プロフィールについて教えてください

プロフィールについて教えてください

製造業で生産管理を担当し、生産計画を立てていたのが前職です。現場では、PDCA(計画→実行→評価→改善)で不良の原因を掘り当て、未然に防ぐ仕組みづくりをしてきました。数字と向き合い手順を整える日々が、ライター業に活かせていると思います。

現在は、SEO記事やコラムの執筆が主戦場です。検索する人の意図を読み、骨子を組み、書いたら検証して磨き直します。推測で断言はしません。根拠は自分で取りに行きます。


強みは継続力です。趣味は野球観戦と読書で、球場でリフレッシュします。記事制作の種になるので、読書で得た知識や浮かんだ気づきを、メモへ書き落とすのが習慣です。

ライターをめざしたきっかけはなんですか?

ライターをめざしたきっかけはなんですか?

最終的には、ライター経験者との出会いです。子どものころから、文章を読むのは好きでしたが、書く習慣はありませんでした。年を重ねるにつれ、知識が増えているはずなのに、知らない世界が増えていく。ある時、そんな不思議な感覚を覚えました。知識欲が強まり、学びを外へ出したい思いが強くなった時期です。

読む側で満足していた期間は長く、要約や比較を書き出すと理解が深まる実感があり、仕事にしたいと考えるようになりました。とは言え、ライターに関しての知識がない私にあったのは、漠然とした不安です。そんな時に経験者と話をする機会に恵まれ、ライターになる手順や判断軸が具体的に見え、私も挑戦したいと感じました。

さらに、後押しになったのは、前職との相性の良さです。前職で身につけた原因分析の手法は、情報整理や根拠の事実関係を調べるのに通じます。学びを記録に変え、読者が迷わず1歩進める道筋を示す記事を書きたいと考えました。知識を増やしながら報酬を得られる点も、ライターの魅力です。

ライターになるために、まず始めたことはなんですか?

ライターになるために、まず始めたことはなんですか?

ライタースクールへ入学しました。学習環境づくりと、受講期限がなかったのがスクール入学の決め手です。仕事で残業が多く、帰宅時刻が読めなかったため、期限付きだとカリキュラムが修了できない可能性がありました。そのため、自分の歩幅に合ったのが無期限での受講です。

正直に言うと、詐欺も疑っていたため、45日間の返金保証があったのも信頼できる要因となりました。

当初は、忙しさからカリキュラムが思うように進みませんでした。そこで取り入れたのが、朝早く起きる習慣です。1日5分でもいいから必ず手を動かす。目標が高すぎると挫折する可能性が高まりますから、自分にとってハードルが低い目標設定が継続できた理由だと思います。

カリキュラムを進めながら、学びは毎日Xへのポスト(投稿)もしました(守秘には配慮)。

現在のお仕事スタイルにつながった経緯を教えてください

現在のお仕事スタイルにつながった経緯を教えてください

根っこにあるのは知識欲です。曖昧さを残さないために、用語と対象範囲を先に決め、根拠を1次情報(元データや公式データ)で確かめる方法を習慣化しました。

転機となったのはテストライティングで、クライアントから、因果関係の飛躍を指摘された経験です。以後は、以下の3点を必ず点検し、どれかが欠ける主張は扱わないようにしました。

  • 時間の順序
  • 原因となる仕組み
  • 他要因の可能性


指摘はクライアント別に記録し、初稿前・再稿前・公開前に見返しています。

X経由の案件で、整骨院向けコラムを担当したのが初めての執筆です。生活者に伝わる言葉へ言い換え、1次情報で裏付け、読み進める道筋として見出しの並びを整えました。この積み重ねが、いまの仕事のスタイルにつながっています。

ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?

ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?

私が思う大変なところは、正確さと読みやすさの両立です。急いで納品したい気持ちと、根拠を確かめたい思いがぶつかります。思いのほか時間がかかるのが、元の資料や公式情報をたどる作業です。クライアントの依頼内容を曖昧なままにすると認識がずれ、書き直しが生じます。

さらに、執筆までの努力が完成という成果として表れるまで時間差があります。結果が出るまで不安や焦りが生じがちです。書き手の温度を残しつつ客観性も保つ線引きは難しく、言葉が強すぎたり、弱すぎたりする瞬間もあります。締切が近づくほど表記ゆれや用語選びが気になり、手が止まる場合もあります。

きつい時はどんな風に乗り越えましたか?

きつい時はどんな風に乗り越えましたか?

事実の見極めに迷う場合は保留タグを付け、1次情報が整った時点で確定します。断定するのは根拠がそろった時だけです。クライアントへの報連相は、迷惑にならないように意識しながら、お互いのために着実に対応します。

手が止まった時は、ストレッチしたり、散歩したりして気分転換します。ライターは、運動不足になりがちなので一石二鳥です。

気持ちが乗らない朝は、まず5分だけ動くと決めます。意識する軸は小さくても前進です。見出しを1つ整える。定義を1つ確かめる。参考を1つ読む。取り合えず「必ず手を動かす」が基本です。手を動かしさえすれば、案外やる気が出ます。大げさに言えば、私が継続するための極意です。

行動できたら、振り返りを挟みます。前日に進んだ1歩を記録し、今日の1手の決定です。小さな到達を経験するほど、不安は薄れます。

「辞めなければ継続」が、私の座右の銘です。一気に大きな跳躍を狙わず、小さく動かし、小さく直す。成長するには、経験を積まなければなりません。

仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?

仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?

ライターのやりがいは、クライアントからの「感謝」と読者の「役に立った」の言葉です。積み重ねが形になった実感が生まれ、次の執筆へ背中を押されます。

もう1つの楽しさは、調査で得た知識をかみ砕き、届く言葉へ整える過程です。定義・比較・因果をそろえ、段落の並びで疑問が自然に解ける道筋を作ります。前職で身につけた検証の習慣がここで活きます。

ライターとしての目標ややりたいことがあったら教えてください。

思いと事実の釣り合いが取れた原稿を作り、文章で読者の背中を押せるライターになるのが目標です。行動したくても、なかなかできない人がいます。かく言う私も、そんな1人でした。私の執筆した記事を読み終えた人が「やってみたい」と思い、実際に「1歩踏み出す場を築けたら」と考えています。

私は、まだライターとして勉強の途中です。むしろ、勉強に終わりはありません。人生は死ぬまで勉強です。それでも、積み重ねる姿勢は変わりません。昨日よりも1歩でも前へ、今日も進みます。

この記事を書いたライター

執筆者

セバス

長年の製造業勤務を経て、Webライターとしての活動を開始しました。現在は多ジャンルに対応中。読者に寄り添う文章を心掛けています。読書と野球が心の糧。

詳細を見る

タグ