「書けない日」の過ごし方10選

あなたなら「書けない日」をどう過ごしますか?
ここでは、私が執筆に行き詰ったときに実践している方法や、もし次に書けない日があったら試してみよう!というアイデアを10選まとめてみました。
同じような状況に直面している方は、ぜひ試してみてください。
1. とにかく寝る~脳内メモリのリセット~
「よし、書くぞ!」と気合を入れてPCを開いたものの、気づけばメールチェック、SNSを徘徊…。挙句の果てには、調査だと思ってnoteを見始めたら、関係ない記事を読み込んでいて、気づいたら1時間経過、そして睡魔……なんてこと、ありませんか?
そんなときはもう、潔く寝てしまいましょう。
失った1時間を嘆いて無理に粘っても、余計に迷路に迷い込みがちになります。
寝ることで脳の記憶がリセットされ、翌朝ふといい言葉が浮かぶこともあります。
2.推しの動画を見まくる~インプットに偽装~
「これはあくまでインプットなんです」と自分に言い聞かせながら、YouTubeの関連動画を次々に再生する。そんな時間も全然アリです。
誰かの言葉や世界観に触れることで、感情の引き出しが増えることも。
思いがけず斬新なアイデアや心に刺さる名言に出会えるかもしれません。
3.散歩する~空白と仲良くなる~
PCとにらめっこして早何時間、そのあとベッドで「何か今日はだめだな~」とごろごろしながら過ごした午前中。あの時間、カフェにでも行けば良かった…なんて思うことがあります。
思い切って外に出て目的もなく歩いてみると、不思議と頭の中が整理されてくるものです。
特にテーマに行き詰ったときや、言葉が煮詰まってしまったときにおすすめです。
道端の草花だったり、看板広告だったり、外にもヒントがごろごろ落ちているかもしれません。私の場合、良いタイトルの8割は信号待ち中に降りてきます。
4.過去の自分の文章を読み返す~成長を感じる~
書けない日は、なぜか「自分には才能がないのでは?」と思いがちになりますよね。
そんなときは、昔の自分の原稿を読んでみてください。
「あれ、前よりマシになっているかも」と気づけたりします。
しかし、正直ちょっと恥ずかしくなることもあります。テンション高めのキャッチコピーに「誰!?」とツッコミを入れたくなったり、語尾のクセが強すぎて思わず赤面したり…。
だからこそ「この時は書けていたんだな」と実感できるのもまた事実です。
過去の文章にツッコミを入れながら、「次はどんな文章を書こうか」と思えることもあるので、「書けない日」こそ、こっそり自分のアーカイブを掘り起こしてみるのもアリです。
5. 「書かない」と決めて書かない~罪悪感の手放し~
「今日は書かなきゃいけない日だったのに、全然進まなかった…」
そう思うからモヤモヤしますよね。
「書けないけど、書かなきゃ」と1日を引きずるよりも、「今日はもう、書かない!」と決めるほうがずっと健全です。
「書けなかった」のではなく、「今日は書かない日だった」と潔い視点に変えるだけで、少しだけ気持ちがラクになります。
そして不思議なもので、そう決めた途端にちょっと書きたくなったりします。
6.言葉以外の表現に触れる〜非言語アウトプット〜
言葉にできない気分の日には、無理に言葉をひねり出さずに、音や色で自分を表現してみる、なんて芸術的な休み方もしてみたいものです。
楽器を弾く、絵を描く、ただ色を塗るだけ…。
「なにかを出す」という行為そのものが、言葉の扉をノックしてくれるかもしれません。
7.他の人のコラムやエッセイを読む〜誰かの言葉に触れる日〜
書けない日は、読む日でもあります。
同業の書き手のエッセイを読むと、共感したり、刺激を受けたり、癒されたり。
「ああ、同じように悩んでる人がいる」、「こんな視点があったのか」など、自分の外にある言葉が、思わぬヒントになることもあります。
8.デジタルデトックスする~つながらない時間を意図的につくる~
手元にスマホがあると、つい気を紛らわしてしまいますよね。気づけば、検索からなぜか「ミニマリストの持ち物リスト」を読み込んでいたりします。
そんなときは、思いきってデジタルデバイスから距離を置いてみるのも一つの手です。
とはいえ、私もなかなかできていません。某Netflixのコンテンツのように、スマホを手放して美しい街中に身を置いてみたい…なんて妄想だけはよくしています。
もし「私はこうやってデジタルデトックスに成功しました!」という体験があれば、ぜひ教えてください。参考にさせてほしいです。
9.料理や掃除をする~何もできていない感をリセット~
ライティングも進まない、部屋も散らかってる、洗い物もたまってる。
「ああ、今日ほんとダメだな…」と、自分にがっかりしてしまう日ってありますよね。
私はよくあります。
そんなときこそ、あえて家事をしてみるのがおすすめです。洗濯物をたたんだり、シンクをピカピカにしたり…。書くこととは関係ないけれど、「ひとつ終わった」という小さな達成感が「何もできてない感」を少しだけほぐしてくれます。
「書けないし、家事もできてない」から抜け出すことで、罪悪感のループを断ち切る一歩になるかもしれません。
無心で掃除しているうちに、ふっと言葉の糸口が降りてくる…なんてこともあるかもしれません。
10.「書けない日」について書いてみる〜実は最高のネタかも〜
- 「書けない」って、わりと最高のネタなんじゃないだろうか?
- なぜ書けないのか、どんなふうに焦ってるのか
- 何回YouTubeを開いたか、どれだけ関係のない検索をしちゃったか…など
書けない状況こそ、逆に「ライターの日常」としてめっちゃおもしろいのでは、と思いませんか?
そんな時こそ、書けない自分を実況中継するつもりで書きはじめると、意外と筆が進むかもしれません。
自分のぐだぐださにツッコミを入れながら書いてるうちに、「書けない日もコンテンツだ!」とポジティブになれるかもしれませんよ。
書かないことも、ライターの大事な仕事

「書けない日」の過ごし方を10個紹介しましたが、いかがでしたか?
書けない日って、つい「ダメな日」に感じてしまうけれど、そんな日こそ実は自分の内側と向き合うチャンスだったりもします。
ぐるぐるしたり、寝たり、歩いたり、洗い物したり——。
その全部が、次に言葉を紡ぐための準備運動なのかもしれません。
もしあなたにも「今日は無理〜!」という日が来たら、ここに並べた10個のうちのどれかを、ふと思い出してもらえたら嬉しいです。
そして、「書けない日」も、ちゃんと書くことの一部なんだな〜と、ちょっとでも気楽に受け止められますように。
この記事を書いたライター

アン
好奇心旺盛な副業ライター。技術系広報&カフェ店員&ライターの「3足のわらじ」生活を送っています。理系こそWebライターに向いている、と信じて活動中。執筆ジャンルは科学・スポーツ・ヘルスケアなど。くすっと笑える文章を読みたいし、書き...