クライアントワークにはコミュニケーション能力が必要

在宅の仕事にコミュニケーション能力がいるとは思わなかった…

在宅の仕事にコミュニケーション能力がいるとは思わなかった…

Webライターのクライアントワークには、コミュニケーション能力が必要です。ちなみにクライアントワークとは、クライアントから依頼された仕事を指します。

「Webライターに必要なスキルは何だろう?」

気になって調べると、ライターにもコミュニケーション能力が必要だと知って、とても驚きました。

Webライターは、あまり人と関わらずに働けると思っていたからです。

在宅の仕事なので、チャットワークやメールなどの連絡ツールだけで、依頼から納品までできると思っていました。

しかし、ライターの仕事は執筆だけではありません。仕事を獲得するために面接が必要な場合もあります。

また、納期やスケジュール調整、タスクの進捗報告など、クライアントと連携を取って進めなければなりません。クライアントの要望をきちんと理解するために、質問力やヒアリング能力も大切です。

ライターは、在宅でできる仕事ではありますが、コミュニケーション能力が必要な点は、会社に出勤して働くのと同じといえます。

人見知りである私がライターを選んだのは「相手と顔を合わせずに仕事ができるなら私にもできそう」と考えたからです。

しかし、そうではないと気づくまでに時間はかかりませんでした。

筆者の人見知りストーリー

接客業では電話対応も。苦手だけど笑顔で話すことを心がけます

接客業では電話対応も。苦手だけど笑顔で話すことを心がけます

私はもともととても人見知りな性格で、子どもの頃から人と目を合わせて話もできませんでした。

そんな私が社会に出て就いた職業は接客業。いまだに、なぜ接客業を選んだのかわかりません。初めて勤めたのは、子ども服の販売で、お客さまに積極的に声をかけて品物を買っていただく方針の会社でした。

さらに、声かけをしたお客さまが購入に至ると自分の成果となる「接客コンクール」が年に数回あり、声がかけられない私には苦痛で苦労したものです。

そんな人見知りな私も、隣のお店に勤めていた同年代のスタッフのおかげで、少しずつ人との接し方を覚えられました。

一緒にごはんを食べたり、仕事の悩みを聞いてくれたり…。

仲間が気にかけ、積極的に仲良くなろうとしてくれたから、苦手な接客にも慣れ、仕事を続けられたのだと思います。

しかし、私の人見知りは持って生まれた性格なので、克服はできません。「仕事モード」に入るスイッチを押して、仕事しているような感覚です。

接客業の仕事モードと言うと「機械的に接客してるの?」と思われそうですが、そうではありません。30年間さまざまなタイプのお客様と接したおかげで、スイッチを入れると自然に心からの笑顔で丁寧な接客ができるようになりました。

このように仕事モードのスイッチを入れると、他者とのコミュニケーションが自然にできるようになるので、Webライターとしてのクライアントワークにも活かしています。

正直、今でも面談や面接は苦手ですが、接客業の時と同じで仕事モードのスイッチのおかげで、がんばれているのです。

「苦手だな、怖いな」のような気持ちは消えませんが、それよりも「面談、無事に受け答えできた!がんばれた!」という達成感が、次に進む原動力になっています。

人見知りの私がクライアントワークで意識していること

人見知りが発動して疲れたら芋ようかんでモチベアップ!

人見知りが発動して疲れたら芋ようかんでモチベアップ!

人見知りで知らない人と話すのが苦手な私が、クライアントワークで意識しているのは次の3つです。

  • 丁寧な対応を心がける
  • 相手の立場になって考える
  • 疲れた時の対応方法を用意する


ひとつずつ紹介します。クライアントワークに苦手意識を持っている方は参考にしてください。

丁寧な対応を心がける

クライアントをはじめ、仕事で関わる方々へは丁寧な対応を心がけています。自分がどんな気持ちで接しているかは、相手に伝わるからです。

人と話すのが苦手な私だからこそ、相手の話をきちんと聞いたり、質問には適切に答えられるようにしたりと、丁寧さで苦手意識をカバーしています。

クライアントワークに苦手意識がありストレスを感じる方は、まずは丁寧に接してみてください。

例えば、自分が丁寧に接すれば、それが伝わり相手の対応も丁寧になるでしょう。そうすればコミュニケーションも取りやすくなります。

また、ミーティングや面談・面接時は、質問事項をまとめておいたり、聞かれた内容に答えられるようにしたり、事前準備はおこたりません。緊張していても、事前に準備をする姿勢が丁寧な仕事ぶりだと映り、熱意は伝わるでしょう。

