noteとは?

noteは、note株式会社が運営するメディアプラットフォームです。文章や画像、音声、動画を投稿できます。
noteには3つの投稿タイプがあります。
記事の種類 | 概要 |
---|---|
無料記事 | ・誰でも自由に読める記事 ・SEO記事に近く、検索流入を狙うことも可能 |
有料記事 | ・1記事ごとに課金 ・読みたい人が購入する仕組み |
メンバーシップ記事 | ・月額課金制で購読できる限定記事 ・クローズドな環境での発信が特徴 |
無料記事は検索流入を意識して執筆できるため、SEOの知識を活かしやすいのが特徴です。一方で、有料記事やメンバーシップ記事では、SEOに加えて独自の視点や価値提供を行うことで、読者のファン化を狙えます。
SEOライターは、これらの特性を理解し、自分のスキルをどのタイプの記事で活かすかを考えましょう。
SEO記事とnoteメンバーシップ記事の違い

SEO記事とnoteメンバーシップ記事には、明確な違いがあります。それぞれの目的、読者、書き方に分けて、以下の表にまとめました。
項目 | SEO記事 | noteメンバーシップ記事 |
---|---|---|
目的 | 検索流入を増やし、PVを稼ぐ | ファンを増やし、継続収益を得る |
読者 | 一般検索ユーザー | noteメンバー(クローズド読者) |
書き方 | 検索キーワード重視の論理的構成 | 体験談や独自視点が求められる |
大きな違いは、SEO記事は検索ユーザー向け、noteメンバーシップ記事は既存の読者向けな点です。
SEO記事では、初めて訪れる読者を惹きつけ、離脱を防ぐ工夫が求められます。一方で、noteメンバーシップ記事は、すでに関心を持っている読者に価値を提供し続けることが重要です。
また、SEO記事は読者から直接メディアに利益が発生するのではありません。それに対しnoteメンバーシップ記事は読者からの課金で成り立っています。
どちらも読者にとって有益な記事を作る必要がある点は共通していますが、それぞれの違いを理解して執筆しましょう。
noteメンバーシップ記事執筆の流れ

今回は、私が実際に執筆したnoteメンバーシップ記事を例に、執筆の流れをお伝えします。この記事は、メンバーシップに加入している読者にYouTubeの動画内容に沿った行動を促すことを目的としました。
1. クライアントからテーマを受け取り、情報を集める
2. PREP法で執筆
3. アイキャッチ画像作成・投稿
4. フィードバック・修正
これらのステップについて、詳しく解説します。
クライアントからテーマを受け取り、情報を集める
noteメンバーシップ記事の執筆では、まずクライアントからテーマや一次情報を受け取ることから始まります。
SEO記事とは異なり、noteメンバーシップ記事は読者が「お金を払って読む」コンテンツです。正確で信頼できる情報の提供が欠かせません。そのため、読者にとって価値のある記事を生み出すには、この段階が最も大切です。
YouTubeの動画をもとに記事を書く場合の手順は、クライアントが発信したいテーマを確認し、動画の重要なポイントを抽出して整理することが主体となります。
読者にとって価値ある記事を作るためには、クライアントの意図を正確に把握し、情報を適切に整理する必要があります。
PREP法で執筆
情報をわかりやすく伝えるために、PREP法を活用しましょう。
PREP法とは、「結論 → 理由 → 具体例 → 結論」の流れで説明を組み立てる方法です。基本的に読者は上から順番に文章を読みます。そのため、結論から述べるとわかりやすく説得力のある記事になります。
読者にどうなってほしいのか想定したうえでクライアントの意向を汲んだ記事を作ることは、SEO記事もnoteメンバーシップ有料記事も変わりません。
アイキャッチ画像作成・投稿
記事の第一印象は、アイキャッチ画像で決まります。noteでは記事一覧でもアイキャッチ画像が表示されるため、読者の興味を引くためには重要な要素です。
記事のテーマに沿った画像を作成し、文字やカラー、ロゴを工夫してみましょう。視覚的に魅力的なアイキャッチがあると、記事が読まれやすくなります。
アイキャッチ画像を適切に作ることで、読者の興味を引き、記事の閲覧数増加が期待できます。
フィードバック・修正
記事を執筆したら、クライアントの意見を取り入れ、修正を行いましょう。
クライアントと自分の解釈や意図がずれている場合もあります。フィードバックでは、追加情報を加えたり、データや事例を補足することが多いでしょう。
noteメンバーシップ記事は、SEO記事とは違い、読者との関係性を意識した執筆が求められます。クライアントの意図に基づく修正を加えて、読者にとって価値のあるコンテンツを提供しましょう。
noteメンバーシップ記事執筆のメリット

