誤字脱字に悩んだママライター1年目

誤字脱字に悩んだママライター1年目

子育てをしながら記事作成に挑んだライター1年目では、誤字脱字にかなり悩みました。しっかり確認したはずなのに、誤字脱字がなかなか減りません。

クライアントから誤字脱字を指摘されるたびに、落ち込む日々を送っていました。以下のように考えたことも、1度や2度ではありません。

  • どうして誤字脱字をするんだろう
  • 私ってライターに向いていないのかな


そんなふうに悩み、時にはライター活動を辞めることも考えました。しかし執筆は楽しかったため、誤字脱字を減らす工夫を考えるようにしたのです。

誤字脱字をしてしまう主な理由

私が誤字脱字をしてしまう理由は、主に以下の3つでした。

  • 打ち間違いや変換ミスをする
  • 修正ミスをする
  • 誤字脱字を見落とす


誤字脱字をする理由がわかれば、防止方法もわかってきます。まずは誤字脱字をしてしまう理由について、考えていきましょう。

打ち間違いや変換ミスをする

まずやりがちなのが、単純な打ち間違いや変換ミスです。人間である以上、タイピング中の入力ミスは誰にでもあるでしょう。

私の場合、初心者のうちはパソコンの操作に慣れておらず、よく以下のような入力ミスをしていました。

  • 1字の入力飛ばし(こんにちは→こんにtは)
  • 同音異字の変換ミス(貴重→機長など)
  • い抜き言葉の見過ごし(なっています→なってます)


どれだけ気をつけていても、打ち間違いや変換ミスは起こります。そのため執筆後の校正はとても大切です。

修正ミスをする

文章を修正する際のミスも、誤字脱字の原因です。初心者の頃は校正中に誤字脱字を見つけると気持ちが焦り、文字を消しすぎていました。

例えば「試してみみましょう」という文章を校正する際は、不要となる「み」を1字だけ消す必要があります。ところが勢い余って「み」を2つ消してしまい、文章が「試してましょう」となるのです。

1字抜けただけの文章は、パッと見ると正しい文章のように見えてしまいます。さらに、私自身は誤字を直したつもりでいるので、間違いを見落としてしまいがちです。

結果として、誤字脱字を直したつもりが直っていないという事態が起こります。

誤字脱字を見落とす

校正時に誤字脱字を見落とすと、修正のしようがありません。誤字脱字を修正するためには、ライター自身が文章のミスに気づく必要があります。

しかし「校正をしても誤字脱字に気づけない」ライターもいるでしょう。そういう私も、初心者ライターの頃は校正時によく誤字脱字を見落としていました。

自分で書いた文章はどうしても思い込みで読んでしまいやすく、誤字脱字に気づきにくいものです。

初心者ライターに伝えたい誤字脱字を減らすための工夫

初心者ライターに伝えたい誤字脱字を減らすための工夫

私はライター歴を重ねる中で、誤字脱字をしないために以下の工夫を行っています。

  • 下書きをしてから清書する
  • 音読やWordの「音声読み上げ」を活用する
  • Googleドキュメントの「スペルと文法のチェック」を活用する
  • Wordの「スペルチェックと文章校正」を活用する
  • 指差し目視を行う


誤字脱字を減らす方法はたくさんあり、ライターそれぞれに合った方法があります。私の校正方法を、誤字脱字を減らす際の参考にしてください。

下書きをしてから清書する

執筆をする際に、まず下書きをしてから清書する方法です。下書きを用意しておくと、清書時は文章の作成に集中しやすく、誤字が減る傾向がありました。

例えば、記事を書く際はまず以下のような下書きを作ります。

  • 私は桜井すもも(※本当は「桜井はるか」と書くつもりだった)
  • 3人の子どものママ
  • Webライターをしている


下書きを作ったあとに、以下のように文章として清書します。

「私の名前は桜井はるかです。3人の子どもを育てながら、Webライターとして活動しています。」

さらに清書している際に下書きを音読すると、誤字脱字の減少に効果的です。

音読やWordの「音声読み上げ」を活用する

記事作成を終えたあとに、音読やWordの読み上げ機能を活用する方法です。文章を耳で聞くと異変に気づきやすく、誤字脱字チェックの定石といえるでしょう。

ちなみに、Wordの読み上げ機能は「校閲」の中の「音声読み上げ」から使用できます。下記にスクショを載せておくので、参考にしてください。

Googleドキュメント

ただ音が出る方法は、ママライターにとって「子どもが起きる」というデメリットがありますよね。私は基本的に子どもが寝ている時間に仕事をしているので、声や音が出てしまうツールはあまり使用できません。

いくら効率良く誤字脱字のチェックができても、子どもが起きてしまうと仕事時間が大きく削られ本末転倒です。そのため、音の出ない方法も紹介します。

Googleドキュメントの「スペルと文法のチェック」を活用する

Googleドキュメントには、文章に誤字脱字がないかチェックしてくれる機能があります。自動で誤字脱字をチェックしてくれるため、特に文字数の多い記事を書いた際に便利です。

使用方法は、Googleドキュメントの「ツール」から「スペルと文法」を選び、「スペルと文法のチェック」をクリックします。

Googleドキュメント

誤字脱字があると判断された文章には青線が引かれ、カーソルを合わせると修正案が提示されるため重宝しますよ。

Googleドキュメント

ただし、時にはチェックされない誤字脱字もあるため、過信は禁物です。

Wordの「スペルチェックと文章校正」を活用する

Googleドキュメントと同じく、Wordにも誤字脱字をチェックしてくれる機能があります。私的にはWordの校正機能は精度が高く感じており、執筆活動に欠かせません。

使用方法は、Wordの画面で「校閲」から「スペルチェックと文章校正」を選択します。

Googleドキュメント

Googleドキュメントと併せて使用すると、誤字脱字をするリスクをグッと減らせます。ただし、誤字脱字ではない文章もチェックされる場合もあるため、文章の正誤は自分でしっかり確認しましょう。

Googleドキュメントと同じく、過信は禁物です。

指差し目視を行う

最後の誤字脱字を減らすための工夫は、指差し目視です。GoogleドキュメントやWordの機能が完璧でない以上、最後は自分の目でチェックするしかありません。

私は音読をしにくい分、文章の1文字1文字を指差しながら誤字脱字のチェックをしています。意識しているのは、ただひたすら1文字を読むことです。文章として読んでしまうと自分が書いた言葉が頭に流れ、誤字脱字に気づきにくくなります。

子どもが絵本を読むように1文字1文字を確認すると、誤字脱字を発見しやすいでしょう。

誤字脱字をしないライターを目指そう!

誤字脱字をしないライターを目指そう!

複数の校正方法を取り入れ、誤字脱字をしないライターを目指しましょう。誤字脱字が多いライターに対して、積極的に仕事を任せたいクライアントはいないのではないでしょうか。

反対に誤字脱字が少ない丁寧な執筆は、クライアントの信頼につながります。クライアントに安心して仕事を任せてもらうために、記事作成後の校正は必須です。

ライターによって、合う校正方法はさまざまでしょう。誤字脱字が減らずに悩んでいる方は、私の校正方法をぜひ参考にしてください。

この記事を書いたライター

執筆者

桜井はるか

3児を育てるママライターです。読者に寄り添った記事作成を目指しています。「転職」「就活」「育児」ジャンルが得意。趣味はイラスト作成・旅行・読書です。好奇心旺盛で気になったことは調べずにいられません。Webライターを通じてさまざまな...

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