低単価案件を長く続けてしまった背景

低単価案件を長く続けてしまった背景

単価を上げたいと望んでいた私が低単価案件を長く続けてしまったのは「居心地が良かった」からです。

1つのメディアで長期間書き続けていると、内容や書き方がパターン化されていきます。そのため、リサーチや文章表現を学ぶ手間が省けるのが楽だったのです。

また、慣れていくと、ディレクターからのお褒めの言葉も増えていきます。褒められると嬉しく、「またがんばろう」と思えたため、なかなか抜け出せなくなりました。

低単価案件を長く続けてはいけない理由3つ

低単価案件を長く続けてはいけない理由3つ

しかし、低単価案件を続けているうち、次第に「長く続けてはいけない」と思うようになりました。理由は以下の3つです。


  • 同じような文章しか書けなくなる
  • 自分のスキルの価値を低く見るようになってしまう
  • メンタルがボロボロになる

同じような文章しか書けなくなる

低単価案件を続けて1年経ったころ、同じような文章しか書けなくなっていることに気づきました。

執筆スピードは上がりましたが、実際は限られた言い回しや内容を使いまわしていただけ。他メディアの記事を読んだあとで自分の記事を読むと、文章表現の乏しさを痛感しました。

そして、1つの案件だけに慣れすぎると、ライターとしての成長の機会を失うことを身をもって学びました。

自分のスキルの価値を低く見るようになってしまう

単価が上がらない状況が続くと、「私のライティングスキルはこの程度の価値しかないのか…」と思うようになりました。

当時の私は、「継続していれば、そのうち単価アップの話が来るはず」と本気で信じていました。しかし、現実は違い、ディレクターはお褒めの言葉をくれても、単価アップの話をまったくしてきません。

やがて、「単価が上がらないのは私の力が足りないからだ」と思いこむようになり、他の案件に挑戦する意欲も失っていきました。

メンタルがボロボロになる

自分のスキルへの自信を失い、作業工程の多さに疲弊した結果、メンタルの状態も悪化しました。

当時の報酬は、文章構成や執筆に加えて、装飾・画像選定・図解作成までおこなっても、文字単価換算0.6円前後。競合記事に勝つため、執筆文字数1万文字以上、画像を20枚以上用意することもしばしばでした。

単価が上がらない状況に悶々としていたある日、突然書きながら涙が出るようになってしまったのです。この瞬間から「もうこの単価で書き続けるのは無理!」と悟りました。

低単価案件と決別するためにしたこと3つ

低単価案件と決別するためにしたこと3つ

低単価案件と決別するため、以下3つのことを行いました。

  • より高単価な案件を探す
  • 単価交渉をおこなう
  • 交渉に失敗したら継続を断る

より高単価な案件を探す

自分のスキルにすっかり自信をなくしていましたが、思い切ってより高単価な案件を探し、応募してみました。すると、文字単価1円どころか2円以上の案件でも採用してもらえたのです。

応募した案件はすべて通ったわけではなく、落ちたところもあります。しかし、私のスキルの価値がそこまで低いわけではなかったと実感し、自信回復につながりました。

単価交渉をおこなう

継続していた低単価案件にも、単価交渉を試みました。

ただ、ずっと褒めてくれていたディレクターに要望を伝えるのはとても勇気が必要で、文章を作るだけでも手が震えるほど。それでも、「今行動しないと、ずっと安い報酬で書かされる」と腹をくくり、丁寧に理由を添えてメッセージを送りました。

交渉に失敗したら継続を断る

交渉の結果、ディレクターから返ってきた返答は「単価は1割上げるが、希望額までは出せない」というものでした。

そこで、報酬が作業量に見合っておらず他社案件がより高額な事実もやんわり伝えましたが、それまで温和だったディレクターの態度が一変。「他の案件を優先していただいて結構です」と突き放されました。

この反応から、今までの優しい言葉は私を低単価で使い続けるためだったとわかったので「では、他の案件に専念します。お世話になりました」とお伝えし、継続をやめました。

低単価案件と決別してからの変化

低単価案件と決別してからの変化

低単価案件と決別してからは、作業量に見合った報酬がもらえるようになり、気持ちが一気に軽くなりました。

また、私が採用された案件の作業量は、決別した低単価案件ほど多くないところがほとんどで1記事書くのに必要な時間や労力も軽減。構成と執筆だけで文字単価2円(税別)の案件に出会えたときは、以前の私がいかに安く使われてきたかを思い知らされました。

案件ごとにイチからルールを覚えるのは大変ですが、1つずつ記事を書きあげるたびに文章表現の幅が広がっていくのを感じます。1つの案件にしがみつくより複数案件に携わるほうが学びが多く、成長のスピードも明らかに上がりました。

まとめ:執筆に慣れたら積極的に高単価案件に挑戦しよう

まとめ:執筆に慣れたら積極的に高単価案件に挑戦しよう

Webライターは、執筆に慣れたらより高単価な案件に挑戦しましょう。初心者歓迎の案件はライティングスキルを学ぶのに最適ですが、すべてが単価を上げてくれるわけではないからです。

私自身、ライターとしてのキャリアをスムーズにスタートできたという意味では、その初心者向け案件に感謝しています。しかし、基本を身につけた時点ですぐ高単価案件に挑戦していれば、今頃もっとスキルも報酬も伸ばせていたかもしれません。


もし、あなたが「単価を上げたい」と強く思っているのであれば、自分を過小評価して高単価案件への挑戦を諦めないでください。今のあなたのスキルでも、より高単価な案件に採用される可能性があります。自分の経験や強みをまとめ、積極的に応募してみましょう。

この記事を書いたライター

執筆者

やっちゃそ

一児を育てるママライター・ブロガー。社会福祉士・公認心理師の資格を持ち、健康・育児分野を中心に執筆してきました。大学院修了後は病院で医療ソーシャルワーカーとして患者さま・ご家族の相談支援に従事。徹底的なリサーチと読みやすい文章...

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