人生初の「消費者金融」体験

人生初の「消費者金融」体験

私は今から数年前、さまざまな事情が重なり専業Webライターとして見切り発車をすることになりました。ここからは、無計画な専業Webライター開始から、消費者金融の初利用までの顛末について紹介します。

専業Webライター開始当初は挫折の連続

今でこそWebライターはさまざまなスクール、講座がありますが、私は完全な独学で専業Webライターを開始。

今考えると相当無謀な行為でしたが、私がWebライターを始めた2010年代はスクール、講座はそれほど存在していなかったので、スクールで学ぶという考えがなかったのです。

副業でわずかな金額ながらもWebライティングでお金を稼いだ経験だけはしていたので、なんとかなるだろうという甘い思いで専業Webライターとして仕事を開始しました。

当然ながら、そんな甘い考えではWebライター1本で生活できません。思うように仕事を受注できない、できたとしても低単価、そしてクライアントの求める基準に達していないため納品した記事も不採用が続きます。

この状態が続くと起きるのが、家賃滞納などの生活苦です。ギャンブル・飲酒・借金などの行為が嫌いな私にとって、家賃滞納は我ながら信じられない状況でした。

借入、さらに借入という悪循環が続く

生活苦という現状を改善するために思いついたのが、消費者金融の利用です。今でこそカジュアルなCMが放送されている消費者金融ですが、昭和な人間の私にとっては完全に死語となった「サラ金」のイメージがあり、利用に抵抗がないといったら嘘があります。

しかし、消費者金融への申し込みはネットと無人契約機での手続きだけですぐに完了し、わずかな時間で数十万円もの現金入手が達成できました。初めての経験に私は大いに驚いたものです。

当初は数十万円だけ借りてすぐに返済という安易な考えでしたが、実際は返済、借入を繰り返すことになりました。Webライターの仕事がなかなか軌道に乗らないこと、そして次第に消費者金融の利用に抵抗がなくなったのが理由に挙げられます。何かあれば借入すればいい、という心境になってしまったのです。

返済に追われる時代はなんとかひと段落し、現在はWebライターとして決して高収入ではないながらも稼げるようになりました。あの時代の苦労は自分の未熟さ、計画性のない甘い考えが招いた結果です。深く反省しています。

知らず知らずのうちにインプットされていた知識とは?

知らず知らずのうちにインプットされていた知識とは?

専業Webライターとして徐々に仕事を受注できるようになった頃、私はあることに気づきました。それは金融系の案件がスムーズに執筆できることです。

金融系、特に消費者金融、カードローンなどの記事の内容は、会社の紹介や特色審査通過のポイント申し込み手順などがあります。

これらの内容、ポイントは、消費者金融の利用経験がない人は一から調べて知識をインプットしなくてはいけません。しかし私の場合は、このタイプの記事で必要な知識が、実体験によって知らないうちに身についていたのです

私が消費者金融の利用によって得られた知識、あるいはその知識をもとにスムーズにインプットした情報は以下になります。

  • 消費者金融、カードローンの種類
    消費者金融会社、銀行系カードローンのタイプ

  • 一連の手続きの内容
    申し込み手順、必要な書類、即日に申し込み完了をするポイント、完了までにかかる時間など。

  • 総量規制
    金融に関する法律で、年収の3分の1を超えるお金は借入できないという決まり。

  • 信用情報機関の存在
    金融に関するやり取りの履歴をすべて記録、管理している機関。消費者金融会社などは、この機関から情報を引き出して契約希望者の過去の履歴(返済の滞納などがないか)を確認してから、審査を通過できるか決定する。

  • 在籍確認
    貸金業者が、契約希望者が本当に返済能力があるのか調べるために、在籍している会社に連絡をして確認すること。担当者の個人名を使って行われるため、職場にバレる心配はない。

  • ブラックリスト入り
    過去に返済の延滞、滞納、金融事故があった場合、返済能力なしと判断されて審査が通過できない状態。「ブラックリスト」という名前のリストそのものは存在しない。

総量規制、信用情報などの言葉は、一般的には知られていないため、耳にすることはないでしょう。しかし私にとっては複数の消費者金融会社の利用によって、違和感のない用語としていつの間にかインプットされています。

おかげで金融系の記事作成をする際、上記の情報は調べなくてもスラスラと書くことが可能です。

身についた知識をさらに発展させる!

身についた知識をさらに発展させる!

消費者金融の利用で自然に知識が身についたと自覚した私は、あることに気づきました。それは、消費者金融、カードローン以外の金融系の記事にも、その知識を応用できることです。それは以下のような項目になります。

  • 過払い金
    金融に関する法律である貸金業法の改正によって発覚した、法律のグレーゾーンを利用して必要以上に請求されていた利息の名称。法律改正前に必要以上の利息を支払っていた人は、請求して過払い金を回収する権利がある。

  • 債務整理
    返済不可能な債務を抱えた債務者を救済する法的措置。その種類は以下の4つ。
    ・任意整理:裁判所を通さず債務減額、返済期間延長ができる方法
    ・個人再生:裁判所を介して債務減額をする方法
    ・自己破産:裁判所を介して債務返済を完全免除する方法。財産が差し押さえになる。
    ・特定調停:裁判所の調停員を介して返済条件の調整を行う方法。

    借金が減額、免除になるメリットがある反面、金融事故を起こした人物として数年はローン、クレジットカード契約ができなくなるデメリットもある。

  • クレジットカードの現金化
    クレジットカードのショッピング枠で商品を購入しすぐ転売するなどして現金化する方法、または、後払いサービスなどを使って現金化を行う方法。カード会社、サービス会社の利用規約では現金化は禁止されているため、発覚すれば強制解約や利用停止などの措置を取られることがある。

  • クレジットカード
    後払いシステムの代表格。後払いで買い物ができるショッピング枠、現金借入ができるキャッシング枠があり、優待サービスが受けられる特典、旅行保険なども付帯。発行には審査があるため、信用情報に問題があると発行されない場合もある。

  • 各種ローン
    住宅、自動車など高額の商品、サービスを分割で支払うシステム。返済能力がないと、審査を通過してローンを組むことができない

以上、上記の項目は、消費者金融、返済、利息、金融に関する法律など、カードローンに関する知識があれば、違和感なく記事作成ができました。

まとめ

失敗から得るものがある、むしろ失敗はどんどんしたほうがいい、などという言い回しがあります。しかし、私が過去に経験をした失敗は「生活が苦しいから消費者金融を利用して返済に追われる」という非常に情けないものなので、私のような失敗はしないほうがいいでしょう。

今回の記事を通じて私が伝えたかったことは、「実体験によって失敗の回避策、やってはいけないことを学ぶ」という点です。消費者金融であれば、審査の通過ポイント、時間をかけずに手続きをする方法、返済を遅らせない方法などを、実体験によって覚えられます。

それを記事に活かせば、失敗をしないための秘訣を記事を読んでくれた読者に伝えることが可能です。二度と同じ失敗をしない、という自責の念も込めて執筆を行えば、記事に確かな説得力が生まれるでしょう

今回は、恥を忍んで過去の失敗談を紹介しましたが、記事執筆においてこれが何かしらの参考になってくれれば幸いです。

この記事を書いたライター

執筆者

GAWA_K

2015年ごろから副業でライティングを開始、2018年ごろから専業にしています。ライティングの得意分野は、健康・美容・金融・恋愛など。その他の分野も含めて、これまでに数百件の記事作成をしてきました。趣味は音楽・格闘技鑑賞なので、その手...

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