ライターのリアルなメリット・デメリット

ライターのリアルなメリット・デメリット

「在宅ライターって自由でいいなあ」

そんなイメージを抱いている人は多いかもしれませんし、私自身も「自由」な印象に惹かれてライターという働き方を選びました。

確かに在宅ワークにはメリットがたくさんあります。しかし、実際には「意外な大変さ」もあるんです。ここでは、私がこれまでに感じたメリットとデメリットをまとめました。

ライターとして働く4つのメリット

ライターという働き方には、時間や家事にとらわれず働ける「自由さ」があります。

私が実際にしている、在宅ライターならではの魅力をいくつかご紹介します。

1. 時間と場所に縛られない
自宅でできるので、子どもが昼寝している間や、夜のすきま時間に仕事ができます。通勤がないのは本当に楽で、家事や育児との両立もしやすいです。

2. スキルが増える
書けば書くほど、文章力や調べる力が自然と身につきます。始めたばかりの頃は時間がかかっていた記事作成も、今ではスムーズにこなせるように。努力が形になっていくのを実感できます。

3. 自分の成長や実績が「資産」になる
執筆した記事はポートフォリオとして使えますし、検索上位になった記事があれば実績としてアピールも可能です。経験を積めば、単価アップや継続案件につながることもあるでしょう。

4. 人間関係のストレスが少ない

ライターの仕事はオンラインでのやりとりが中心です。そのため、職場のように複雑な人間関係に悩むことがほとんどありません。

在宅ライターは、自分のペースで働きたい人にとって大きな味方です。日々の積み重ねが自信や実績に変わっていくのが楽しい仕事でもあります。

ライターが痛感する4つのデメリット

自由な働き方の裏には、「自分でコントロールしないと崩れやすい」という側面もあります。

ここからは、私が実際に感じた、ライター業の難しさについてもお伝えします。

1. 収入が安定しない
継続案件がなければ、毎月「ゼロから仕事を探す」状態になります。収入の波があるので、生活費として計算するには少し不安定かもしれません。

2. 自己管理が必須
在宅ワークは自由だからこそ、ダラダラしようと思えばできてしまうのが難点。スケジュール管理やモチベーション維持はとても大切です。

3. 孤独を感じやすい
ライターの仕事は基本的にひとり作業なので、誰とも話さない日もあります。特に在宅ママは、家族以外と会話しない日が続くと、ちょっとさみしく感じることもあるかもしれませんね。

4. 稼げるようになるまでに時間がかかる

最初は単価も低くなりがちで、数百円~数千円の案件をこなす日々が続くケースが多いです。すぐに生活費レベルの収入を得るのは難しく、根気と継続力が求められます。


このような特徴から、ライターは「誰でも始められる」けれど、「誰にでも合う」とは限らない仕事だなと感じます。コツコツ作業が得意な人、ひとり時間が好きな人、自分で考えて動ける人にはぴったり。一方で、指示がないと不安になる人や孤独に感じやすい人にとっては、苦しい面もあるでしょう。

とはいえ、働く時間も場所も自分で決められる自由さは、他の仕事にはなかなかない魅力です。自分らしく働きたい人にとっては、ライターは理想の仕事のひとつになるはずです。

私の1日のリアルなスケジュール公開!仕事と暮らしのリアルなバランス

私の1日のリアルなスケジュール公開!仕事と暮らしのリアルなバランス

「在宅で働いている人って、1日どんなふうに過ごしているの?」とよく聞かれます。確かに、普通の会社員やパートとは異なる働き方なので、イメージしづらい人もいるかもしれません。

そこで、ここでは私のとある1日のスケジュールをリアルにご紹介します。特に、子育てと在宅ライター業を両立しているママさんの参考になれば嬉しいです。

・とある平日のスケジュール

時間帯 内容
6:30~7:30起床・朝食準備・子どもたちの支度
8:00~9:00保育園へ送迎・朝の家事
9:30~11:30ライターの仕事(執筆やリサーチ)
11:30~12:30お昼ごはん・少し休憩
13:00~15:00ライターの仕事(構成案・修正作業など)
15:30~16:30保育園お迎え・おやつ・片付けなど
17:00~19:00夕食作り・子どもと遊ぶ・お風呂
20:00~21:30子ども就寝・残った仕事(軽作業や納品チェックなど)
22:00~23:00自由時間(読書・SNS・プロンプト整理など)

