副業で在宅ライターを始めたきっかけ

副業で在宅ライターを始めたきっかけ

私が副業在宅ライターを始めたのは5年前。

子どもが生まれ、中々手取りが上がらない本業に危機感を感じ、少しでも収入を上げるために副業をしたいと考えていました。そこで数ある副業の中から在宅ライターを選びました。

在宅ライターを選んだ理由は主に以下3つです。

1. 自宅でもできるので、本業と両立できる

2. 「在宅」というワードに惹かれた

3. 初心者でもすぐに始められる


とはいえ、意気揚々と始めた在宅ライターでしたが、すぐに想像していた仕事と違う...と気付かされます。

良いことばかりではない...副業での在宅ライターのリアル

良いことばかりではない...副業での在宅ライターのリアル

「自由そう」「家事と両立できる」「本業との間に」そんな淡いイメージを抱いて副業で在宅ライターを始めた私でしたが、現実はそんなに甘くありませんでした。

ここでは、実際に私が経験した在宅ライターのリアルな一面をお伝えします。

低単価に疲弊...「えっこれだけ?」

最初は「とにかく何でもやってみよう!」と勢いで案件に応募しました。

条件もろくに見ず、片っ端から応募したところ、ありがたいことにすんなり採用され、すぐに仕事を始めることができたんです。

しかしその報酬の低さにびっくり。なんと、1記事あたり300円。10記事書いても3,000円です。しかも、すべて終えるのにほぼ1か月かかり、実質日給100円の仕事でした(笑)。

その後もいくつか案件をこなしましたが、やはり低単価のものばかりで、最初の数か月は「月1万円稼げれば御の字」という状況。

この時、「ライターの副業って思ってたより稼げないんだな…」と実感したのを覚えています。

納期に終われて寝不足に

納期に終われて寝不足に

当たり前ですが、在宅ライターの仕事には納期があります。最初の頃、よくわからないまま納期が短めの案件を選んでしまい、焦りました。

まだライティングにも慣れておらず、仕事のペースもつかめなかったので、スケジュール管理もままならない状態でした。

結果、本業後に何度か徹夜で執筆する羽目に。

「納期なんてちょっとくらい遅れてもいいでしょ?」なんて甘い考えは一切通用しません。業務委託なので、納期を守れなければ即終了。容赦はありません。

正直、最初の頃は常に納期に追われていた感覚でした。夢の中でも記事を書いていましたね(笑)。

家事や本業との両立は意外とハード

家事や本業との両立は意外とハード

ここまでの流れから薄々気づいてるかもしれませんが、「在宅なら家事や本業と両立できそう!」という期待は、私の場合、最初から打ち砕かれました。

どんな仕事にも言えることですが、最初はとにかく覚えることが多く、慣れない作業で時間がかかるものです。

本業後に、クタクタで帰ってきて、家事や育児、寝かしつけの後に作業と、とにかく時間が足りませんでした。ましてや、在宅ライターは完全に自己責任。誰も手伝ってはくれませんし、頼れる上司もいません。

つまり、「本業をし、さらに家事をこなしながら、好きな時間に書いて稼げる!」という理想を実現するのは、「甘くはない」ことを覚えておきましょう。

副業での在宅ライターは体力勝負

初心者の頃は特に、「意外と体力がいるな」と感じました。長時間PCに向かってリサーチ、構成、執筆、リライト。脳も体もフル稼働で、終わる頃にはぐったり。目はショボショボ、肩と腰はバキバキ。地味にハードです。

