ライターコミュニティなどで仕事を得るために!「人」として覚えてもらう重要性

ライターコミュニティなどで仕事を得るために!「人」として覚えてもらう重要性

Mojiギルドなど案件獲得のチャンスもあるライターコミュニティで継続的な仕事を得るには、ライティングスキルはもちろん、担当者に「人」として好意的に覚えてもらうことが大切です。私が心がけている具体的な方法について解説します。

ポイント
  • 必ずしも「スキルだけ」で仕事は得られない
  • 自分から動く!イベント・セミナーへの積極的な参加

必ずしも「スキルだけ」で仕事は得られない

Webライターとして、ライティングスキルはもちろん必要です。誤字脱字なく、読者の心に響く文章を書く能力は、プロとして大前提といえるでしょう。

しかし、Mojiギルドに限らず業界には、あなたと同じか、もしかしたらあなた以上のスキルを持ったライターが数多く存在しています。私の場合、スキルだけで評価されるのであれば、仕事が回ってくる確率は低くなってしまうでしょう。

継続的に案件を獲得し、「選ばれるライター」になるためには、「人」として担当者に好意的に覚えてもらうことが大切です

仕事は結局のところ、「人と人」とのコミュニケーションのうえで成り立ちます。

「このライターさんとまた一緒に仕事をしたい」
「この人なら安心して任せられる」

と思ってもらえるかどうかが、継続発注の鍵を握ります。スキルが同じくらいなら、一緒に仕事をして気持ちの良い人、顔や人となりがわかる人に頼みたいと考えるのは、当然のことではないでしょうか

自分から動く!イベント・セミナーへの積極的な参加

コミュニティのディレクターに「人」として覚えてもらうためには、交流イベントやセミナーへの参加がおすすめです。

Mojiギルドは、ライターのスキルアップだけでなく、ライター同士、そして編集部との交流を大切にしています。チャットワーク上でのやり取りだけでは、個人の熱意や個性、人柄を伝えることはなかなかできません。

しかし、イベントやセミナーに参加すれば、「顔」と「人となり」を持ったライターとして認識してもらえます。私自身も、積極的に参加することで、単なる業務連絡ではない会話が生まれ、それが後々の信頼につながったと感じています。

参加する際は、画面の前に座っているだけでなく、一歩踏み込んで顔を出し声を出してみましょう。積極的に質問をしたり、自分の考えを述べたりすることで、「意欲的なライター」「コミュニケーションが取れるライター」という良い印象を残すことができます。

こうした努力は、仕事を発注される側になったときの強みとなるのです。

ただの「ライター」ではない!あなたの「専門性」を伝える努力

ただの「ライター」ではない!あなたの「専門性」を伝える努力

「人」として覚えてもらう行動の次は、「あなたが何ができる人なのか」を覚えてもらう必要があります。ただの「いい人」で終わらないために、「〇〇が得意なライター」として認識してもらう努力が必要です

ポイント
  • 「〇〇が得意なライター」として認識してもらう
  • 私が担当者に覚えてもらった「キーワード」

「〇〇が得意なライター」として認識してもらう

担当者が「特定のテーマの記事が必要」と考えたとき、あなたの顔が思い浮かぶ状態を作るのが理想です。そのためには、あなたの持つ独自のスキルや過去の経験を積極的にアピールする必要があります

たとえば、あなたがもし元プログラマーであれば「IT分野に強いライター」、もし主婦経験が長ければ「子育てや節約に関する記事が得意なライター」といった具合です。その専門性が高ければ高いほど、他のライターとの差別化になり、その分野の案件が発生した際に声がかかる可能性が高まります。

ただ「ライター」として応募を待つのではなく、「特定の分野の専門家」としてアピールするのです。

私が担当者に覚えてもらった「キーワード」

私自身も、自分の専門性を明確に伝えることで、案件獲得につながる経験をしました。私が担当者に覚えてもらうために意識的に伝えてきた「キーワード」は以下のようなものです。

