プロフィールについて教えてください

プロフィールについて教えてください

生まれも育ちも滋賀県の、生粋の滋賀県民です。滋賀県民は地元が大好きという方が多いのですが、多分に漏れず、自分もそうなのだと最近実感しています。

性分なのか1つの仕事を長く続けられないため、大学卒業後は金融・書店・出版社・医療とさまざまな業界を経験しました。小説家になりたい夢もあり、途中で小説の書き方を学べるフリースクール(現在は専門学校)にも通っています。

ただ、今振り返ってみると全ての経験が活きていますので、転職をしたのも人生にはプラスだったのかもしれません。何が起こるかわかりませんね。

ライターを目指したきっかけは何ですか?

ライターを目指したきっかけは何ですか?

中学生の頃から、小説家になりたいという夢を持っていたのが自分の原点です。一度は社会人になりましたが、夢を諦めきれず小説家を目指す学科のあるフリースクールに入学。卒業後は出版社で働いていたのですが、そこでWebコンテンツに携わる機会があり、自社ブログを書いているうちに「あれっ、楽しいぞこれ」と思ったのがライターを目指したきっかけです。

あわせて、タイミングが悪いことに少しだけ精神的に落ち込んでいた時期でもありました。心身が疲労し正常な判断ができなくなりつつあったので、「このままではいけない!」と思い、人と関わらない仕事をするために勢いでライターとして独立しました。

ライターになるために始めたことは何ですか?

ライターになるために始めたことは何ですか?

YouTubeの解説動画を見たり、ライター指南のブログ記事を見たりといったくらいです。フリースクール時代に小説家を目指していたのもあり、未経験の人より文章力が高いという自信があったので、書き方の違いを知るために知識のインプットをしました。

出版社にいた頃、当時の編集長に「諸道くんの文章ならそのまま掲載してもいいよ」と言われたのも、自信につながっていたのかもしれません。

ただ、それでも小説家とライターが扱う文章は違うため、ノウハウを吸収するのは少し苦労しました。特に、『沈黙のWebライティング』には助けられましたね。

また、ライターを目指すにあたって、入力速度を上げた方がいいかなと思い、親指シフトと音声入力にも挑戦をしたのもこの頃です。現在は親指シフト入力を中心にしていますが、当時は大変だった記憶があります。

親指シフトで良かった点を教えてください

ライターであれば、親指シフトの名前は聞いたことがある人も多いのではないかと思います。理論値でいえば入力速度はローマ字打ちを越えるとされていますが、実際はほとんど変わりません。せいぜい1.2倍くらいです。身につけておいて何ですが、速度については期待しない方が良いかと思います。

ただ、タイプミスは減りました。誤字脱字は気をつけていても発生してしまうものですが、親指シフトだと1つずつ文字を入力していくので、タイプミスや誤字脱字はほぼありません。個人的にこの点は大きなメリットですね。クライアントさんの校閲にも直結する部分なので。

音声入力で良かった点を教えてください

音声入力に関しては、納期が近い仕事に関しては重宝しています。音声入力はタイピングでの入力速度に比べて3~5倍ほど速いので、圧倒的に効率良く書けます。これまで必死にタイピングしていた自分がバカみたいでした。

こうした経緯もあって、今は親指シフト+音声入力のダブルで記事を作成しています。英語入力を忘れないように、たまにローマ字打ちもしていますけどね。

現在の仕事につながった経験を教えてください

現在の仕事につながった経験を教えてください

いろんな仕事を経験していますが、根底には「人が考えていることを汲み取ってアウトプットする」考え方があったように思います。

特に経験が大きかったと感じているのは、出版社と医療業界です。出版社時代は前述した通りWebコンテンツを作成していたので、全ての経験が今に活きています。コンテンツ制作の考え方や発信の仕方など、多くのノウハウを教えていただきました。

医療業界では、入院をご希望の患者さまのご家族にヒアリングをして、その結果をまとめて医師に伝え、入院のタイミングを調整する仕事をしていました。他者から聞いた情報と、入院中の病院からの情報という2つの情報源を参考に、伝わりやすくまとめる業務です。要点を分析する能力を身につけられました。