しかも、私は小さな子どももいたので、さらに大変でした。「パパ〜」「あそぼ〜」かわいいけれど、容赦ない小さな声に囲まれながらの作業は正直、無理でした(笑)。

結局、子どもが寝たあとの夜中に執筆開始。眠気と戦いながら、静かな部屋でひたすらキーボードを叩く毎日。そして翌日には睡眠不足のまま出社。

在宅ライターには、体力も根気も求められるんだと痛感しました

それでも続けたいと思えた私なりの理由

それでも続けたいと思えた私なりの理由

正直、在宅ライターを始めたばかりの頃はつらいことの連続でした。それでも今まで続けてこられたのには、ちゃんと理由があります。

まず、特別なスキルがなくてもすぐに始められて、がんばった分だけ収入に反映されることです。とにかく私自身、本業の給料が低かったので、少しでも稼ぎが必要でした。またパートと比べ、時間に制約がなく、出勤がないことも魅力的でした。

そして何より他の副業とは違い、「自分の記事が世に出る」実感。在宅ライターのように自分のやったことが形に残る仕事はそうありません。

とあるゼネコンのCMで仕事内容を「地図に残る仕事」と紹介していましたが、ライターを同様に例えるならまさに「画面に残る仕事」です。

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、報酬をもらうのと同じくらい、「自分の記事で誰かのために役に立つ」ことはこの上ない喜びでした。

副業で在宅ライターをするやりがいやメリット

副業で在宅ライターをするやりがいやメリット

どうでしょう「副業での在宅ライターって大変そう…」という印象を持ちましたか。

でも大変なことがある一方で、「やってみて本当に良かった!」と心から感じられる瞬間もたくさんあります。

ここでは、私が副業で在宅ライターを続けてきた中で感じたやりがいや、メリットをご紹介します。

自分の力で報酬を得られる達成感

会社員のように毎月決まった給料をもらう働き方とは違い、がんばった分だけ報酬がもらえるのが在宅ライターの醍醐味です。

私も、初めて報酬が振り込まれたときは、自分の力でお金を稼げたことが嬉しくて、思わずちょっと贅沢な夕食を食べに行ったのを覚えています。

さらに慣れてきて執筆が捗ると、どんどん収入が増えていき、「もっとがんばってみよう」と前向きになれるのも、この仕事の魅力の1つです。

働く場所を選ばず、自分のペースで働けて、自分の力で稼げる。この達成感は、なかなか会社員では味わえません。

自分の記事が公開される醍醐味

自分の記事が公開される醍醐味

在宅ライターの醍醐味は、なんといっても自分の記事が世に出ることです。

納品して終わりではなく、記事が実際に誰かの目に触れ、読まれている。そう考えると、執筆が大変だった分「がんばって書いてよかったなぁ」と心から思えます。

自分の記事が公開されたページを見て、ニヤニヤしながら、「少しでも誰かのために役立ってる」と考えると、とっても嬉しくなります。

自分の記事が世界中に届く!そしてどこかの誰かが、自分の書いた文章を参考にしているかもしれない。そう思えるだけで在宅ライターとしてのやりがいを感じますね。

さまざまなスキルが身につく

他にも在宅ライターのメリットとして、さまざまなスキルが身につく点です。

例えば、ライターの直接的なスキルとして、文章力、情報収集力、構成力、SEOスキルなどがあげられます。

これらのスキルを磨いていくうちに、より高単価な仕事ができるようになったり、ゆくゆくはディレクターなどの上流工程に関わることもできます。ここまでくると、副業ではなく、フリーランスも検討できますね。

他にも、仕事を取るためには自分を売り込む営業力も必要ですし、クライアントとのやりとりを通じて、自然とビジネス上のコミュニケーション力も鍛えられます。

営業力やコミュニケーション力は意外と本業にも活きてきます。ライティング力以外でも非常に多くのスキルを身につけることができるのも魅力です。

本業や暮らしと両立させるためのワンポイントアドバイス

本業や暮らしと両立させるためのワンポイントアドバイス

ここまで、「副業での在宅ライターは大変。でもやりがいやメリットもたくさんある」ことが少し伝わったのではないでしょうか。

では実際に、副業で在宅ライターを始める場合、暮らしや本業とどうバランスよく両立させていけば良いのでしょうか?

