自己紹介をお願いします

初めまして、4歳と小学生の子育てをしながらライターをしているずんです。ライターの仕事を始める前は、車関連の仕事をしていました。
子どもと過ごす日々を大切にしたい思いと、企業という組織の中で働くことへの抵抗感から、数年前に退職しました。現在は、専業ライターとして活動しています。
ライターになろうとしたのはなぜですか?

退職した際、次にどのような仕事をしようかは決めていませんでした。とりあえず在宅で何か仕事ができないかと探し始めたときに出会ったのがライターです。
正直な話、学生時代は文章を書くのが苦手で、読書感想文や夏休みの作文は本当に嫌でした。それでも私がライターの仕事を始めようと思ったのは、2つの理由があります。
- 特別なスキルを必要としなかったため
- 好きな時間に働けるため
特別なスキルを必要としなかったため
在宅でできる仕事には、イラストレーターやプログラマー、デザイナーなどさまざまな職種があります。しかし、どれも実務経験や特別なスキルが必要で、大した特技もない私にはとても挑戦できるものではありませんでした。
そこで見つけたのがライターです。パソコンがあり、インターネット環境さえ整っていれば、どこにいても仕事ができます。極端な話ですが、日本語さえわかればライターは挑戦できる仕事です。
好きな時間に働けるため
妻はフルタイムで仕事しているため、家にいる時間は決して多くありません。そのため、家事や子どもの世話は私がメインで行っています。
仕事をしていると、子どもの体調不良で仕事を休んだり遅刻したりせざるを得ない場面があります。会社勤めの場合は「子どもが熱を出してしまって」などと頭を下げなければならず、仕事によっては引き継ぎも必要です。
私もサラリーマン時代は妻と交代で仕事を休んでいました。しかし、時には妻ばかりに負担をかけてしまっていたこともあったはずです。
ライターの仕事は、決められた納期を守り、自身でスケジューリングできれば大きな問題にはなりません。そのため、ライターの仕事を始めてからは私が仕事のスケジュールを調整しています。今では、妻が子どもの体調不良を理由に仕事を休む日はほぼなくなりました。
ライターのスタート地点って何でしたか?

私が初めてライターの仕事を見つけたのは、インターネットを通じて仕事を受発注できる「クラウドソーシング」サービスでした。当時は文字単価を意識していませんでしたが、今振り返るととても生活できるような金額ではなかったと思います。
それでもいくつかの案件を受けて経験を積むうちに、良いクライアントに出会い、文字単価もライターとしての自信も少しずつ上がっていきました。
今はどのような働き方をしていますか?

現在は車関連のSEO記事を中心に執筆しています。過去にはAIや転職、DXなど未経験ジャンルの執筆、ディレクションにも挑戦する機会をいただきました。
働き方としては、平日の日中を中心に稼働しています。それ以降の時間や土日は家族との時間を大切にしたいため、突発的な対応や連絡以外はデスクから離れるようにしています。
子どもと過ごす何気ない日々は、あっという間に過ぎてしまうものです。だからこそ私は、仕事とプライベートをしっかりとわけて生活しています。
ライターになって苦労したこと、またそれを乗り越える方法を教えてください

ライターになって苦労してきたことは2点あります。
1点目は繁忙期です。どのような仕事にも繁忙期があるように、ライターも同じく執筆する分野によって案件が増える時期が訪れます。
「今月は少なめだったな」と思っていると「来月以降は案件数が1.5倍になります」と連絡がきたこともありました。忙しいときこそスケジューリングを丁寧に行い、進みが悪いときは夜中に作業して乗り越えています。
2点目は集中力が散漫になることです。会社のように誰かが近くにいるわけでもないので、執筆中についYouTubeを見てしまうこともしばしばあります。
集中力がないと感じたとき、私は作業を細かく分けて進めるようにしています。リサーチ、執筆、記事の確認など、それぞれ時間を区切って1つずつ集中して取り組むのがポイントです。
さらに、タイマーを用いて作業と休憩を繰り返す「ポモドーロテクニック」も取り入れ、集中力を保てるよう工夫しています。
ライターに向いている人ってどのような人ですか?