noteメンバーシップ記事の作成には2つのメリットがあります。
1.収益化するための裏側を見られる
2. ライティングのスキルを活かしつつ新しい収益源を得られる
それぞれのメリットを具体的に解説します。
収益化するための裏側を見られる
noteのメンバーシップ記事の執筆で、どのように収益化されるのか、その裏側を知ることができます。
無料で登録できるnoteは、多くの人が気軽に発信できるプラットフォームです。その中でメンバーシップ機能を活用すると、ファンからの継続的な支援を受ける仕組みが作れます。
人気のクリエイターは、記事の公開頻度を調整しながら価値あるコンテンツを提供し、コミュニティ機能を活用して読者との距離を縮めます。さらに、不定期でメンバー限定の特典やイベントを開催するなど、収益化の手段は実に多種多様です。
noteのメンバーシップ記事は単なる有料記事ではなく、読者との関係性を深めながら安定した収益を得られる可能性を秘めています。
ライティングのスキルを活かしつつ新しい収益源を得られる
noteのメンバーシップ記事執筆案件の魅力は、SEOのライティングのスキルを活かしながら、新たな収益源を得られる点です。
noteはGoogleと資本提携しており、SEOとの相性もこれから良くなっていく可能性は十分にあるでしょう。新規のメンバーシップ読者獲得には検索からの流入も重要であり、SEOスキルを持つライターにとっては知見を十分に活かせる分野です。
SEOを意識した記事タイトルを設定し、検索流入を意識することは、noteメンバーシップ記事でも大切な工程です。メンバー限定の有益な情報を提供して継続的な購読につなげましょう。
SEOの知識を活かしながら、noteメンバーシップ記事の執筆に挑戦すれば、安定した収益の柱を作ることが可能になります。ライティングスキルを活かしながら、ファンを獲得しやすい構成でコンテンツを作りましょう。
noteメンバーシップ記事執筆のデメリット

noteメンバーシップ記事執筆案件のデメリットは以下の2点です。
1.自分の実績として公開するのが難しい
2. 読者の役に立っていることを示す指標が少ない
なぜこれらがデメリットになるのか、内容を掘り下げます。
自分の実績として公開するのが難しい
noteメンバーシップ記事の性質上、実績として公開しにくい点が大きなデメリットの1つです。
メンバーシップは料金を支払って閲覧する仕組みのため、記事の内容をポートフォリオとして公開できません。無料で一部のみ公開して実績を示す方法もありますが、クライアントの許可が必要です。また、クローズドな性質上、SEO記事のように実績を数値で証明するのは難しいでしょう。
noteメンバーシップ記事執筆をライターとしての実績にする場合は、どのようにポートフォリオに掲載するかの工夫が不可欠です。クライアントに相談し、許可を必ず得てから提示の手法を考えましょう。
読者の役に立っていることを示す指標が少ない
SEO記事とは異なり、noteメンバーシップ記事では自分が執筆した記事の評価を数値化しにくいデメリットがあります。
SEO記事では検索順位やPV数といった指標で記事の質を測ることができます。しかし、noteメンバーシップ記事は「スキ」や「コメント」、メンバー数の増減しか指標がありません。
SEO記事の場合「検索1位」や「1万PV達成」などが実績としてアピールできます。一方、noteメンバーシップ記事では「どれだけ読者に価値を提供できたか」を数値で示すのは難しいでしょう。メンバーシップの継続率や解約率を確認できればよいですが、データを開示するかどうかはクライアント側の判断です。
noteメンバーシップの読者満足度を正しく把握するためには、数値だけでは判断できません。読者のコメントや反応の分析も求められるでしょう。必要であればクライアントに情報の開示を依頼するのも1つの手段です。
迷えるライターにはnoteの有料記事執筆案件がおすすめ

SEOライターとしてのスキルを活かしつつ新しい収益源を得たいなら、noteの有料メンバーシップ記事執筆に挑戦するのがおすすめです。
noteのメンバーシップ記事執筆の魅力は、読者との直接的な関係を築きながら収益化できる点です。SEOの知見を活かせば、新規メンバーの獲得にもつなげやすいでしょう。
SEO記事以外の新しい挑戦をしたいライターにとって、noteの有料記事執筆は大きな可能性を秘めています。今後のキャリアの選択肢として、ぜひ検討してみてください!
この記事を書いたライター

西原ちあき
和歌山が生んだ野望が多すぎるライター。三度の飯より風呂が好き。ライター活動のメインはSEOに特化した記事執筆です。ライターの仕事に際限はありません。興味や関心がなくなることがないため、いろんな人やジャンルに携わり続けたいと考えてい...