特にキャリアを考えずに働いていましたが、振り返ってみると今につながっています。そうした経験もあってか、お世話になったフリースクール(現在は専門学校)に講師をしないかとお声がけをいただけました。

専門学校で講師をしていて良かったことを教えてください

専門学校で講師をしていて良かったことを教えてください

私が教えているのは小説を書くための文章技術なのですが、ライターにも通じる部分がたくさんあります。基本的な文法はもちろん、読者の感情を揺さぶるための構成など、身につけておくと活かせるものばかりです。

また、アウトプットをすると理解できるようになるとは良く言いますが、生徒たちに教える中で、自分も学ばせてもらっています。普段何気なく使っている技術を客観視できるので、自分が書く文章をフラットな視線で見られるようになりました。

ライターとしてある程度書けるようになった後は、積極的にノウハウを発信していくのも、スキルを向上させる方法として効果的だと思います。

あと、講師である手前、生徒たちより良い文章を書かないとなと尻を叩かれているのも良かった点ですね。別の意味でプレッシャーにはなっています。

ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?

ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?

私は飽き性なので、飽きることですね。3ヶ月に1回程度の周期で、「ライターつまらん。飽きた!」とひとり叫んでいます。それでも続けている内に飽きる気持ちは消えるので、一時的なものなのでしょう。


また、これは個人的な部分だとは思うのですが、スケジュールがパンパンだときついですね。ありがたいことにお仕事をいただけると、余程でない限り受けるようにしていますので、たまに身動きが取れないほど忙しいタイミングがあります。そうした際は「きつい! でも楽しい!」とワクワクしながら文字を打ち込んでいます

きつい時はどんな風に乗り越えていますか?

乗り越える方法は決まっています。小説を書く、ゲームをする、愛犬たちと遊ぶ、自然の中でぼうっとする、の4つです。基本的には気晴らしですね。

きつい状態だとイライラしてしまいますし、書く文章にも感情が乗ってしまいます。そうなるとクライアントさんはもちろん、読者の方にも不快な思いをさせてしまう可能性があるので、気晴らしをしてスイッチを切り替えるようにしています。

今は、自然の中で5分ほど瞑想をするのがマイブームです。

モチベーションが上がらないときはどうしていますか?

「うるせぇ、とっととやれ」と自分に言い聞かせています。やらないと先に進まないので、モチベーションに関係なく机に向かうようにしている形ですね。

ちなみにこの言葉は、今年の3月、卒業を迎えた学生たちに伝えました。仕事やプライベートで書きたくないときがあっても、1文字でも良いから必ず書きなさいと。

言った手前、自分が書かないのは示しがつかないので、模範になれるよう意識はしています。

ライターとしての仕事のやりがいや楽しいことはなんですか?

ライターとしての仕事のやりがいや楽しいことはなんですか?

クライアントさんが喜ばれることですね。ライターの仕事はtoBの仕事なので、読者さんの反応は数値でしかわかりません。なので、クライアントさんのご希望に添えた記事を作成できたときが、やりがいを感じます。

また、私は自分の作った記事や作品に関して全く興味を持てないタイプなので、SEOの上位に自分の記事が表示されていても嬉しさを感じません。結果を淡々と受け止めるタイプです。

それよりも、自分の記事を読んでいて「ここはもっとこうできたんじゃないか?」と自分の中で反省点を見つける方が、楽しいと感じています。

ライターとしての今後の目標ややりたいことがあったら教えてください

ライターとしてのフィールドに立ち続けることです。ライターのキャリアとしてはディレクターやコンテンツ運営といった選択肢も出てきますが、私にとってそれは余計な仕事に他なりません。

とにかく文章を書くのが好きなので、それ以外の仕事は極力したくないというのが本音です。自分が満足できる文章を書けるように、価値の高いライターを目指して、これからも書いていきたいと思います。

この記事を書いたライター

執筆者

諸道秀忠

滋賀県生まれ滋賀県育ちの「三方良し」がモットーのライター/作家。たまに専門学校の講師も。アニメ・ゲーム・小説には目がない親指シフターです。書くことが好きなので、SEOライティングから小説まで幅広く書いています。得意ジャンルはIT・ガ...

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