人見知りでも、丁寧な対応は、少しずつコミュニケーションを取りやすくさせ、クライアントワークも楽しくしてくれます。

相手の立場になって考える

自分の人見知りを活かして、相手の立場に立って考えることを大切にしています。

私は人見知りがゆえに、相手の顔色をうかがう癖があります。それを活かして、コミュニケーションを取りながらクライアントワークに取り組めるようになりました。

私にとって「顔色をうかがう」とは「相手を知ろう、気持ちを理解しよう」とすることです。この相手を理解したい気持ちこそが、人見知りがクライアントワークに役立っているなと感じます。

具体的には、忙しいクライアントに手間を取らせないようにするにはどうしたら良いか考えると良いでしょう。

以前の記事でも書きましたが、ライターになったばかりの頃は、基本的なパソコン操作すらできずクライアントに一つひとつ聞いていました。クライアントにとっては、とても面倒に感じたでしょう。

それにも関わらず、初案件のクライアントはとても優しく、なんでも丁寧に教えてくださり、とても感謝しています!

言い訳ですが、接客業で「わからない点はすぐに聞く」と指導されていたので、ライター業でも、素直になんでも聞いてしまいました。

しかし、パソコンを使う仕事での「わからない」は、検索すれば自分で解決できる場合がほとんどです。自分で解決できれば、相手に手間をかけずに済みますよね。

ちなみに私は、それにもしばらく気づかず…知らないとは怖いものです。

疲れた時の対応方法を用意する

ライターは続けたいけれど、時々クライアントワークが辛くなる方は、自分なりのリラックス方法を見つけておくのがおすすめです。

人との関わりに苦手意識があると、がんばっていても以下のようなできごとがきっかけで何かがプツンと切れてしまう場合があります。

  • クライアントとなんとなく合わない
  • すぐに返信しなきゃ!と気負いすぎて疲れる
  • 気遣ったつもりが、違う意味として伝わってしまった など


このような時は、ちょっと休憩しましょう。

パソコンを閉じて、大好きな甘いものを食べたり、YouTubeで好きなアーティストのМVを見たり、かわいい動物動画で癒されたり…。

自分なりの方法でリフレッシュするのがおすすめです。

私は、クライアントから褒められたり、苦手な面談を乗り越えたりした時は、自分を甘やかしておやつを与えます。

「面談が終わったら、芋ようかんを食べるぞ!」

これだけでも私のモチベーションは上がるのです。なんでもいいので、自分を褒めて甘やかしてあげる方法を用意しておいてください。

それでも「何をやってもこのクライアントとは合わないな、苦手だな」と思ったら、距離を取るのも1つの方法です。

人見知りでも大丈夫!クライアントワークはこわくない

私と同じように、人見知りで「人と話すのが苦手」「あまり人と関わりたくない」と在宅でできるWebライターを選んだ方も少なくないでしょう。

しかし、在宅ワークでも人とは関わりますし、話もしなければなりません。クライアントワークは大変で、私もいまだに疲れています。

そんな時は、本記事で紹介した内容を参考にしていただけたら幸いです。人つき合いが下手で人見知りだった私でも、自分なりに工夫しながらクライアントワークを行っています。

私でもできるので、あなたもきっと大丈夫!クライアントワークは、こわくありません。がんばりすぎず、たまには息抜きしながらお仕事していきましょう!

この記事を書いたライター

執筆者

みきるな

駅の某ショップで20年以上勤務する副業ライターです。接客で学んだおもてなしの心を活かし、相手目線でわかりやすい文章を心がけています。趣味は漫画や本を読むこと。お花を育てること。動物園と水族館が好き。動物大好き(特に鳥とくじら)。...

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