そもそも花粉症って何?

そもそも花粉症って何?

花粉症とは、植物の花粉が原因でアレルギー反応を起こす疾患です。体のなかに侵入した花粉を、異物と認識し排除しようとするために鼻づまりやくしゃみ・目のかゆみなどが起こります。また、自律神経が乱れると症状が悪化するため注意が必要です。(1)(2)

花粉症の原因となる花粉は、スギやヒノキが有名ですが、それだけではありません。

例えば以下のような植物の花粉があります。(1)

  • ケヤキ
  • ブタクサ
  • カモガヤ など


花粉症の原因となる植物は50種類以上と言われているため、春以外の季節でも花粉症の症状が出る場合があるのです。(1)

私自身、春はスギ花粉とヒノキ花粉、夏や秋はイネ科の花粉が原因で、1年の3分の2を花粉に悩まされています。

ヨガが花粉症に効く理由

ヨガが花粉症に効く理由

ヨガは、花粉症で乱れた自律神経を整えるのに効果的です。

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、普段は切り替えながらバランスをとっています。しかし、疲労やストレスなどにより交感神経が優位になり続けると、バランスが乱れ花粉症の症状悪化につながるのです。(2)(3)

ヨガの呼吸には、副交感神経を高める効果があります。花粉症で優位になり続けている交感神経も、ヨガにより副交感神経が高まると自律神経のバランスが整うため、花粉症の症状がやわらぐのです。(4)

特に春は、寒暖差や環境の変化によりストレスや疲れを感じやすい時期のため注意しましょう。(5)

また、生活習慣の乱れも自律神経のバランスを崩し、花粉症の症状悪化につながります。

しかし、ヨガを行うと、心身の声に耳を傾けられるため、自分の体が何を望んでいるのかわかるようになるのです。

その結果、自然に生活習慣が整い、花粉症の症状もやわらいでいきます。(6)

ライターの仕事はいつでもできる一方で、寝る間も惜しんで仕事をしたり、好きな時に好きなものを食べたりと生活習慣が乱れる方も少なくありません。

花粉症に悩む方は、ヨガを通して生活習慣を見直してみましょう。

花粉症をやわらげるヨガの呼吸とポーズ

花粉症をやわらげるヨガの呼吸とポーズ

ここでは、花粉症の症状をやわらげるヨガの呼吸法とポーズについて紹介します

花粉症の症状をやわらげるヨガの呼吸

主にヨガで用いられている腹式呼吸は、自律神経を整える効果があるため、花粉症の症状をやわらげるのにつながります。(4)

花粉症の症状に効果的なヨガの呼吸法は、以下の通りです。(7)

1.背筋をまっすぐに伸ばす(立位・座位ともに可

2.口を閉じ鼻からゆっくりと息を吐く

3.鼻からゆっくり息を吸う

4.1~3を繰り返す


花粉症で鼻がつまっていても、根気よくやってみましょう。

呼吸は場所を問わないため、パソコンのキーボードに手を置いたままでもできますよ。

ぜひ、おためしください。

花粉症の症状をやわらげるねじりのポーズ

花粉症の症状をやわらげるねじりのポーズ

次はポーズの紹介です。

自律神経は背骨を通っているため、ねじりのポーズで背骨を意識すると整えられます。(8)

やり方は、以下の通りです。(8)

1.背筋を伸ばして椅子に座り、足の裏は床につける

2.左手を右膝に置き、右手は椅子の背もたれや座面をつかむ

3.目線は下げず、肩越しに後ろを見るようにして息を吐きながら体を右側にねじる

4.息を吸い、吐きながら、左手で膝を押すようにして、さらに体をねじる

5.精一杯ねじったら、その姿勢のまま、大きな声でゆっくりと3つ数える

6.脱力して、元の姿勢に戻る

7.反対側も同じように行う


左右均等に体をねじると、背骨のゆがみを整えられます。呼吸を忘れてはいけません。

パソコンに向かう時間の多いライターの方でも、椅子に座ったまま行えるポーズです。花粉症の症状でつらい時は、ねじりのポーズを行ってみてください。

花粉症の症状ををやわらげる魚のポーズ

花粉症の症状ををやわらげる魚のポーズ

魚のポーズは、自律神経を整えると言われている頭頂部の百会のツボを刺激します。

また万病に効くツボとも言われており、頭痛や鼻づまり・耳鳴り・めまい・不眠改善にも効果的です。(9)

やり方は以下の通りです。

1.足はそろえ、つま先を天井に向けた仰向けになる

2.両腕をピッタリと体に添わせ、ひじを床につけ、手のひらは親指を中にして軽くにぎる

3.胸を天井に持ち上げるような気持ちで、息を吐きながら、胸を反らせる

4.胸を反らせてできる範囲で頭頂部を床につける

5.そのまま深く呼吸を続けながら、10秒間キープする

6.ゆっくりと仰向けに戻る


花粉症の症状に限らず、頭痛や目の疲れ・肩こりに悩まされているライターは少なくありません。このような悩みも改善できるポーズです。

首が痛い時には無理に行わないようにしましょう。百会のツボをやさしく指先でたたくだけでも効果があります。

床を使って行うため、外で執筆している方は少し難しいかもしれませんが、自宅で仕事をしている場合は休憩がてら行ってみてください。

まとめ

まとめ

いかがでしたか。

花粉症の症状が邪魔をして、仕事に支障をきたしているライターの方はたくさんいるでしょう。

ヨガで花粉症が治るわけではありませんが、症状をやわらげられる可能性はあります。病院の治療やマスクのような対策と並行して、ヨガをためしてみてください。

花粉シーズンは大変ですが、ヨガで花粉に負けず乗り切りましょう!

参考文献

この記事を書いたライター

執筆者

丘紫真璃

児童文学作家の傍ら、Webライターをやっています。パソコン作業ですっかり凝り固まった身体をヨガや犬の散歩に出かけてほぐしつつ、執筆にいそしんでいます。とにかく、自分が好きなことをいっぱい書いて、書いて、生きていきたい。

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