Webライター5年間で実感した私の大きな変化5つ

Webライター5年間で実感した私の大きな変化5つ

はじめは右も左もわからず、1記事に何日もかけていた私でした。そして、気づけばWebライターとして5年経っていました。

試行錯誤の連続だったこの期間を振り返ってみると、少しずつ、でも確実に自分の変化を感じられるようになりました。

ここでは、そんな5年間の中で特に実感している「自分の大きな変化」を5つ紹介します。

1. 執筆スピードの劇的アップ

ライターを始めた当初は、3,000文字の記事を書くのに丸1日以上かかるのが普通でした。ところが今では、同じ文字数なら3時間以内、内容によっては1時間で仕上げられることもあります。

文章構成の型を身につけたり、書くスピードのアップ、さらに読者ニーズを早く捉えられるようになったことで、下書きから納品までの時間が大幅に短縮。過去の自分と比べて、執筆スピードは3倍以上になっていると感じます。

2. 案件数の飛躍的増加

以前は、50件応募してやっと1件受注できるような状況でした。しかし、実績が積み上がるにつれて、こちらから応募しなくても「執筆依頼」が届くように。

現在では複数のクライアントと継続契約があり、スケジュールの管理が必要になるほど案件に恵まれるようになりました。Webライターとして「選ばれる側」になれたのは、大きな転機でした。

3. 単価交渉力の向上と報酬アップ

始めの頃は文字単価0.5円ほどの案件を中心に受けていましたが、今では1.5〜3.0円以上の案件がメインになりました。

クライアントとのコミュニケーションや実績の見せ方、提案資料の工夫などを通して、自然と「交渉できる自信」も身につきました。

収入が安定し、働く時間と報酬のバランスもコントロールできるようになったのは大きな進歩です。

4. 横展開で仕事の幅を拡大

ライティングを通じて培った「構成力」や「リサーチ力」は、他のジャンルでも大いに活かせます。実際に私は、Webサイト制作やLP設計のディレクション、YouTube動画の台本制作など、文章以外の分野にも仕事の幅を広げてきました。

1つのスキルを深めることで、多方面への横展開が可能になると実感しています。

5. ライター以外の収入源の確立

5年の間に、ただ「書く」だけでなく、「教える」「売る」「企画する」といった形でも収益化ができるようになりました。

たとえば、自身のライティング講座の販売や、ブログ収益、商品紹介によるアフィリエイト収入など。

複数の収入源があることで、精神的な安定も手に入れることができています。Webライターというキャリアが、むしろ新しい可能性の入口だったと今は感じています。

Webライターの変化を支えた具体的な私の取り組み

Webライターの変化を支えた具体的な私の取り組み

Webライターとして5年間続けてこられたのは、決して運や偶然ではありません。変化の激しいこの業界で生き残るためには、常に自分自身をアップデートし続ける必要がありました。

ここでは、私自身が実際に取り組んできた5つの具体的な行動について紹介します。

継続的な学習と自己投資

まず最も重要だったのは、知識やスキルの習得に対して、時間とお金を惜しまなかったことです。ライティングに限らず、SEOやマーケティング、ビジネス全般の知識を学ぶために、定期的に書籍を読んだり、有料の講座に参加したりしました。

また、学んだことをアウトプットするために、自分自身のブログやSNSを開設し、情報発信を続けています。SNSでは日々の学びや気づきを投稿することで、読者との交流やフィードバックを得る場にもなり、自分の考えを深める機会が自然と増えました。

さらに、ビジネスコミュニティへの参加も大きな意味があったと思っています。Mojiギルドはもちろん、その他主にライター・ブロガーさんが多く集まるオンラインサロンの「EXTAGEWORKS」に所属したことで、同じ志を持つ人たちとつながり、お互いに刺激を受けています。

このような成長できる環境は、自宅で孤独に作業しがちなWebライターにとって非常に貴重だと私は考えています。

実績を可視化するポートフォリオ作成

自分のスキルや実績を「見える化」するために、ポートフォリオを整えることも意識的に行ってきました。クライアントに提出できるよう、ジャンルごとにドキュメントをまとめたり、実際に頂いた口コミや評価も掲載するようにしています。

このように、信頼の積み重ねを形として示すことで、案件受注率が大きく変わってきたのを実感しています。今では「ポートフォリオを見て依頼しました」と言ってくださるクライアントも少なくありません。

情報のキャッチアップとスキルの更新

私が継続して努力できた背景には、「今のままでは通用しなくなるかもしれない」という将来への危機感がありました。Web業界はとにかく変化が早く、先月まで通用していた知識や技術が、今日にはもう古くなっていることもあります。

そのスピード感に置いていかれないように、情報のキャッチアップやスキルの更新は日常的に行ってきました。この「焦り」は決してネガティブなものではありません。私にとっては前進するための大きな原動力になっています。特にSEOの学び直し、AIツールの活用には、力を入れていました。

