プロフィールについて教えてください

「現在の私が過去の自分を救うように生きる」をモットーとして日々を過ごしている、田中いずみです。副業ライターとして動き出し、今年で2年目です(2025年6月現在)。
これまでの経歴を簡単に紹介します。高校を卒業したあとは、大好きな某テーマパークでアルバイトとして働いていました。
数年後に社会人入試を経て保育資格を取得し、保育士として2年勤務。保育士を辞めてからは色々な職場を転々としたのち、製薬企業で4年働きました。現在は、午前中はスーパーのお惣菜部門で働き、午後は執筆をする副業ライターです。
趣味は好きなアーティストのライブに行くこと、美術館に行くこと、音楽を聴くこと、読書など。多趣味なせいか、楽しいことがないかを常に目を光らせて探しています。
ライターを始めたきっかけはなんですか?

「読書が好きな私なら、ライターとしてがんばれるかもしれない」と思ったことがきっかけです。なぜこのように思ったのか?それは、妹から「私はライター”も”経験したよ!だからお姉ちゃんも、きっとできると思う」と言われたからです。ちなみに妹は未経験で副業としてライターの仕事を経験したのち、今は別の業種で個人事業主として活動しています。
前述したとおり、私はデジタルコンテンツから情報やインスピレーションを得ることが好きな妹とは違ったタイプで読書が趣味なので、妹の言葉を聞いて、文章を書く仕事なら楽しくできるかもしれないと感じました。
また、同じタイミングで当時勤務していた会社から「会社を辞めるか、パートになるか」という選択を迫られていたこともあり、退職することを決め、ライターとしての人生をスタートすることになったのです。
ライターになるために始めたことはなんですか?

ライターになるために始めたことは以下の2点です。
①情報収集
②ライターになることを周囲に宣言する
このことについてもう少し詳しく話をさせてください。
①情報収集
まず、ライターはどのようにしてなるのかを知るために情報収集をしました。使用したのはネットやYouTube、書籍です。
結果的には「自分で名乗ってしまえば、すでにライター」ということがわかりました。しかし当初は、ネットでどんな単語で調べれば、自分の探している情報にたどり着けるかさえわかりませんでした。そこで、関連動画や本を手当たり次第に視聴したり読んだりすることにしました。
特に意識したのは、いろんな書店に足を運ぶことです。ライターに関する本を1冊見つければ、その棚には関連書籍がずらっと並んでいます。それを片っ端から手に取り、自分で理解しやすそうな本を選んで読む。
この方法でいろんな書店を巡り、どのようにしてライターになるのかをリサーチしました。
②ライターになることを周囲に宣言する
そして、周りの人に「ライターとして独立することが目標だ」と宣言しました。とはいえ、まだライターとして何も書いていない私が、このような発言をするのには心理的な負担がありました。
また、実績のない私が友人に送った連絡に誤字があり、「ライターなのに誤字があるんだね」と指摘され、深くショックを受けたこともあります。このとき、プロ意識を持つことの大切さを痛感しましたが、当時の友人からの完璧さへのプレッシャーに耐えきれず、私はその友人とは距離を置くようになりました。
その一方で、発言することによって「私の友だちも副業をしているよ」「同僚の奥さんがイラストレーターをしているそうだよ」と、周りから副業をしている人たちの情報が自然と集まるようになりました。
ライターをやっていて大変なこと、きついところはどんなところですか?

ライターの仕事は大変興味深く、報酬の金額よりも好奇心が勝り、楽しんで執筆することのほうが多いです。でも、フィードバックをもらえないときは精神的にきついな、と感じます。
私は、フィードバックをいただけるということは、クライアントが今後の私に期待してくれているということなのだ、と考えています。
逆に考えるとフィードバックもなく修正された決定稿を見ると「今後の私に期待されていないのだ」という結論にたどり着きます。
こうなると、「なにがいけなかったのか」という答えのわからない問題にぐるぐるずっと悩むことになります。
その「答えが見えない悩み」を解決する方法はありますか?

悩んでいる状態から抜け出すには、私の中で順序があります。
STEP1:自分で修正の意味を考える
STEP2:課題を見つけ、スキルアップを目指す
この2段階のステップで、悩みを解決するように心がけています。
STEP1:自分で修正の意味を考える
提出した原稿と決定稿を並べ、自分の知識とネット検索を駆使して修正理由を考えます。主に、
- どのような表現に変わっているのか?
- 文法的に間違いがあったのか?
をチェックすることが多いです。
とはいえ私の知識も未熟なので、修正意図が全くわからないときのほうが多いです。そんなときは少し寂しいですが「ご縁がないのだ」と諦め、気持ちを切り替えて次のステップに進みます。
STEP2:課題を見つけ、スキルアップを目指す
「気持ちを切り替えて」とはいうものの、そのまま何の対策もせずに次の案件に応募したのでは意味がありません。そこで、添削サービスに申し込んでみたり、書きたい媒体の記事を写経をしたりしてスキルアップを目指します。
自分の成長を相手任せにするのではなく、自分で何をするか選択して経験を積むことが自分の成長につながるはずです。また、課題を見つけ、チャレンジすることで、自分が何を大切にしているのか、何にワクワクするのかが見えてくると信じています。
仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?

ライターの仕事をしていなかったら出会えなかったであろう人と仕事をするときや、業務の内容を深く知ることにいつも心が躍ります。そして、ワクワクしたやる気で満ち溢れてきます。
特にインタビュー記事を書く際は、音源を聞いているだけで私の好奇心の細胞が、ビリビリと刺激を受けているかのような感覚になります。
今の私の技術では、この感動を読者に伝えきれていないのが悔しいところです。わかりやすく、読者の頭の片隅に残るような文章を届けられるようになりたいです。
ライターとしての目標や、やりたいことがあったら教えてください
先ほどお伝えしたとおり、私は保育士として勤務した経験がありますが、実は現場に居続けることができず、後悔しています。
保育士時代に抱いていた「困っている保護者の方の力になりたい」という気持ちは今も変わりません。保育士だった経験を活かし、例えばライターとしてなど、現場とは違ったアプローチで保護者の方々を助けられるような存在になりたいです。
冒頭で書いたように私のモットーは「現在の私が過去の自分を救うように生きる」ことです。保育士を辞めたことを後悔しないこと、誰かの役に立てるような道筋を見つけることを諦めません。
これまで、保育士の仕事だけに限らず私はさまざまな環境や職種での経験を積んできました。
苦労しつつもなんとかやってこられたので、自分のあらゆる可能性を否定せずに今後も取材記事や写真撮影など、できることには全部チャレンジしていきたいです。
この記事を書いたライター

田中いずみ
元保育士の副業ライターです。「この世はグラデーションでできていて、美しい」と本気で思っています。製造業や接客業での転職経験と多数の資格を活かし、読んでいてホッと安心できる文章をお届けすることを目指しています。自宅でひとりの時間...