ごはん作りのスタイルも人それぞれ

ごはん作りのスタイルも人それぞれ

早いもので、2022年9月からライターの仕事を始めて、今年で4年目になります。主婦のかたわら、おいしいお店を探して駆けずり回る兼業ライターとしては、日々の“ごはん”の存在はとても大きいもの。

この記事をご覧になっている人は、どんなふうにごはんを作っているでしょうか?

①まとめて買い物をして、一気に仕込んでおく
②曜日ごとに何を作るか決めている
③感性のままにサッと作る

私は③に近いけど、決してサッと作れるわけではなく「何食べたいかわからん」とどこかに迷いがある人です。

「チャッチャと用意したい」という思いはあるのですが、食いしん坊で優柔不断ゆえモタモタしてしまうのです。今回は、自宅でのごはんのあり方を考えてみたいと思います。

私については、こちらの記事をご覧ください。

まず、主婦ライターとしてリアルな悩みから

まず、主婦ライターとしてリアルな悩みから

〆切間近、執筆に集中して気がつくともう夜。そこへ夫からメッセージが!

「仕事が終わった。今から帰るよ」

「はーい!(実は内心すごい焦っている)」

料理をすることは好きですが、夫が帰宅するまであと約1時間だとすると「今から何品できるかな?」というスリルにも似た時間が始まります。タイパやコスパの面でも状況を変えたいなと思いながら、バタバタご飯を作り始めます。

うまく回せている人は、食材をまとめ買いしていたり、曜日ごとにメニューを決めていたり、作り置きを用意していたりしているんだろうなと思いながら……

世の中100%完璧な人なんていないだろうけど、以下のようなごはんの悩みは尽きません。

食材のまとめ買いができない

1週間分まとめて食材を買ってある程度仕込んでおくという友人もいるのですが、車がないので、せめて3日分ならできるかなと思いながら、結局毎日買い物にでています。

ある時、夫に「業スーとかで大きいパックのお肉を買ってみるのもいいんじゃない?」と言われました。でも、分けて冷凍してもそのまま忘れて腐らせてしまいがちなので、手を出さずにいたのです。ここは再度要検討の余地があるかなと思います。

曜日ごとにメニューを決められない

曜日ごとにメニューを決めている友人もいるのですが、私は月曜日だけ固定しています。

なぜなら、毎日きっちり決めてしまうと「今日は生姜焼きの日だけど、急にハンバーグが食べたくなった」とハンバーグを食卓に出した結果、決めたメニューにできなかった自分に罪悪感を感じてしまうからです。それでも、もう1日ぐらい曜日でメニューを固定してもいいかもと考えています。

とはいえ、私も本当に疲れている時は、外食やスーパーのお惣菜にガッツリ頼ってしまいます。

完璧を目指さない。合言葉は「無理なく、ゆるく」!

完璧を目指さない。合言葉は「無理なく、ゆるく」!

「あぁ。パートの前日に毎週ごはんを作り置きするまとまった時間が取れたらなぁ」

それができたら一番良いのですが、ちょっとした用事があったり、執筆の締め切りが迫っていたりすると難しいですよね。

「毎週はできないよ!」

私もその1人なのでよくわかります!でも、完璧を目指さなくても良いと思います。「まとまった時間がないとできない…」なんて思ったらストレスとなって、よりごはん作りのハードルが上がってしまいます。

まずは下ごしらえだけなど、できることから「ゆるく」やってみるのはいかがでしょうか?例えば、スキマ時間がチャンス!「仕事と仕事の合間(休憩時間)」や「取材先や外出先から早く帰れた時」ならできそうな気がしませんか?

・野菜を切ったり茹でたりしておく

例えば、舞茸をちぎっておく、キャベツを切っておく、ニラを切っておく、長ねぎを切っておく。何なら玉ねぎの皮を剥くだけでもいいと思います。また、小松菜や青梗菜を茹でて切っておく。これはよくやっています。

・あとは焼くだけの状態にしておく

豚肉や鶏肉、野菜、調味料をビニール袋に入れて揉み込んで焼くだけの状態にしておく。お魚も然り。

実はかなり自分に言い聞かせている節がありますが、みなさんはいかがでしょうか?できそうな気がしてきませんか?そして、ここがポイントなのですが、できた自分を褒めてあげてくださいね。

無理せずおいしく。作り置きのヒント

無理せずおいしく。作り置きのヒント

自分の料理の何がメリットか。それは野菜をたっぷり使えたり、味付けを自分好みに調整できたりすること。

そんな私の某日の作り置きは、激安で手に入ったニラの半分をザクザク切って冷凍庫へ。残りは、細かく切って清潔な瓶に入れたら、かぶるくらいの醤油とごま油をひと回しして冷蔵庫へ。

一晩置いたら冷奴にかけたり、納豆に混ぜたり、卵を焼く時に混ぜたりして楽しんでいます。

作り置きには、注意点もあります。

ポイント
  • 作り置きのおかずに合わせて保存容器の素材を選ぶ
  • 保存容器・取り分ける箸やスプーンは清潔なものを使う
  • おかずはしっかり冷ましてから容器に蓋をする
  • 1食で食べきれる量に小分けして食べる分だけ温める
  • すぐに食べないおかずは冷凍保存する
  • 作った日付がわかるように工夫する

状況の変化に慌てることもなく、余裕を持ってささっと食卓に出せる作り置き。食材が高騰している今、どうせなら無駄なく、無理なく、おいしくいただきたいですよね。

時には、急に予定が変わることもあると思います。自分で作ったものを食べる機会を無くしてしまった場合は、冷凍庫の存在をうまく使いましょう。

自分の「ゆるごはん」を見つけて、ご機嫌な毎日を!

自分の「ゆるごはん」を見つけて、ご機嫌な毎日を!

「完璧なごはん作り」を手放して「ゆるいごはん作り」に切り替えてから、私はライターという仕事がもっと好きになりました。

完璧な家事をこなせない自分を責める必要はありません。大切なのは「自分にとって何が一番心地よいか」を知ること。

忙しい日々の中でも、自分のためにご飯を作ってあげる。それは、自分を大切にすること。そして、自分を大切にすることが、良い仕事を生み出すことにつながるのです。あなたがご機嫌でいることによって、あなたの家族もご機嫌になるはずです。

あなたにとっての「ゆるいごはん作り」は、どんなものでしょうか?

「カット野菜を常備する」「冷凍庫を味方につける」「レトルトを上手に活用する」など、どんなに小さなことでも大丈夫です。

ぜひ、あなたなりの「ゆるごはん」を見つけて、仕事も暮らしもご機嫌な毎日に変えてみませんか。

この記事を書いたライター

執筆者

KYOKO

JAZZを歌い、朗読もする主婦ライター。製版会社、PCショップ、エアコン修理のコールセンター、民間学童などで勤務経験あり。現在は、某倉庫と某学習塾で働きながらライティングをしています。主に地方創生に関する記事を執筆していますが、Moji...

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