コミュニティ参加&情報交換

Webライターという仕事は一人で完結するものですが、だからこそ「孤立しない工夫」が必要です。私は意識的に業界のコミュニティや勉強会に参加し、他のライターやクリエイターと交流するようにしています。

自分とは異なる視点やスキルに触れることで、多くの刺激を受け、仕事の幅も広がりました。また、悩みを共有できる仲間がいることは、精神的な支えにもなります。ときには、そうしたつながりから新しい案件やコラボのチャンスが生まれることもあります。

AIツールの活用

最近ではAIツールの存在も、私の働き方を大きく変えてくれました。ChatGPTをはじめとする文章生成ツールを補助的に活用することで、構成案の下書きやリサーチの効率が大幅に向上。

もちろん、最終的な執筆や編集は自分で責任を持って行いますが、こうしたツールをうまく取り入れることで、より高いクオリティの記事を、より短時間で仕上げられるようになったのです。また、実際にSEOで上位表示された実績も作れました。

時代に応じたツールを柔軟に取り入れることも、長くこの仕事を続けるためには欠かせない姿勢だと感じています。

これからWebライターを目指す人へのアドバイス

これからWebライターを目指す人へのアドバイス

Webライターという仕事は、場所を選ばず始められ、スキルさえあれば年齢や学歴に関係なく活躍できる職業です(一部副業ができない会社員などは除く)。

しかしその一方で、継続して仕事を得るには地道な努力と工夫が必要です。これからライターを目指す方に向けて、私自身の体験をもとに、「最初の1年」「3年目」「5年後」に意識すべきポイントをお伝えします。

1年目は「行動量」を増やす

ライターとして最初の1年は「とにかく行動量を増やすこと」が大切です。はじめから完璧な文章を書こうとする必要はありません。それよりも、数をこなす中で徐々に書き方を覚え、仕事の流れを体に染み込ませていくことを優先しましょう。

クラウドソーシングやSNSを使って案件に応募し、まずは小さな実績を積み重ねることをおすすめします。

この時期は報酬も低く、うまくいかないことも多いかもしれませんが、「書いて納品する」という経験自体が、のちに大きな力になります。

また、納期を守る、丁寧なやり取りをする、誤字脱字をチェックするなど、基本的なビジネスマナーを大切にしてください。信頼の積み重ねが、継続案件につながる鍵になるはずです。

3年目の壁は「客観視」で乗り越える

ある程度仕事が軌道に乗り、ライティングにも慣れてきた3年目あたりには、多くの人が「マンネリ」や「伸び悩み」を感じる時期に入ります。この壁を越えるためには、自分のライティングスキルを客観視する力が必要です。

たとえば、「文章の構成は読みやすいか?」「情報の信頼性は確保できているか?」「SEOやマーケティング視点で記事を書けているか?」など。そうしたスキルを意識的に学び直すことで、質的なステップアップが図れます。

また、この時期から「専門分野を持つ」こともおすすめです。医療・法律・金融・育児など、何か一つ深掘りできる分野があると、単価が上がりやすく、差別化にもつながります。特にAIが普及した今、専門性は強みになると私自身実感しています。

5年後に差がつく「小さな習慣」を身につける

Webライターとして5年後も活躍していたいなら、「日々の小さな習慣」が将来の自分を大きく変えてくれます

たとえば、毎日15分だけでも良いので情報収集の時間を取る、読書や他人の記事を読む習慣をつける、アウトプットとしてSNSやブログで文章を発信する。こうした些細な積み重ねが、気づけば大きな実力差になって現れるはずです。

また、自分のポートフォリオを定期的に見直し、更新することも忘れないようにしましょう。クライアントにアピールする情報や実績を整理し、次のステージに向けた準備をしておくと、新たなチャンスを逃しません。

さらに、AIツールや新しい技術の習得にも柔軟に対応できる姿勢を持ち続けることが重要です。業界は常に変化しています。だからこそ、変わることを恐れず、自分から「変わりに行く」意識が、長く続けるための鍵になります。

まとめ

Webライターとしての5年間は、地道な努力と試行錯誤の連続でした。ですが、継続する中で少しずつスキルが身につき、報酬が上がり、仕事の幅も大きく広がっていきました。

「続けたからこそ見えた景色」は、最初の頃には想像もできなかったものです。 そしてその景色は、これからWebライターを目指すあなたにも、きっと開かれています。

この記事を通して、ライターという働き方の可能性と、自分自身を育てる喜びを感じてもらえたなら嬉しいです。

まずは「1日」「1週間」「1か月」と、小さな一歩を積み重ねてみてください。きっと数年後、振り返ったときに「あのとき始めて良かった」と思える未来が待っています。

この記事を書いたライター

執筆者

しょうご

Webライター歴5年。新卒でフリーランスになり現在までフリーライターとして活動中。執筆得意ジャンルは教育、IT、コスメ。これまでSEOでは50記事以上上位10位位内に表示させ、売り上げアップに貢献。今後の目標はライターのコミュニティ運営する...

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