達成感から、つい睡眠時間を削って執筆してしまっていませんか?

実は私にも、セルフブラックになっていた時期がありました。

私は現在副業でWebライターをやっていますが、過去に「もう少し頑張れば、専業ライターとして生活できるかもしれない」と思って、つい働きすぎてしまっていた時期があるのです。

本業を終え、20:00に帰宅してから執筆を開始して、2:00を過ぎてから就寝する日々が続きました。

しかし、長期間セルフブラックが続くと、心身に悪影響が出はじめ、Webライターを続けられなくなる可能性もあります。

常に案件が頭から離れなかったり、日中に眠くなってしまったりして、本業に悪影響を及ぼしてしまいます。

自分がセルフブラックであると感じたら、早めに対処しましょう。

セルフブラックの特徴

セルフブラックの特徴

フリーランスのWebライターは、1人で行う作業が多くなりがちです。そのため、セルフブラックになりやすい職業であると言えます。

以下の状態になっていると、セルフブラックになっている可能性があります。

私自身の経験もふまえてお話ししますので、自分が当てはまっていないかチェックしてみてくださいね。

①仕事が楽しくてしかたがない

仕事が楽しいと思えるのは、とてもステキなことです。私も、Webライターという仕事が大好きです。執筆をしているとつい時間を忘れてしまいます。

しかし、楽しいからといって休まずに働き続けると、無意識のうちに心身の疲労がたまってしまいます。

また、仕事にしか価値を見出せない状態も危険です。仕事以外の生きがいをなくし、燃え尽き症候群になってしまうかもしれません。

「休んだり遊んだりする時間がもったいない」と感じるほど、頭が仕事のことでいっぱいになっている場合には、脳をリフレッシュさせるために無理やりにでも休息をとりましょう。

1日でもいいので「絶対に仕事をしないオフの日」を作り、思いきって好きなことをして過ごすのがおすすめです。

私は、休みの日にはおいしいものを食べたりドライブをしたりして過ごしています。最近は、Jリーグの2025年シーズンが開幕したので、サッカー観戦も再開しました。

仕事から離れてリフレッシュをすると「明日からまた頑張ろう!」と思えますよね。

趣味を充実させれば、視野が広がり、仕事の質の向上にもつながるかもしれませんよ。

②休憩中も仕事が頭から離れない

休憩しているにもかかわらず、仕事が頭から離れずにリラックスできない人もセルフブラックかもしれません。

そんな時は思い切って仕事から離れて休んでください。

私も、友人と過ごしているときに「明日は〇〇の納期だから、帰ったらすぐに提出しないと!」などと思ってしまうこともありました。

休憩中も仕事のことを考えてしまっては、なかなか脳も心も休まりません。そのような状態では疲れがなかなか抜けず、集中力や生産性も下がってしまうでしょう。

また、友人や家族などの人間関係が悪化し、社会的に孤立してしまう可能性もあります。

家族との時間を大切にするためにWebライターという働き方を選んだ人もいるでしょう。大切な人たちのためにも、心身ともに健康でいたいですよね。

③収入が自分の評価だと思ってしまう

フリーランスに収入の上限はありません。自分の頑張りやスキル次第で、収入はどんどん上がります。かつて、Webライターを始めた頃の私はスキルがなかったため、まったく稼げませんでした。

