SNSのバズ動画紹介

SNSのバズ動画紹介

SNSでバズった動画を紹介する記事では、思った以上に難しさを感じました。

「かわいい」「おもしろい」といった表現で済ませてしまえば簡単ですが、記事としての説得力や構成を考えると、それだけでは不十分です。

多くの動画は“かわいさ”や“瞬間的な面白さ”を前面に出しているため、起承転結があいまいなケースが多いです。「かわいいからバズった」のではなく、「飼い主との関係性が垣間見える」「偶然の瞬間が感動を呼んだ」など、読者が“背景”を感じ取れるような文脈をどう作るかに悩みました

その中で、動画の内容を単に紹介するのではなく、「なぜ多くの人が反応したのか」「どんな共感が生まれたのか」を文章で補う工夫を重ねました。

結果的に、「情報を紹介するだけではなく、意味を与えること」が自分にとっての課題であり、成長のきっかけになったと感じています。

地域のグルメ記事

地域のグルメ記事

6月頃から担当し始めたグルメ記事は、ライターとして大きな転機となりました

これまでリサーチ中心の在宅執筆が多かった私にとって、取材や撮影を伴う仕事は初めての経験です。お店の選定から取材交渉、撮影、執筆まで一連の工程を自ら行う中で、最初は戸惑うことも多くありました

もともと味の細かな違いを言語化するのが得意ではなく、料理の魅力をどう伝えるか毎回悩んでいました。やがて、案件を経験する中で当初は料理を中心に構成するのが基本だと思っていましたが、それでは他の記事と差別化できていないことに気がつきます。

そこで、店主の経歴や料理に込めた理念など、背景にある“人の物語”を丁寧に取材して記事に反映するようにしました

店主の想いや経験を交えることで、記事の厚みが増し、読者の印象にも残りやすくなりました。
取材時間は以前より長くなりましたが、その分だけ内容の密度が高まり、仕事への充実感も増したように感じます。

この経験を通じて、料理を伝えることは同時に“人を伝えること”でもあると実感しています。

また、記事制作を進める中で、運営会社に対して企画提案を行う機会もありました
「どんな切り口なら地域の魅力が伝わるか」「読者が求める情報とは何か」を考える過程で、ライターとしての構成力に加え、企画を設計する力も身についたと感じています

不動産ブログ

不動産ブログ

こちらはSEO記事の執筆依頼で書かせてもらいました。専門的で堅いテーマの中に、こんな一文があります。

「家族に合った広さを選ぶことで、快適な生活と将来の資産価値の両方を実現できます。」

以前の私は、専門用語をとにかく正確に説明することに必死で、“誰に伝えるのか”という視点が欠けていたように思います。でもこの文章からは、「生活者にとって本当に大切なポイントは何か」を考えながら書いている自分が見えました

これまでは、SEO記事なので検索結果の上位を狙うべく、読者がわかりやすく、他の記事には書かれていない最新の情報を書くことが当たり前だと考えていました。

しかし、情報をただ並べるのではなく、読者が判断しやすいように“意味”を整理して伝えることもSEO記事には大切であることに気づくことができたのです。

Mojiギルド

Mojiギルド

今年はMojiギルドで執筆する機会があり、取材やSEOではなく「自分の体験をライターに向けて伝える」という、新しい書き方に挑戦しました。

辛かった経験や学びをどのようにわかりやすく、共感を持って届けるかを意識する一方で、“自分を客観的に書く難しさ”にも直面しました。特に、ライターを志した背景をまとめた記事では、感情が前に出すぎて校正から「主観が強い」と指摘されてしまったのです。

詐欺被害に遭ったライタースクールとの出来事も当初は恨み節が多い内容でしたが、修正を重ねる中で「気持ちに区切りをつけられた」という表現に落ち着きました。

この経験から、自分の感情を整理しながら体験を客観的に伝える技術の重要性を実感しました

以降はnoteで多くの体験談を読み、書き方の勉強を続けています。Mojiギルドでの執筆は、取材やSEOとは異なる難しさとおもしろさを学べた貴重な経験となりました。

書くことで見えてきた「自分の変化」

書くことで見えてきた「自分の変化」

こうして振り返ってみると、今年の文章には「成長」と「気づかないうちに育っていた自分らしさ」が確かにありました

  • テンポよく言語化できるようになったこと。
  • その場の空気を描けるようになったこと。
  • 専門記事でも“生活者の目線”に立てるようになったこと。
  • そして、自分の感情を客観的に書けるようになったこと。


どの文章にも、あのときの“私”がしっかりと残っていました。

文章を振り返る時間は、過去を反省するためではなく、「自分がどう変わってきたか」を静かに確かめる時間なのだと改めて感じています

この記事を書いたライター

執筆者

なみ

3児のママライターです!毎日賑やかな育児の傍ら、Webライターとして活動しています。趣味はお菓子作り、ゲーム、読書。作ったお菓子は家族や友人にも好評です。また、日々の息抜きでプレイしているゲームの魅力を伝えるブログも運営中。常に新...

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