最後に、私自身の経験をもとにした、ちょっとした工夫やコツをご紹介します。

作業時間を決めて集中する

副業で在宅ライターを始めたての頃は、とにかく執筆しようと、隙間時間があれば常に仕事をしがちではないでしょうか。私は、最初は電車の中でスマホを使用しながら通勤時間に執筆していました。

しかし、常にあれこれ考えながら中途半端に作業を続けると、ただでさえ本業があるのに、頭の中が仕事モードで疲れてしまいます。

「リサーチし、構成を考え、執筆をする」ライターの作業には常に集中力が伴います。隙間時間で少しずつ作業するよりも、時間を区切って集中的に作業した方が遥かに効率的です。

私のおすすめは早朝の時間。家族がまだ寝ている静かな時間帯は、集中して書くにはもってこいです。私は最初朝が苦手でしたが、子どもと一緒に夜9時に寝て朝5時半ごろには起きて作業していますよ。

家族の理解と協力を得る

在宅ワークとはいえ、家族の支えがなければ成り立ちません。特に納期が重なる時や、作業が立て込む時期は、家事や育児をお願いする場面も出てきます。

「今後どんな働き方を目指すのか」「収入の見通し」「家族にとってのメリット」などを、最初に共有しておくことも大切です。もちろん家族への感謝も忘れずに。

実は、最初はこっそり副業を始めようかと思っていたのですが、途中で家族の協力が不可欠になると感じ、事前に話しました。その結果、理解してくれて、応援もしてくれるように。もちろん、妻への感謝と恩返しは忘れません。

例えば、納期が遅れそうな時に、1日作業時間をもらったら、スイーツをプレゼントしたり、後日ちょっと豪華な夕食にでかけたりします。

家族のためを思って、副業するパターンがほとんどだと思いますので、感謝を忘れず、成果を家族に還元する気持ちがあれば、きっと協力してくれるはずです。

ブログに挑戦して不労所得を目指す

少しずつ在宅ライターの仕事に慣れてきたら、次は「ブログ運営」に挑戦してみるのもおすすめです。

ライターとブログは、実は相性がピッタリ。すでにライティングの基礎があるので、質の高い記事が書けますし、SEOやマーケティングスキルもどんどん身につきます。そして何より、ブログは広告収入という形で不労所得につながる可能性があるのが最大の魅力です。

ライター業は、働いた分だけ稼げる反面、常に書き続ける必要があります。一方でブログは、一度収益化の仕組みを作ってしまえば、しばらく放っておいても稼いでくれることもあります。

私もライターをしながら、個人で観光ブログやライフスタイルのブログを続けて約4年。今では月2万〜5万円の収益があり、しっかりとした副収入源になっています

ライター業に慣れてきたら、ライティング力を活かして、個人ブログに挑戦してみましょう。

副業での在宅ライターは甘くない。でも自分次第で自由な働き方が叶う

今回は実体験をもとに、在宅ライターのリアルを紹介しました。

副業での在宅ライターは「かっこいい」「隙間時間に」「自由でいつでもできる」といった良いイメージが先行しがちですが、実際は(特に始めたての頃)大変です。

それでも、スキルを磨き、ブログなどで不労所得を得られ、単価も上がってくると、仕事を選べるようになってきます。

そうなると、本当の意味で自由な働き方が見えてきます。

そして何より、自分の書いた記事が誰かの役に立つ。この喜びは、他の仕事ではなかなか味わえません。PC1台あれば、誰でも始められるのが在宅ライターの良いところ。

少しでも「やってみたい」と感じたなら、ぜひ副業から踏み出してみてくださいね。

この記事を書いたライター

執筆者

ノース

「ユーザーを惹きつけるWebサイトを創る」をモットーにしているWeb制作者&Webライター!さらに観光ガイドも兼任!三足の草鞋で活動中!左記のことから得意ジャンルは観光とIT。たった1人に100%魅力が伝わる文章を心がけています。

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