しかし、スクールやコミュニティでスキルが身につくと、次第に継続案件がいただけるようになっていきました。

自分のスキルが収入として可視化されると、Webライターの仕事が楽しくなります。その結果、プライベートの時間や睡眠時間を削って仕事をしてしまっていたのです。

このように「〇円稼げる自分」を自己評価の基準にしてしまうと、セルフブラックに陥るリスクが高くなってしまいます。

セルフブラックにならないための工夫

セルフブラックにならないための工夫

セルフブラックになってしまうと、毎日の生活や、好きでやっていたはずの仕事までもが楽しくなくなってしまいます。

また、心身に悪影響を及ぼしてしまえば、働くことすらできなくなってしまうかもしれません。

この章では、セルフブラックにならないための工夫を3つ紹介します。

①時間管理をする

働きすぎを防ぐためには、1日のスケジュールを決めてから仕事をするのがおすすめです。

正確に管理をするのが難しい人は、以下についておおまかな時間帯だけでも決めておきましょう。

  • 始業時間
  • 休憩時間
  • 終業時間


例えば、日々の業務をスタートする前に「夜20時以降は仕事をしない」などと決めてから行動を始めるようなイメージです。

ダラダラと終わりなく仕事をするよりも、自分で決めた時間で仕事をした方が生産性も上がるでしょう。

自分でスケジュールを立てるのが苦手な人は、ChatGPTなどにスケジュールを作成してもらう方法もあります。たとえば「タスクを整理して今週のスケジュールを立ててください」と入力すると無理のないスケジュールを立ててくれます。

ただし、すべてをAIにまかせるのではなく、自身でやるべきことや納期を把握していなければ適切なスケジュールは立てられないため、自力でのタスク管理も引き続き行いましょう。

また、プライベートと仕事を明確に分けるために、Gmailのアカウントを複数作っている人の話も聞いたことがあります。

その方は「終業後は緊急時以外翌日に返信する」と決めているそうです。

②高単価案件に挑戦する

収入がアップすると、気持ちにも余裕が生まれます。

特に、副業Webライターの人は、限られた時間でいかに効率良く稼ぐかを考えてみるのがおすすめです。

文字単価1円以下の案件は早期に卒業し、高単価の案件に積極的に挑戦しましょう。

専門性の高い分野であるほど、クライアント側も、確かな経験を持つ信頼できるライターを探しています。たとえば、金融機関での勤務経験がある人なら、その専門性をアピールすると高単価案件が獲得しやすくなります。

また、執筆以外の作業を巻き取りながら、単価アップの交渉をするのも効果的です。SEO対策や構成作成などが可能であれば、既存のクライアントに交渉してみるのもよいでしょう。

③Webライターを選んだ理由を考える

自分がWebライターをしている理由や達成したい目標を考えると、仕事へのモチベーションを保ちやすくなります。

一般的な会社では、定期的に評価面談が行われます。フリーランスの場合も、定期的に自分自身で振り返りを行ってみてください。

たとえば、1か月ごとに以下の点を振り返ってみましょう。

  • 新しくできるようになったこと
  • 次月にむけての課題
  • 次月の収入目標
  • 家族との時間は確保できたか


つい、課題点の反省がメインになってしまいがちな振り返りですが、自身の成果や成長した点にも、積極的に目を向けるよう心掛けるのがポイントです。

「できるようになったこと」が増えれば、生産性の向上はもちろん、モチベーションアップにもつながります。

また、Webライターは1人でできる仕事であるため、孤独感を感じがちです。そこで、メンターやコミュニティの仲間と一緒に振り返りをするのもおすすめです。

口に出してアウトプットしたり、人と共有すると、よりいっそう目標への意識が高まるでしょう。

私は周りにWebライターをやっている知人がいないため、コミュニティを活用してアウトプットを行っています。

さらに、仕事以外に自分が大切にしたいものや自分の価値観を再確認するのも大切です。私は、友人とおいしいものを食べる時間を大切にしています。

働き方を考えて楽しくWebライターを続けよう

Webライターは、自由な働き方ができる魅力的な仕事です。

「家族との時間を大切にしたい」「会社員の収入よりもたくさん稼ぎたい」などの目標を持ってWebライターを始めた人も多くいるでしょう。

しかし、自由な働き方ができるフリーランスには、セルフブラックになりやすいという落とし穴もあります。セルフブラック状態が続くと、心身に悪影響を及ぼし、Webライターを続けること自体が困難になるかもしれません。

セルフブラックを回避するには、時間管理を徹底したり高単価案件に挑戦するなどの工夫が必要です。

また、仕事以外の価値観を大切にし、プライベートを充実させる方法も考えましょう。

自分に合った働き方を見つけ、無理なく楽しくWebライターを続けていきましょう。

この記事を書いたライター

執筆者

わんぱぐ

地方創生や観光情報などを主に執筆するライターです。趣味は食べ歩きや飲み歩き、ドライブなど。地元で頑張る人たちを応援したいと思い、Instagramなどで発信していましたが、文章を書くのが好きだったため、ライターをはじめました。私の記事が...

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