  • AIライティング:最先端のツールを使いこなし、効率的な執筆ができる
  • 速読:大量の情報を素早くインプットし、記事作成に活かせる
  • パーソナルトレーナー:健康やフィットネス分野に関する専門的な知識と経験がある
  • IT・製造業関係:過去の経験から、専門性の高い分野の用語や仕組みへの理解がある
  • 取材記事:人から話を聞き出すコミュニケーション能力と、経験に基づいた構成力がある


担当者は「このテーマの記事なら、このキーワードを持つ人に任せよう」と、案件の振り分けや企画提案の際に判断する材料として、スキルや経験を活用してくれます。

毎月募集されるコラム記事で、自分が持っているスキルや経験を取り上げれば、より印象に残るでしょう。私が執筆した例は、以下のとおりです。

コミュニティを活用するための実践的な行動リスト

コミュニティを活用するための実践的な行動リスト

ここまでお伝えした内容を踏まえて、具体的にどのような行動を取るべきか、実践的な行動リストとして紹介します。

ポイント
  • 交流の場を「認知の場」に変える工夫
  • ライティング以外の信頼を積み重ねる

交流の場を「認知の場」に変える工夫

交流イベントやセミナーは、単なる情報収集の場や雑談の場ではありません。あなたの「人となり」と「専門性」をインプットしてもらうための、「認知の場」です。この機会を最大限に活かすために、以下の工夫を実践しましょう。

まず、自己紹介の際、名前や所在地だけでなく、自分が得意とするジャンルや経験を一言で伝えられるように準備しておきましょう。実績をまとめたポートフォリオを作成し、すぐに見せられるようにしておくことも大切です。「〇〇に強いライターです」と口頭で伝えるのはもちろん、後で確認できる内容にしておけば、印象の残り方が変わります

また、交流会やイベントの主催者には、後日、チャットなどで感謝のメッセージを送りましょう。「今日は〇〇についてお話できて楽しかったです」など、具体的な会話内容に触れることで、あなたの記憶がより鮮明になり、印象を強化できます。

ライティング以外の信頼を積み重ねる

継続的に仕事が依頼されるライターは、文章力だけでなく、ビジネスパートナーとしての信頼を勝ち得ています。これは、日常的な業務を通して積み重ねていくものです。私は以下の3点を意識しています。

まずは、進捗報告や質問、トラブルの報告は、可能な限り早く、明確に行いましょう。「連絡が遅い人」という認識は、どんなにスキルが高くても信頼を失う原因になります。次に、どんな事情があっても、納期は厳守です。難しい場合は、必ず余裕をもって事前に相談し、信頼の土台を築きます。

さらに、担当者が求めているものを想像して、提案できるようになるのも良いでしょう。例えば、「セミナーの登壇者を探している」と耳にすれば、一緒に企画を考えて、登壇者を見つけてくるというのも効果的です。

文章力以外の部分で「この人なら安心」と思ってもらうことが、案件継続につながる確実な一手だと考えています。

「コミュニティ」をアピールの場と捉えて積極的に参加しよう

「コミュニティ」をアピールの場と捉えて積極的に参加しよう

ライターコミュニティやオンラインサロンに登録すれば、すぐに案件が紹介されるわけではありません。案件に応募しても、採用されない場合もあるでしょう。それでも、諦めることなくライターとして成長し、担当者たちと長期的な関係を築きましょう。

「スキル+人間性+専門性」をうまくアピールできれば、継続的な仕事につながる確率は上がるはずです。

提供されるイベントやセミナーなどの機会を、「自分を知ってもらうための投資」として捉えて、積極的に関わりを持ちましょう。自ら行動し、信頼を積み重ねることが、安定したライター生活への一番の近道となります。

この記事を書いたライター

執筆者

中島正雄

ITエンジニア、速読インストラクター、パーソナルトレーナーなど、異色の経歴を持つライター。得意ジャンルはIT・システム開発関連、製造業などのビジネス系や、転職サイトでの企業紹介記事や、Webメディアでの専門家取材記事など。クライアント...

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