プロフィールについて教えてください

プロフィールについて教えてください

ライターになって8年目のフリーランスです。20代の頃は事務や接客など、全く別のお仕事をしていましたが、30代以降はずっとWeb媒体の記事制作に携わっています。

東北地方に住んでおり、お取引はフルリモートです。こうして遠方でも全国のクライアントとやりとりができるのは、文明の利器“インターネット”のおかげだと思っています。ほんとうに、時代に感謝ですよね。

私は猫が好きなので、プライベートでは2匹の猫を飼っています。執筆・撮影等の作業は、自宅の一室にある専用のオフィススペースで行っているのですが、猫がドアにタックルして「構って!」と催促してくるので、お仕事中も割と賑やかな環境です。

ライターを目指したきっかけはなんですか?

実は、私ははじめからライターを目指していた訳ではありませんでした。20代の頃に取得した医療事務・医師事務作業補助者の資格を活かして在宅で働けないかと思い、クラウドソーシングサイトに登録したことが転機になり、ライターの道を歩みはじめました。

コロナ禍以前は医療事務系の案件は皆無で、なぜか大量募集していたライター案件のスカウトを貰うことに。未経験だったため迷いましたが、セレンディピティを大切にしようと、思い切って応募しました。

初仕事はとても大変で、今思うとクオリティもひどいものだったと思います。それでも、なぜか今までのどんなお仕事よりもしっくりくる感覚があり、手応えを感じました。初仕事以降は、ずっとライティングや編集関連のお仕事を続けています。

現在の仕事内容や働き方を教えてください

現在の仕事内容や働き方を教えてください

現在は、複数のクライアントから案件を受託し、それぞれ並行してお仕事をしています。掲載媒体は、一般的なWebメディアや自社発信型のオウンドメディア、企業公式のSNSやECサイト、メールなど。どこでも書けるスキルを身につけようと、さまざまな媒体を経験しました。

執筆ジャンルは、ライフスタイル・美容など女性の生活に密着した分野の記事がメインです。内容としては、商品紹介やコラム、HowTo系の記事が多く、場合によってはレビュー型のPR案件をお受けする場合もあります。

なかでも、ご依頼いただく記事の半数以上が化粧品関連。現在はコスメコンシェルジュ資格を活かした発信もしているため、化粧品検定協会主催のセミナーやメーカーの新商品発表会など、オンラインイベントに率先して参加して、情報収集に努めています。

ライターの大変なところはどんなところですか?

ライターの仕事は複数案件が同時に進行するため、マルチタスクになるのが大変ですね。とくに、頭のなかで疲労が恒常化したり、キャパオーバーになったりしたときは、ミスも増加します。普段なら見つけられるはずのミスですら見落としてしまい、修正が重なるケースもありました。

今は、自分の目だけに頼らず、ツールの力を借りるといった工夫を大切にしています。たとえば、音声読み上げ機能で誤字脱字は大幅に減り、表記揺れ検出ツールで意識の外にある揺れにも気づけました。

また、ライターの仕事は、目の前の原稿に関係のない余計なアイデアや考えが頭に浮かぶ現象もクセモノ。集中が途切れないよう、雑念はとにかくメモして、頭の中が常にクリアになるよう工夫しています。

きついときはどんな風に乗り越えましたか?

きついときはどんな風に乗り越えましたか?

自分にとって「きつい」と感じるのは、やはり原稿がうまく書けないときですね。昔はとにかく根性論で乗り切っていましたが、結局非効率だったと思います。今は原因の分析を大切にしています。

原稿が進まない背景をじっくり考えてみると、原因は「伝えたいことが足りない」か、「頭・体が疲労している」かのどちらかでした。

もし前者なら、リサーチを深めて伝えたい内容をもっと見つけなければなりません。後者ならば早急にメンテナンスやケアが必須です。

ずっと座ってばかりいると思考が凝り固まるので、よくフォームローラーやマッサージガンで体をほぐしたり、フィットネスで血行が良くなるようにしています。体を動かすと不思議と頭がスッキリするので、デスクワークの方にはおすすめです。

きついときこそ、こうしてひとつひとつの躓きを冷静に分析して丁寧に対応しています。すると、案外大変な場面も乗り切れるようになるのです。

仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?

やはり、自分が書いた記事が誰かの役に立ったとわかると、やりがいを感じます。“実用的な記事を作る”というのがこだわりなので、日頃から原稿には実生活に活かせるような工夫を随所に盛り込んでいました。

そのため、執筆した記事のPVが伸びたり、いいねがついたりして、多くの反応をもらえたときは本当に感動します。まるで熱意が本当に伝わったような気がして、嬉しくなるのです。

また、入稿後に公開された記事を初めて見る瞬間も、自分にとっては楽しい時間です。GoogleドキュメントやMicrosoft Wordの執筆画面は白黒なので、実際に公開した記事のカラフルさはとてもイキイキして見えます。達成感もひとしおですよ!

ライターとしての目標や今後やりたいことを教えてください

おかげさまでライターとして少しずつ成長できているので、今までのお仕事で身につけたスキルを活かしつつ、さらにレベルアップができればと考えています。

具体的には、“対物”の取材だけでなく、“対人”の取材にも挑戦するのが今後の目標です。まだ経験のないインタビュー形式の記事や、現地の様子を撮影する記事にも挑戦できればと思います。

また、今まで遠方の企業の方とのお取引が多く、地元の企業の方とは直接関わる機会が少なかったので、今後は地元ならではの記事制作にも携わりたいです。培ったスキルで、なにかほんの少しでも地域社会に貢献できたらと考えています。

これからライターを目指す人にアドバイスをお願いします!

これからライターを目指す人にアドバイスをお願いします!

これまで、現場で働きながらライティングを学ぶだけでは不足だと感じる場面に多々遭遇しました。受注した案件をこなす以外に、スキルを身につける時間も必要になると思います。

誰でも、どんなお仕事でも、結果を実らせるには種まきが必須。私も、ライティング・編集関連の講座やフリーランス向けのセミナーに参加したり、携わる分野に関する知識を学んだり、技術と知識の積極的なアップデートを大切にしています。

また、AIの台頭やSNSの普及など、誰もが文章を世に出せる時代だからこそ、我々ライターは人間が書く記事の意味をもう一度考え直さなければならないと感じます。

「この原稿で、画面の向こうの読者さんに何を届けたい?」「どうやったら伝わる?」そう自問自答し、苦悩した時間は、きっと豊かな表現を生み出してくれるはず。一緒にがんばっていきましょう。

この記事を書いたライター

執筆者

WhiteLily*

“書く”ことに情熱を注ぐコンテンツライター。美容・ライフスタイルなど、女性にとって身近なジャンルの記事を執筆するのが得意で、コスメコンシェルジュ資格を活かした発信も行っています。モットーは「一日一善」、そして「誠心誠意」。生活に...

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