ライターとして働く上で工夫していること

毎日同じように動けるとは限らないからこそ、在宅ライターの働き方にはちょっとした工夫が欠かせません。

ここでは、私が実践している日常の中の工夫をいくつかご紹介します。

1. 「午前中の2時間」を集中タイムにする
朝は頭がスッキリしているので、執筆や構成作業は午前中に集中して進めています。逆に、夜は細かいチェックや資料集めなど軽めの作業にしています。

2. タスクは細かく分けて「スキマ時間」にやる
子どもはよく、大人が予期できないようなことをするものです。小さい子どもであれば、特に目が離せません。そのため「30分だけ集中」のような取り組み方ができるように、タスクは細かく分けておき、臨機応変に対応しています。

3. 家事は「完璧」を目指さない

完璧に家事をしようと思うと、しんどくなってしまいます。私自身、正直、洗濯物はたたまず「かごへポイ」の日も多いです…。働きながら子育てしているのであれば、完璧は目指さなくて大丈夫!


SNSでは、キラキラした在宅ワーママライフを見かけることもありますが、実際はバタバタです。でも、工夫しながら自分に合ったリズムをつかめば、ちゃんと両立はできます。理想的な1日より、「自分に合った1日」を見つけることが、長く続けるコツです。

自分らしい働き方を手に入れるために大切なこと

自分らしい働き方を手に入れるために大切なこと

ライターとして在宅で働くようになって、よく聞かれるようになったのが「どうやったらそんな働き方ができるの?」という言葉。

でも、私も最初からうまくいったわけではありません。むしろ、「この働き方、自分に合っているのかな…」と悩んだ時期もありました。

そんな私が感じているのは、「自分らしい働き方」は実は特別なものでもなんでもなくて、「毎日の暮らしのなかで、ちょうどよく続けられる形」だということです。

「無理なく続ける」がいちばんのカギ

在宅ライターって、最初は「自由に働けるからラクそう」と思われがち。しかし実際は、自分で自分を管理しないといけないし、思ったように稼げない時期もあります。

だからこそ大切なのは、「無理をしない」「長く続ける」こと。

たとえば、「毎日じゃなくて、週2回だけ仕事時間を作る」「子供が寝てからの1時間だけ取り組む」「書くジャンルは自分が興味あるものだけに絞る」など。

そんな風に、頑張りすぎない工夫をすることが、心の余裕につながります。

人と比べない。比べるなら「昨日の自分」

SNSを見ていると、「月収〇万円達成!」とか「1日5記事書いています」なんてキラキラした情報が目に入って焦ってしまうこともありますよね。

ですが、焦る必要はまったくありません。その人にはその人のペースがあり、背景も努力も違います。他人と比べるとしんどくなるのがこの仕事の難しさです。

私自身も、「この人すごいな…」と落ち込むことは日常茶飯事。しかし最近は、昨日の自分より一歩でも前に進んでいたらOK!と思うようにしたら、気持ちがフワッと軽くなりました。

「こうありたい」を大事にする

収入を優先するのもいいし、家族との時間を一番に考えるのも素敵な選択だと思います。

「私はこんなふうに働きたい」「こういう暮らしをしたい」という気持ちは、大事にしていいんです。

ライターという働き方は、自由だからこそ正解が人それぞれ

だから、つらくなったときは、「何のためにこれを始めたんだっけ?」と自分に問いかけてみてください。きっと、立ち止まるヒントが見つかるはずです。

ライターは、頑張った分だけ形になるお仕事ですが、頑張りすぎると続かなくなってしまうお仕事でもあります。「自分らしい働き方」は、試行錯誤しながら少しずつ育てていくもの。あなたのペースで、無理せず続けていきましょう。

あなたにもできる。ちょっと自由な働き方の一歩目

今回は、在宅ライターとしての働き方、日々のリアル、そして工夫や気持ちの持ち方など、私自身のことを率直に紹介してみました。少しでもイメージが湧いてきたでしょうか?

「自由に働く」って聞こえは素敵ですが、実際には責任も不安もたくさんあります。それでも、私はこの働き方を選んで良かったと思っています。なぜなら、「自分の時間」「家族との時間」「好きなことに向き合う時間」を大切にできるから。それは会社勤めをしていた頃はなかなか得られなかったものでした。

完璧な準備はいりません。やってみたいという気持ちを大切にしてください。ちょっとだけ自由な働き方。自分のペースではじめてみましょう!

この記事を書いたライター

執筆者

増田なな

元気な2人の男児を育てるママライター。デイサービスと病院で働いていた介護福祉士。自己表現が苦手な自分が「誰かの助けになりたい」という思いでライターへ。医療系の記事を多めに書いています。自身でブログも運営中。バスケは8年間経験があ...

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