ライターの仕事は、文字で情報や価値を伝えることです。そのため、書くことに興味や関心があるという気持ちは大切だと思います。ただし、最初から上手に書ける必要はありません。実際には、私のように文章を書くことに苦手意識があった人でもライターにはなれます。
以下のような人は、ライターに挑戦する価値は大いにあるのではないでしょうか。
- マイペースで仕事に臨みたい人
- 素直な人
- インターネット検索が得意な人
マイペースで仕事に臨みたい人
取材は別ですが、ライターの仕事は在宅で完成します。チームで動く案件もあるためミーティングが必要なケースもありますが、1人でコツコツと執筆するのが基本です。「今日は調子が良いからどんどん進めたい」「体調が優れないから今日は控えめにしよう」といった調整も自分次第です。
素直な人
案件の内容やジャンルがどのようなものであっても、ライターはクライアントが求める最良の記事を納める必要があります。記事の品質によってはディレクターから修正依頼があることも少なくありません。例えば、誤字や脱字、日本語の間違い、内容の調整などです。
この修正依頼を素直に受け止める人は、ライターとして大きく成長すると感じます。修正依頼の数が減れば、単価アップも見込めます。
インターネット検索が得意な人
ライターの仕事には多種多様のジャンルがあります。時には知識や経験が全くないジャンルを執筆することもあるでしょう。そのときに役立つのが検索スキルです。
複数のウェブサイトから情報収集し、その情報が正しいかどうかを確認して執筆します。普段から疑問に思った言葉を検索している人は、ライターの仕事に向いている人といえるでしょう。
ライターとして将来的な目標はありますか?

「ライターとして安定した収入があっても、いつでも何かに挑戦したい」というのが私の性格です。ライターの仕事は記事の構成・執筆が中心ですが、経験を重ねて以下のようなものにも挑戦できればと考えています。
- ディレクション業務に取り組む
- ライティング以外のスキルも習得する
- 趣味の写真撮影を応用する
ディレクション業務に取り組む
ディレクションとは、主にコンテンツ作成の進行や管理を担う業務のことです。その役割を担うディレクターは、ライターが執筆した記事のチェックや納期管理なども行います。
より良い記事をクライアントに納品し、読者へと届けられるようにスキルアップを図りながら、ディレクション業務に挑戦できる機会を探りたいと思います。
ライティング以外のスキルも習得する
複数のスキルがあれば、それらを組み合わせてより伝わるコンテンツも作れます。例えば、動画作成スキルもその1つです。読むだけでは理解しづらい内容も、動画を組み合わせた記事にすることで読み手の理解度もアップします。
今は仕事と並行しながら動画作成スキルを独学で習得しています。
趣味の写真撮影を応用する
私の趣味は一眼レフで写真撮影することです。将来的には、この趣味をライターの仕事にも活かしたいと考えています。自分で撮影した写真を記事と一緒に納品できれば、オリジナリティーが高まり、SEO施策として効果的です。
ライターを目指している人にメッセージをお願いします
ライターは、在宅ワークの中でも始めるハードルが低い仕事の1つです。ライターの仕事を始める際に特別なスキルは必要ありません。まずは興味のあるジャンルを探し、単価にとらわれず経験を積むことが大切です。
クライアントやディレクターからの修正やアドバイスは、成長のチャンスであり宝物です。私もそうしたフィードバックを素直に受け入れ、記事に反映させてきました。その結果、クライアントからの信頼を得て単価アップにもつながったと思います。
積み重ねた経験が自信へと変わっていきます。これからライターを目指す人は、勇気を出して一歩踏み出しましょう。
この記事を書いたライター

ずん
日々子育てに奮闘する専業Webライター。車離れが進む昨今、自分が執筆した記事から少しでも「車って楽しい」と思う人が増えることを考えながら執筆しています。趣味は、子どもが寝たあとにお酒を飲みながら映画やドラマを見ること。